新型コロナウイルスの蔓延によって、テレワークを取り入れる企業が増えたこともあり、自宅にいながらもオフィス環境と変わらない状態で働けるように、Web会議システムやタスク管理ツールなど、様々なITツールが登場しています。
このような環境下で、注目が集まっているのが「メタバース」です。
メタバースについて、どのような仕組みなのか、どうやって始めるのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、メタバースについて、概要や始め方などを解説しますので参考にしてください。
メタバースとは
メタバースとは、インターネット上に存在する仮想空間のことを指し、「meta（高次・超越）」と「universe（宇宙・銀河）」を組み合わせた造語です。
インターネット上に構築された3次元空間で、アバターと呼ばれる自分自身の分身を操作して他人とコミュニケーションを取ったり、ビジネスを行うことができます。
メタバースは、現実空間に近い空間で活動することができ、アバターを介して他人と話したり、オフィスに出社して会議を行うなど、現実世界に近い社会生活送ることができる点に特徴があります。
メタバースという言葉が日本で聞かれるようになったのは、最近のことですが、その先がけとも言える3次元仮想空間の「Second Life」自体は2003年ごろから登場しています。
仮想空間を利用した売買取引や他社との交流自体は2000年代から始まっているのです。
メタバースはVRと違う？
メタバースと聞くと、VRのことだと思ってしまう人も多いことでしょう。
しかし、メタバースとVRは別のもので、メタバースが3次元仮想空間であるのに対し、VRは仮想空間を楽しむためのデバイスのことを指します。
メタバースを、より臨場感を持って楽しめるようになった大きな要因として、VR技術の進歩が挙げられます。
メタバースサービスの利用方法
メタバースサービスを始めるには、以下のステップを踏みます。
- 仮想通貨取引所に口座を開設
- ウォレットへ送金
- メタバースサービスを利用する
メタバースサービスでは、仮想通貨を利用するケースが多いため、初めに仮想通貨取引所で口座を開設します。
サービスによって利用できる仮想通貨は異なりますが、マイナーな通貨を利用しているサービスは少ないため、大手取引所に登録しておくのが無難です。
仮想通貨の口座を開設した後は、ウォレットへ送金します。ウォレットとは、仮想通貨サービスやメタバース内で入手した資産を保管しておく場所のことを指します。
ウォレットは、仮想通貨を取り扱う上では欠かせないもので、手軽なものではGoogle Chromeの拡張機能で入手可能なものもあります。
ウォレットの登録後、メタバースサービスに登録、自身の分身となるアバターを作成すれば準備は完了です。
メタバースサービスを利用する際の注意点
初期コストがかかる
メタバースは、サービスに登録すればすぐに始めることができるというものではなく、アバターをスムーズに操作するための高いスペックを持ったPCが必要となります。
また、VRゴーグルなどの専用機材があった方がより仮想空間を楽しむことができるため、PCの購入費用も含めて30万円前後の費用がかかると考えておくと良いでしょう。
セキュリティ対策が必要不可欠
メタバースサービスは仮想通貨を取り扱うため、パスワードや秘密鍵といった個人情報の紛失や流出に注意する必要があります。
万が一、パスワードなどの流出があると、ウォレット内の仮想通貨を失ってしまう場合もあるためセキュリティ対策は欠かすことができません。
具体的には、仮想通貨ウォレットの2段階セキュリティを設定したり、パスワードを定期的に変更したり、怪しいメールのリンクはクリックしないといった対策が有効です。
メタバースは今後も活用が広がる
メタバースについて、概要や始め方などについて解説しました。
メタバースは、仮想空間を利用して、現実世界と近い環境でビジネスができるため、今後も幅広い分野で取り入れられるでしょう。
今後のメタバースの動向について、ますます目が離せません。
30～50代経営者の73%がメタバースという言葉を知っていると回答。メタバースを正しく理解しているのは28%【メタバースに関するアンケート】
調査概要
対象者:全国の30歳〜59歳の男女/経営者・役員
サンプル数:300人
居住地:宮城県,東京都,愛知県,大阪府,福岡県
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2023年2月15日
調査メディア: STRATE[ストラテ]：https://strate.biz/
【質問：メタバースという言葉の意味を知っていますか？】
質問に対しての回答選択肢は以下
1.知らない
2.知っているが、正しく意味を理解していない
3.知っており、正しく意味を理解している
30代〜50代の男女を対象とした「メタバースという言葉の意味を知っていますか？」というアンケートで最も多かった回答は「知っているが、正しく意味を理解していない」で45%でした。
次いで多かったのが「知っており、正しく意味を理解している」と回答した方の28%。「知らない」という回答が27%で、メタバースという言葉を知っていると回答した方は全体の7割以上に及びました。
【メタバースという言葉を知っており、正しく意味を理解していると回答した割合は40代が最多。50代経営者の約1.3倍】
メタバースという言葉を知っており、正しく意味を理解していると回答した割合を年代別でみてみますと、40代が最も高く32.35%、次いで30代が26.47%、50代は25%という結果になりました。
40代経営者の3割以上の方がメタバースという言葉を知っており、正しく意味を理解していることが分かりました。
■ ご取材、データ引用等可能です。
·STRATE[ストラテ]への取材、コメント
·本発表データの引用
その他事項に関しても調整可能です。下記、お問い合わせまでお願いいたします。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社SheepDog メディア担当
メールアドレス：[email protected]
