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よくITに携わっている方や広告を運用する方は、どこかでクエリという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
いまいち意味をわかっているようなわかっていない方もいるでしょう。
こちらではクエリについての具体例や広告運用で使う検索クエリについて解説していきます。
クエリとは?クエリの意味、どんなときに使われるものか解説
クエリというのは、IT用語で使用される場合データベースで検索を行う際の命令のことを言います。
このデータがほしいと思ったときに、データベースへそのほしい情報を命令することで中にあるものから適切なものを抽出し表示してくれます。
ほかにも、もういらないと思うデータがあるときにも削除の依頼ができますし、更新の処理も命令可能です。
さまざまなデータが入っているため自分の見たいものを一から探すのは大変ですが、管理システムへ命令すればピッタリなものを探してくれるため便利です。
日本語でのニュアンス
IT用語としては命令をしてほしいデータを探してもらうイメージですが、日本語にすると問い合わせという意味にもなります。
強めな命令という感じではなく、質問や疑問を聞いてみるというようなイメージです。
ビジネスにおけるクエリの具体例
実際にクエリをビジネスで使用する場合、どのように使用しているのか具体例を紹介していきます。
販売の結果を見たいとき
顧客が買い物したものをコード別に金額を確かめたい、何日に買ったのかを知りたい場合もデータベースへ見たいと命令することで表示されます。
この場合まずは顧客コード順にデータが並び、その後売り上げ日付の順番に変えていきます。
1つの情報を抽出するように命令するだけでなく、複数の調べたいことがあったときにも順番に命令してほしいデータを探すことが可能です。
複数調べたいものがある場合、優先したいものから順番に調べていきましょう。
売上の一覧を見たい時
企業にとって売上は大変重要な項目となりますが、売上伝票をすべて開いて表示させます。
クエリとして表示したいものを選び、売上の一覧を表示させることも可能です。
大量のデータの中から自分たちで探し出すのは大変ですが、見たい売上げの一覧を把握したいときにもデータベースに命令をすれば一発で見たい部分だけ確認できます。
クエリを上手に活用すれば、仕事でも効率良く行えます。
WEB業界でよく耳にする「検索クエリ」について
検索クエリというのは、普段ネットで調べものをしたいときに利用している検索ワードのことです。
何かについて知りたいけれどもわからないというときには、ネットで調べると簡単に答えが出てきます。
入力するのは1つの単語や複数の単語を、スペースを空けて検索する場合もあるでしょう。
この単語を入力すれば出てくるのではないかという関連する語句やダイレクトに関係する言葉を入力して検索をすることでもあります。
トランザクショナルクエリ
トランザクショナルクエリというのは、ほしいものがあったときにすでに購入をしようと思って検索される場合に使います。
たとえば鉛筆や消しゴムがほしいと思っているときに、そのまま「鉛筆」と入力して検索する場合などです。
インフォメーショナルクエリ
何か情報を知りたいと思ったときに入力するクエリをインフォメーショナルクエリと言います。
まだ知らないサイトを調べたい、語句について意味を知りたいという場合に利用します。
自分が入力した語句に関連したサイトが表示されたら、そこからより自分の探していたものに近いものを見つけて情報を閲覧可能です。
ナビゲーショナルクエリ
普段から知っている気になっていて見たことがあるような、事前にこのサイトを見たいと思ってダイレクトに検索するためのクエリをナビゲーショナルクエリと言います。
いつも利用しているショップの名前などを、そのまま入力します。
似ているキーワードとは別ものか
よく検索バーにキーワードを入力して調べるといった言い方もしますが、なんだか検索クエリに似ていると感じた方もいるでしょう。
確かに似た部分もありますが、検索クエリはあくまでユーザーが検索したい語句を入力して調べる方法で特定された意味になります。
それよりもキーワードというのは、検索エンジンと断定的ではなく疑問に思った時調べる際に利用される言葉です。
キーワードの方が意味合いとして、より幅が広くさまざまな場所で使える言葉でもあります。
広告運用と検索クエリとの関係性とは?
より自社の広告の結果を出したいと思ったときに、検索クエリは大変役立ちます。
どのような関係があるのか、こちらで詳しく説明していきます。
ユーザーがどんなことを知りたいと思っているかがわかる
売上を上げたいと思ったときには、ユーザーが思っていることにヒットしないとなかなか難しいものです。
せっかく立派なサイトを作っても、検索され表示までに至りません。
検索クエリでどんな語句を入力しているか調べることによって、それに合わせたキーワード設定ができます。
企業としては○○という言葉が入力され検索されていると思っていたのに、検索クエリをチェックしたら●●という言葉で調べている方が多かったなどとわかります。
リスティング設定もしやすくなる
ユーザーがどんな語句を入力して検索するのかがわかると、連動して広告を打ち出すリスティングの設定も非常にしやすくなります。
改善ができればユーザーが調べた語句に対し連動して広告が打ち出せ、興味を持ってクリックしてもらえる可能性が広がるのです。
これまで自社を知らなかった人からのクリックがあり、興味を持って最後購入に至るケースもあるため期待できます。
検索クエリをどう使うと効果的か
よりユーザーに広告表示をしたい場合、まずまったく関係のないキーワードにヒットしないように除外キーワードを追加します。
まったく興味を持ってくれそうにないユーザーへ表示をしても、無駄な広告となって終わってしまいます。
逆に売上につながるようなキーワードがあるときには、追加をしましょう。
これでまた広告を見て、購入まで至るユーザーを増やすことができます。
エクセル、Accessにおけるクエリの意味とは
エクセルやAccessではさまざまなデータを大量に保存できるため、その中から命令をしてほしい情報を探し出して表示できます。
データベースから情報を欲しい部分だけ命令して抜き取り確認できるという意味で、クエリという言葉がよく利用されています。
エクセルでもクエリを使えば楽に探せる
企業ではエクセルやワードを利用する機会も多いと思いますが、エクセルでもクエリが利用できて大変便利です。
エクセルにさまざまなデータが入っている場合、メニューから新しいクエリを押し自分の見たかったデータを確認編集ができます。
その後、読み込みを行えば、新しいデータも一緒に保存可能です。
正しいクエリの意味を理解して集客効果を高めよう
クエリの意味はIT企業においてやユーザーが調べる検索においての意味などがあり、はじめはよくわからないと感じてしまうでしょう。
しかし、どちらも調べたいものを命令するというような意味合いで使われています。
IT企業ではデータベースへ、ユーザーは検索する際に調べたいものを入力して見たいものだけを大量にあるデータの中から探して確認します。
ほかにもエクセルやAccessでもクエリという言葉を使う機会はあるため、一緒に覚えておきましょう。