仕事の進捗状況を管理するために、専用のツールを活用する企業が増えてきています。
そこで、本記事では、多くの企業が導入している進捗管理ソフトのRedmineについて取り上げて、特徴や機能などをご紹介していきます。
Redmineとは
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Redmineは、プロジェクト管理·課題管理ソフトウェアで、オーナーはJean-Philippe Lang氏です。
Ruby on Railsで開発されており、進捗状況の把握や社内の情報共有などに役立てることができます。
Redmineの特徴·機能
Redmineは、オープンソースソフトウェアとなっており、プロジェクト管理や情報共有など、いろいろな機能が搭載されています。
主な機能·特徴については、以下の通りです。
オープンソースソフトウェアなので誰でも利用できる
Redmineの一番の特徴は、オープンソースソフトウェアであることです。
誰でも利用することができ、しかも、料金も一切かかりません。
導入費用を抑えたいと思っている方には、うってつけのプロジェクト管理ツールです。
複数のプロジェクトをWebベースでの管理
Redmineは、プロジェクト管理機能が搭載されています。
Webベースでの管理となるため、複数のプロジェクトの管理や情報共有なども、簡単に行うことができます。
さらに、サブプロジェクトも複数作成することや管理が可能です。
プラグインもいろいろとありカスタマイズできる
プラグインが充実しているのも、Redmineの特徴です。
画面のレイアウト変更、入力項目のテンプレート作成などいろいろなプラグインが揃っていますので、自社に合わせて自由にカスタマイズができます。
SubversionやGitとの連携可能
Redmineは、SubversionやGitなどとも連携が可能なリポジトリも搭載されています。
リポジトリを使うことで、コミット履歴をチェックすることやファイル参照もスムーズに行えるようになります。
Redmineの強み
Redmineの強みは、オープンソースソフトウェアとなっており、無料で利用できることです。
ロードマップ、カレンダー、ガントチャートなどの機能も全部無料なので、コストパフォーマンスが良いのが魅力です。
多言語対応となっていますので、外国人スタッフが多い会社でも導入しやすいという点も、Redmineの強みと言えます。
有料版になりますが、クラウド型のMy Redmineもありますので、状況に応じて使い分けることも可能です。
Redmineの価格·料金プラン
Redmineは、無料で提供されているオープンソースソフトウェアです。
そのため、料金は一切かかりません。
詳細は公式サイトで確認できます。
2020年10月現在/詳細は公式サイトを確認
Redmineの注意点
Redmineの注意点は、サーバーへのインストールが必要となることです。
また、無料で提供されているソフトウェアなので、トラブル発生したときや困ったときにサポートが受けることができません。
サーバーなどITの知識がないと導入しにくい面があるのが、Redmineのデメリットと言えます。
Redmineの導入事例·評判
プロジェクト管理に必要な機能が網羅されている
“チケット、ガントチャート、カレンダーの連動などプロジェクト管理に必要な機能が網羅されている。無料プラグインも活用して、メール問い合わせヘルプデスクをお金をかけずに構築できた。”(株式会社コラブラ様)
無料なのに充実
“チケット管理、プロジェクト管理機能が充実している。プラグインも多数用意されており意図したことが実現できる。”(その他情報システム関連職様)
Redmine導入のメリット
スケジュールを意識したプロジェクト管理が可能に
Redmineはチケットという単位でプロジェクトにおけるタスクの管理が可能になります。
チケットの更新はメールですぐに通知されるのでタスクの処理忘れを防止することができ、スケジュールの遅延を防止することができるようになるメリットが生まれます。
スケジュール管理を可視化できる
Redmineではプロジェクト管理を効率化できるガントチャート機能が搭載されています。
チケットに開始日や納期、進捗率のデータを登録することでガントチャートが自動的に作成され、プロジェクトの全体像を可視化することが可能となります。
ガントチャートはチームで共有することができるので全体像を常に意識しながら仕事を進めることができるようになるのは大きなメリットです。
ナレッジの共有ができるように
RedmineにはWiki機能が搭載されているので、プロジェクトメンバー間で知識を共有することが可能となります。
マニュアル的なものからベテラン社員が蓄積している技術的なノウハウ、打ち合わせ時の簡単なメモなどをWikiに登録していくことで次回以降のプロジェクトにも活用することが可能です。
類似サービスとの比較
Redmineと似たようなとしては、SI Object Browser PMがあります。
SI Object Browser PMは、株式会社システムインテグレータが提供しているプロジェクト管理ツールです。
Redmineと同様に、タスク管理や情報共有などに役立つ機能が色々と搭載されています。
脱Excelをコンセプトにしており、原価、要員、品質などを統合管理できるのが、SI Object Browser PMの特徴です。
SI Object Browser PMの料金プランは、フル機能版とライト版の2種類があり、ライセンス数によって価格が異なります。
クラウド版月額利用料は、ライト版(10ライセンスまで)40,000円です。
Redmineはすべて無料で利用できるので、費用の面だけで比較すれば、Redmineの方が優れていると言えます。
Redmineの導入でプロジェクト管理の効率化を
Redmineを導入すれば、プロジェクトの管理、情報共有がしやすくなり、進捗状況の見える化や効率化が実現できます。
オープンソースソフトウェアなので、どなたでも無料で利用可能という特徴がありますのでコストをかけずに導入したいという方にはおすすめです。
画像·データ出典:Redmine公式サイト