労務管理システムを導入する事で削減できる業務は?
書類作成に関する業務
通常、健康保険や雇用保険の取得·喪失などの各種手続きでは、人事部門が従業員に所定紙を配布して記入してもらい、それを回収、内容に抜け漏れがないか確認、あるいはそれを役所などへの提出用の書類に転記するという流れなので、時間や手間が多大にかかります。
その中で書類に誤記や間違いがあると差し戻し、訂正後再度チェックすることが必要です。
しかし、システムを使うと従業員自らシステムに入力をするので、人事部門は紙の受け渡しや内容のチェックなどの業務を削減できます。
また、従業員の数が多ければ多いほど負荷は増え、書類の進捗チェックだけでも一苦労ですが、システムがあればそのような確認事項も一目瞭然なので、検索時間を短縮できます。
さらに、一つの場所にある会社だけでも大変ですが、複数の拠点を一括して管理しているような場合には書類の往復にかかる時間も考慮するとより一層大幅な時間を短縮することが可能です。
書類提出に関する業務
労務管理システムを導入すると、書類の提出を電子で完了することが出来ます。
紙のやり取りであれば、都度役所や年金事務所へ出向く必要があり、移動時間にプラスして待ち時間も発生してしまいます。
また、書類に不備があった際にはさらに時間がかかってしまうことも。労務管理システムでは、手続きが電子上の為そのような時間から解放され、また修正もすぐに行うことが可能です。
書類管理業務
書類を紙で保管するのは思いのほか負荷がかかるものです。
無くさない為に整理整頓が必要ですし、そもそも多くの書類を保管する棚等も購入する必要があります。
また、例えば従業員から問い合わせをもらい、書類を探す必要があるときもあるでしょう。大量の紙ファイルから目的の書類を探すのも一苦労という場合も多いものです。
労務管理システムでは、システム上に情報が一元管理されています。保管場所に悩むこともなく、何かあった際にはすぐに書類を見つけることができます。