Web3とは?注目されている理由やメリットについて解説

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「NFT」や「メタバース」と共に注目されるようになった「Web3」という言葉。

まだまだ新しい概念のため、どのようなものなのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。

本記事では、Web3について、概要や注目されるようになった背景、メリットなどを解説しますので参考にしてください。

Web3とは

Web3とは、分散型インターネットのことを指し、ブロックチェーン技術を使用した情報の分散管理が可能という点に特徴があります。

これまでは、GoogleやAmazon、AppleなどのいわゆるGAFAMのような世界的大企業がインターネット上の個人情報を独占している状態にあり、情報の発信者と閲覧者が固定されていました。これがWeb1.0の状態です。

その後、SNSの普及によって、情報発信者と閲覧者双方でのコミュニケーションが可能となるWeb2.0が到来しました。そして、今注目されているのが、巨大企業のプラットフォームに依存しない新しいインターネットの在り方を示すWeb3.0なのです。

Web3では、誰でも情報の管理ができるブロックチェーン技術を活用していることから、個人間での自由なやり取りを行うことができます。

Web3が注目されるようになった理由

Web3が注目されるようになった理由としては、それ以前のWeb2までの時代において、GoogleやAppleといった巨大企業による個人情報の管理に対する疑念や、ブロックチェーン技術が発達したことが要因として挙げられます。

また、仮想通貨の普及やNFTの登場もWeb3が注目されるようになった理由でしょう。

これまでのWeb2時代では、世界的な巨大企業がユーザーの情報を独占し、ユーザーの好みに合わせたプロモーションを行い、力を強めていました。

グローバルに影響力を強めた中央集権的な情報権力から、個人が自由に情報を管理できる状態を目指し、Web3に注目が集まるようになったのです。

Web3のメリット

個人情報漏洩のリスクが低い

Web3はブロックチェーン技術を活用していると前述しましたが、ブロックチェーン技術は透明性が高いという特徴があるため、不正なアクセスや個人情報の漏洩リスクが低いというメリットがあります。

これまでのWeb2時代のサービスでは、サービスの利用に個人情報を登録しなければいけないものも多く、個人情報の管理をサービス運営会社所有のサーバで行う必要がありました。

そのため、外部からハッキングを受けたり、内部からの不正操作などによって情報が流出するリスクを含んでいました。

Web3のサービスでは、サービス運営側のサーバに個人情報を登録する必要がないため、個人情報の漏洩リスクが非常に低い点が優れています。

ブロックチェーン技術を取り入れ、分散型のシステムとなっているため、データの改ざんに強い点もメリットです。

情報の独占・集権を防ぐ

Web3のサービスを利用することで、情報の独占や集権を防ぐことができます。

これまでは、サービス利用時に個人情報を登録することで、ユーザーが意識していないところで個人情報を活用したマーケティングやアプローチを行うことが当たり前となっていました。

自ずと、AmazonやGoogle、Instagramなど世界的に利用者の多いサービスを運営する企業は、情報を独占することになってしまい、この点に課題がありました。

Web3のサービスでは、ブロックチェーン技術が採用されているため、個人情報が特定のプラットフォームに集約されることがなく、個人が主体的に自分の情報を活用できるようになります。

また、Web3のサービスは、管理者が不要なサービスもあり、プログラミングされた通りに動いてくれるため、プログラミングを変更する場合以外は、基本的にメンテナンスの必要がないため、サービスの安定化が図れる点もメリットです。

Web3サービスは今後さらに広まっていく

Web3について、特徴やメリットなどを紹介しました。

これまでのWeb2時代のサービスで懸念されていた情報の集権や、情報漏洩リスクなどをブロックチェーン技術の活用によって解消できるWeb3サービスは、今後も多く登場するでしょう。

30~50代経営者の39%がweb3.0という言葉を知っていると回答。web3.0を正しく理解しているのは14%【web3.0に関するアンケート】

株式会社SheepDog(東京都品川区)が運営する、ITツール比較サイト・STRATE[ストラテ]は、2023年2月に『web3.0に関するアンケート』を行いました。

調査概要

対象者:全国の30歳〜59歳の男女/経営者・役員

サンプル数:300人

居住地:宮城県,東京都,愛知県,大阪府,福岡県

調査方法:ネットリサーチ

アンケート実施日:2023年2月15日

調査メディア: STRATE[ストラテ]:https://strate.biz/

【質問:web3.0という言葉の意味を知っていますか?】

質問に対しての回答選択肢は以下

1.知らない
2.知っているが、正しく意味を理解していない
3.知っており、正しく意味を理解している

 

 

30代〜50代の男女を対象とした「web3.0という言葉の意味を知っていますか?」というアンケートで最も多かった回答は「知らない」で61%でした。

次いで多かったのが知っているが、正しく意味を理解していないと回答した方の25%知っており、正しく意味を理解しているという回答が14%で、web3.0という言葉を知っていると回答した方は全体の4割に及びました。

 

【web3.0という言葉を知っており、正しく意味を理解していると回答した割合は30代が最も高く、50代経営者の約2倍】

 

web3.0という言葉を知っており、正しく意味を理解していると回答した割合を年代別でみてみますと、30代が最も高く17.65%、次いで40代が14.71%、50代は9.38%という結果になりました。

30代経営者の2割弱の方がweb3.0という言葉を知っており、正しく意味を理解していることが分かりました。

 

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株式会社SheepDog メディア担当
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