タイパとは?注目される背景や意識される理由を解説

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Z世代を中心に、「タイパ」という言葉が多く使われるようになりました。

Z世代だけでなく、今後ますます重要視されるタイパという概念について、意味や注目されるようになった背景など、幅広く解説しますので参考にしてください。

タイパとは

タイパとは、タイムパフォーマンスの略で、時間対効果と訳すことができます。

費用対効果という意味で広く使われているコスパ(コストパフォーマンス)の対義語と言えるでしょう。

タイパは、コスパと反対に、かけた時間に対する効果や満足度を重視する考え方で、Z世代を中心にタイパを重視する傾向が広まっています。

短い時間で高い満足感や効果が得られた場合、「タイパが高い」と表現することができ、ビジネスからプライベートまで、幅広いシーンにおいてタイパをベースに考えることができます。

タイパが注目されるようになった背景

タイパという概念が注目されるようになった背景として、デジタルコンテンツの急速な普及があげられます。

スマートフォンやPCといったデジタル技術が発展したことにより、動画や音楽、ニュースなど幅広い情報を手元の端末操作だけで簡単に収集できるようになりました。

膨大な情報の中から、「如何に時間を有効的に使って、効率的に情報を収集するか」と考える人が増えたこと、情報処理をスピーディーに行い、余剰時間を生み出したいと考える人が増えたことから、タイパという考え方が自然と広まることになったのです。

例えば、NetflixやAmazonプライムビデオで配信されている映画やドラマをながら見(別の作業をしながら映像を流すこと)したり、YouTubeなどの動画配信サービスで倍速視聴する行為、これもタイパを意識した行動と言えるでしょう。

また、ネタバレ動画やネタバレ記事を見たり、SNSで事前に作品内容や評価を調べる行為もタイパを重視しているが故の行動と言えます。

Z世代はなぜタイパを好むのか

なぜZ世代、若者層を中心にタイパという考え方が好まれるようになったのか。

以下の要因が関係していると考えられます。

時間を重視する考え方の人が増えた

Z世代がタイパを意識するようになった背景として、時間を有効的に使いたいと考える人が増えたことが大きな要因として考えられます。

生まれながらにデジタルコンテンツがあふれているZ世代は、時間を主体的に選択したいと考える傾向にあると言われています。

自分が良いと思ったことに多くの時間を使いたいと考える人が増えたことで、働き方や消費行動にもタイパが意識されるようになったのです。

動画、音楽、メディアコンテンツなど、膨大なデジタルコンテンツがある中で、自分にとって価値ある情報を取捨選択を取り入れるためには、タイパを意識した行動が必然となります。

価値観の変化

身の回りにデジタルコンテンツが溢れているZ世代は、価値観においても変化が生じています。

例えば、団塊世代などでは、遅くまで残って仕事をすることは、仕事を頑張っていると評価されていましたが、多くの業務で効率化やコスト削減が課題となる現代では、如何に短い時間で効率的に成果を出すかが重要です。

仕事は早く終わらせ、余剰時間をプライペートに使うためにはタイパを意識する必要があるため、働き方における価値観の変化からタイパを好む人が増えたと考えられます。

タイパを理解してビジネスに活用しよう

タイパ、タイムパフォーマンスについて概要や注目されるようになった背景を解説しました。

タイパは、時間効率を重視するZ世代においては、好まれる考え方で、タイパを踏まえたマーケティングに取り組んでいる企業も増えています。

タイパを意識した働き方が今後ますます注目されることが予想されるため、現状業務の見直しやタイパを高めるためにタスク優先度をつけると良いでしょう。

10~50代男女の約67%がタイパという言葉を知らないと回答。日常的に使用しているのは6.7%【タイパに関するアンケート】

株式会社SheepDog(東京都品川区)が運営する、ITツール比較サイト・STRATE[ストラテ]は、2023年2月に『タイパに関するアンケート』を行いました。

調査概要

対象者:全国の15歳〜59歳の男女

サンプル数:300人

居住地:宮城県,東京都,愛知県,大阪府,福岡県

調査方法:ネットリサーチ

アンケート実施日:2023年2月8日

調査メディア: STRATE[ストラテ]:https://strate.biz/

【質問:タイパという言葉を知っていますか?】

質問に対しての回答選択肢は以下

1.知らない

2.知っているが、日常的には使わない

3.知っていて、日常的に使っている

 

 

10代〜50代の男女を対象とした「タイパという言葉を知っていますか?」というアンケートで最も多かった回答は「知らない」で66.67%でした。

次いで多かったのが知っているが、日常的には使わないと回答した方の26.67%知っていて、日常的に使っているという回答が6.66%で、タイパという言葉を知らないと回答した方は全体の7割ほどに及びました。

 

【タイパという言葉を知っていて、日常的に使っている割合は20代が最も高く、約14%】

 

タイパという言葉を知っていて、日常的に使っていると回答した割合を年代別でみてみますと、20代が最も多く13.33%、次いで40代と10代が10%という結果になりました。

20代男女の2割近い方がタイパという言葉を知っていて、日常的に使っていることが分かりました。

 

【タイパという言葉を知らないと回答した割合は40代男性が80%と最も高く。20代男性の1.7倍】

 

タイパという言葉を知らないと回答した割合を年代×男女別でみてみますと、40代男性が最も高く80%、次いで10代女性と50代男性の73.33%、20代男性は46.67%に及びました。

40代男性の実に8割の方がタイパという言葉を知らないことが分かりました。

 

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【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社SheepDog メディア担当
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