本記事では、Web計測・解析についてQ&A方式で解説しております。
Web計測・解析についてよくある疑問
A.
【UU】
UUはユニークユーザー数の略称で、一定の期間に訪問したユーザー数のことをさします。
計測期間内なら同じユーザーが繰り返し訪問しても、カウントは「1UU」です。
そのため新規のユーザーが多いサイトのほうが、UUがあがりやすい傾向があります。
【PV数】
PV(ページビュー)数はユーザーがページを閲覧した回数です。
サイト全体や特定のページが、どのくらい閲覧されたか確認できます。
ユーザー数に関係なく、ページのアクセスをすべてカウントするのが特徴です。
【セッション数】
アクセス解析におけるセッション数は、特定の期間内にユーザーがWebサイトを訪問した回数を指します。
ユーザーが訪問してから離脱するまでを「1セッション」として計測。
複数のページを閲覧した場合でも、セッション数は「1」とカウントされます。
【直帰率・離脱率】
直帰率は、セッションのうち1ページしか閲覧せずにWebサイトから離れた割合です。
通販サイトやブログなど、1ページで目的が達成できるWebサイトなら直帰率が高くてもあまり問題はありません。
ただし、入り口としての役割があるページの直帰率の高い場合は注意が必要です。
また、離脱率は対象ページのうち、そのページで閲覧を終えたセッションの割合をさします。
申し込みや商品購入が完了するページの離脱率は高くても問題ありません。
一方で申し込みや商品購入ページの手前での離脱率が高いと成約に結びつかないので、注意しましょう。
【CVR】
CVR(コンバージョンレート)とは、Webサイトの訪問者のうち、成果にいたった割合のことです。
たとえば申し込みや商品購入、広告のクリックなどが目的としてあげられます。
Webサイトを運営するなら、何をコンバージョンとするか目標を決めておくことが重要です。
Q.Webサイトのアクセス解析で分析するべき指標は?
A.
【流入経路】
どのような経路でWebサイトにたどり着いたかをチェックします。
たとえば検索エンジンからの「自然検索流入」や、SNSからの「SNS流入」が、流入経路としてあげられるでしょう。
ほかには広告や他のWebサイト、直接流入(ブックマークや履歴)などもあります。
【ユーザー情報】
Webサイトを訪問したユーザーの属性や特徴を表す指標です。
年齢や性別、地域、使用ブラウザなどがあげられます。
Web解析でのユーザー情報により、ターゲットとしたユーザーと差がないかチェックできるでしょう。
【ユーザー行動】
Webサイトを訪問したユーザーの行動を指します。
滞在時間や直帰率、離脱率、ページのクリック数などが指標としてあげられるでしょう。
ユーザー行動を洗い出すことで、Webサイトで改善すべき点が見えてきます。
Q.Web解析や指標改善におすすめのツールは?
A.
【Googleアナリティクス】
Googleが提供する無料のアクセス解析ツールです。
多くの機能が備わっており、基本的な指標をトータルでチェックできます。
【USERGRAM(ユーザグラム)】
USERGRAM(ユーザグラム)は、ユーザー行動の把握に役立ちます。
AIにより特徴的な行動パターンの自動分類が可能です。
【AIアナリスト】
Googleアナリティクスと連携して使用するツールです。
分析したデータをもとに、レポートの作成やWebサイトの改善案の提案をおこないます。
Q.Webサイトのアクセス解析で見るべき主な指標は?