タピオカの次に流行るのはレモネードか?店舗数も増え、検索数も爆増しているが…!?

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2019年は日本各地でタピオカ専門店が多数できるなど、空前のタピオカブームだったことは誰もが知っていることでしょう。

しかし、最近ではタピオカに次いで、ある飲み物がもの凄い勢いで日本国内を席巻しています。そのブームを起こしている飲み物がレモネードです。

レモネード自体は決して目新しい飲み物ではありませんが、最近になって幅広い年齢層の方々から急激的に支持を受け始めています。

本稿では、レモネードがどれほどの勢いで人気が高まっているか、及びレモネードがタピオカに次ぐほどの勢いがある理由について解説していきます。

レネモードの勢いが止まらない!

この1年半で約9倍に!国内各地にレモネード専門店が増えている

レモネードがどのくらい流行っているのか、まずは数字で見ていきましょう。

レモネードブームの先駆者とも言えるレモネード専門店、『レモネード by レモニカ』2019年~2020年の間で急速にフランチャイズ加盟店を増やし、2019年1月時点の国内5店舗から、2020年10月現在で国内43店舗にまで増加しています。(※調査:2020年10月8日) 

新型コロナウイルスの影響で店舗拡大目標値を下方修正したものの、2021年までには100店舗を目指すとしているほどです。実際に、『レモネード by レモニカ渋谷店』の開店日には行列ができるほどでした。

コンビニやスターバックスでもレモネードを販売開始

また、最近の動向としては、ローソンやセブンイレブンをはじめとしたコンビニエンスストアで、森永乳業とコラボしたチルドカップ飲料を販売開始しました。

さらに、ケンタッキーフライドチキンやマクドナルドなどのファーストフード店でもレモネードを販売しはじめたり、スターバックスではコラボ商品を販売するなど注目度が日に日に高まっています。

畑違いの市場でもレモネードコラボを開始

生活雑貨の専門店の「LOFT(ロフト)」が『レモネードbyレモニカ』とコラボをし、レモネード関連商品を発売。

ボートやマグカップ、ノートやルーラー、ファイルやキーホルダーなど全32種類のオリジナル文具が店頭で販売されています。遂に、畑の違う市場でもレモネードブームが影響し始めているのです。

インスタ映えが流行りに拍車を掛けている?

空前のタピオカブームに拍車を掛けたのはInstagram(インスタグラム)、いわゆる『インスタ映え』だとも言われておりますが、レモネードも同様にインスタグラムと非常に相性が良いと言えます。

それもそのはず、インスグラムにおける『#レモネード』のハッシュタグ数は33万件超えを記録しており、関連ワードを含めると40万件近くのハッシュタグ数が確認できます。

また、上述した『レモネード by レモニカ』の公式アカウントのフォロワー数は増え続け、写真投稿もインスタ映えを意識しているのが分かります。

レモネード関連検索数の増加やGoogle Trends(トレンド検索)のスパイク

レモネード専門店の数が急増したことは上述しましたが、レモネードの人気の高まりを裏付ける数字を更に見ていきましょう。

Googleが提供する『Google Trends』というGoogle検索数に応じて対象キーワードのトレンドを知ることができるツールによると、、2020年10月の検索数は2019年10月と比較しておおよそ2倍ほど多くなっているのが分かります。

※Google Trends調査

また、2019年9月と2020年8月のユーザーが実際の検索を行った実数(検索ボリューム)を比較したことろ、『レモネード』の検索数が約2.5倍ほど上昇していることも確認できました。

※Google調査

ちなみに、『レモネード by レモニカ』の略称「レモニカ」においては多い時で昨年の4倍も検索ボリュームが増加しているのも下の図で分かります。

※Google調査

興味深いポイントしては、冬になると「レモネード」の検索ボリュームが増えることです

タピオカには冬を乗り切るための施策、「ホットタピオカ」がありますが、思ったような軌道に乗せることができずに冬の売上で苦しみ閉店した店舗も増えました。

しかし、レモネードの場合は少なからず「ホットレモネード」の文化も昔から根付いており、冬でも需要が落ちずに春夏秋冬客足が途絶えないのも魅力の一つです。

タピオカの次にレモネード…どこまで来るか!?

以上、いくつかの観点からレモネードブームの兆しについて述べてきましたが、果たしてタピオカほどのブームになり得るでしょうか?

筆者個人の見解としては、『タピオカほどの大ブームにはならないが、ある程度流行る』と予測します。

タピオカは、その見た目の奇抜さ、物珍しさから、トレンドに敏いF0層(13歳〜19歳の女性)、F1層(20歳〜34歳の女性)に、上述の『インスタ映え』を目的に爆発的に広がり、マスメディアでピックアップされたことで、さらに注目を集めるというサイクルで大ブームになりました。

一方でレモネードは、親しみやすくはありますが、タピオカほどのインパクトがあるとは言えず、果たしてタピオカほど「映えるか?」と問われると、そこまでの見た目のパワーがあるとは言えないと思われます。

本稿をご覧の皆様は、どのように予測されますでしょうか?

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