パラダイムシフトとは?概要や加速の背景を解説

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昨今、ビジネスシーンで耳にする、「パラダイムシフト」という言葉を耳にするようになりました。

言葉の意味について、あまり詳しく把握されていない方もおられるはずです。

今回は、その「パラダイムシフト」の意味や具体例などについて解説したいと思います。

パラダイムシフトとは

ビジネスシーンにおいてのパラダイムシフトとは、これまでのアプローチをアップデートし、変容をもたらすことです。

例えば、

  • オフィス業務から、リモートワークに切り替える
  • これまで現金がメインだった決済に、電子マネーやバーコード決済などを取り入れる
  • サービスを買い切り型からサブスクリプションでの提供に変更する
  • サービスのPRに芸能人やインフルエンサーを起用する

などが挙げられます。

パラダイムシフト加速の背景とは?

近年のビジネスシーンにおけるパラダイムシフトの加速は、主に以下の要因が考えられます。

IT技術の発展

現在は、インターネットを利用すれば、閲覧したいWEBサイトにすぐアクセスすることが可能です。

インターネットの高速化により、アプリやデータのダウンロードも非常にスムーズに行うことができます。

また、アプリを使用して離れた場所の鍵の解錠・施錠が行えたり、電気の点灯・消灯ができたりなど、IoTの分野も飛躍的に進化しました。

加えてソフトウエアを介すことなく、インターネットのみで使用できるクラウドサービスの発展も目覚ましいものがあります。

生活やビジネスを便利にする、ありとあらゆるIT技術の登場は、パラダイムシフトが盛んになる大きな利用です。

新型コロナウイルスへの対策

新型コロナウイルスの流行により、人との接触・外出などが制限されているわけですが、ビジネスを展開する上では、接触機会を最低限に減らしながら、売り上げの向上を目指さなくてはなりません。

例えば飲食店においては、人同士の接触を減らしつつ売り上げの維持・向上を目指すには、テイクアウトサービスの導入が効果的でしょう。

このような変容も、立派なパラダイムシフトへの対応と言えます。

商品・サービスの売買方法の選択肢増加

2023年現在、国民の8割以上がインターネットを利用していると言われています。

先の項目と重複しますが、インターネットの普及は、情報の伝達や取得を高速で行えるようになり、また商品・サービスを販売する場合でも、実店舗不要でオンラインショップで簡単に行うことができるようになりました。

商品・サービスの売買方法の選択肢が増加したことも、パラダイムシフトの加速と無関係ではありません。

パラダイムシフトの例

パラダイムシフトへの対応の具体的な例としては、主に以下のようなことが考えられます。

最新技術を導入する

ITの浸透による仕事や生活の改善を、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」と呼びます。

店舗運営を例にあげても、あらゆるDX化を検討することができます。

例えば、

  • 手書きの帳簿を会計ソフトの利用へ
  • 手書きの伝票をタブレットによるオーダーエントリーシステムへ
  • 手書きの請求書のファックス送信をクラウド請求書でのメールへ

これまで手書きがメインだった作業をPC・タブレットなどの端末でのやりとりに切り替えれば、作業効率は大いに向上するはずです。

また、データの保存もクラウド上で行えば、管理する手間とスペースの削減も実現できます。

ネットショップを立ち上げる

先述した通り、昨今ではオンラインショップによる商品・サービスの提供が簡単に行えるようになりました。

国民の8割以上がインターネットを利用していることを背景に考えれば、オンラインショップを活用することで、より広い層に自社の商品・サービスを提供できる可能性が広がると言って過言ではありません。

無料で始められるオンラインショップサービスも多いため、導入する際に負担がかからないのも魅力の一つです。

勤務体系を柔軟に変化させる

業務内容がPCとネット回線さえあれば成立するものである場合、リモートワークに切り替えるのも業績に好影響をもたらす可能性があります。

事務所の賃料・光熱費などのコストをカットできる上、通勤がなくなり時間を有効利用できたり、業務効率が向上したりなど、あらゆるメリットを期待できます。

zoomなどオンライン会議システムを利用することで、ミーティングもスムーズに行えますが、週に1回チームで実際に顔を合わせる機会を設けたい場合などは、コワーキングスペースを利用するのも一つの手段です。

サブスクリプションモデルを導入する

冒頭でも述べましたが、今提供している商品を定額制にする、すなわち「サブスクリプションモデル」を導入することも状況によっては有効でしょう。

食材の定期便・洋服の定額レンタルサービスなど、あらゆる業界においてサブスクリプションモデルは浸透しつつあります。

自社の商品・サービスにサブスクリプションモデルの導入が可能であれば、安定的に収入を獲得できる手段になるはずです。

まとめ

以上、ビジネスシーンにおける「パラダイムシフト」について解説いたしました。

適切なパラダイムシフトへの対応は、ビジネスをより加速させるきっかけになり得ます。

自社が展開する商品・サービスをパラダイムシフトへ対応させ、より成長を遂げたいとお考えの企業の方は、ぜひこの記事を参考になさってみてください。

30~50代経営者の39%がパラダイムシフトという言葉を知っていると回答。パラダイムシフトを正しく理解しているのは18%【パラダイムシフトに関するアンケート】

株式会社SheepDog(東京都品川区)が運営する、ITツール比較サイト・STRATE[ストラテ]は、2023年3月に『パラダイムシフトに関するアンケート』を行いました。

調査概要

対象者:全国の30歳〜59歳の男女/経営者・役員

サンプル数:300人

居住地:宮城県,東京都,愛知県,大阪府,福岡県

調査方法:ネットリサーチ

アンケート実施日:2023年3月22日

調査メディア: STRATE[ストラテ]:https://strate.biz/

【質問:パラダイムシフトという言葉の意味を理解していますか?】

質問に対しての回答選択肢は以下

1.知らない
2.知っているが、正しく意味を理解していない
3.知っており、正しく意味を理解している

 

 

30代〜50代の男女を対象とした「パラダイムシフトという言葉の意味を理解していますか?」というアンケートで最も多かった回答は「知らない」で61%でした。

次いで多かったのが知っているが、正しく意味を理解していないと回答した方の21%知っており、正しく意味を理解しているという回答が18%で、パラダイムシフトという言葉を知っていると回答した方は全体の6割に及びました。

 

【パラダイムシフトを知っているが、正しく意味を理解していないと回答した割合は40代が最も高く、23.53%】

 

パラダイムシフトを知っているが、正しく意味を理解していないと回答した割合を年代別でみてみますと、40代が最も高く23.53%、次いで30代が20.59%、50代は18.75%という結果になりました。

40代経営者の2割以上の方がパラダイムシフトを知っているが、正しく意味を理解していないことが分かりました。

 

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【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社SheepDog メディア担当
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