請求書の作成の経験がない方は、締め日とは何なのか、どのように設定すればよいのかに迷う方もいらっしゃるかと思います。
今回は、締め日の決め方、支払期限との違いについてなどを詳しく解説していきます。
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請求書の締め日とはどんな意味?
求書の締め日とは、請求書の作成や発行を行うための区切りとなる日付です。つまり、締め日までに発生した取引をまとめて請求書を作成し、翌営業日以降に取引先に請求書を発行します。
請求書に締め日を設ける理由
請求書に締め日を設ける主な理由は、以下の2つです。
・請求書の発行作業を効率化するため
・取引先の資金繰りを円滑にするため
締め日を設定することで、請求書の発行作業を1つの期間にまとめることができます。また、締め日までに請求書を発行することで、取引先は支払い計画を立てやすくなります。
締め日と支払期限との違い
締め日は、請求書の発行を行うための区切りとなる日付です。
一方、支払期限は、請求書の金額をいつまでに取引先に支払ってもらう必要があるのかを示したものです。
締め日と支払期限は、異なる概念であるため、混同しないように注意が必要です。
具体例を見てみましょう。
例1:締め日が月末締め、支払期限が翌月末払いの場合
締め日までに請求書を発行し、翌月末までに支払いを行う必要があります。
例2:締め日が10日締め、支払期限が翌月10日払いの場合
締め日までに請求書を発行し、翌月10日までに支払いを行う必要があります。
締め日と支払期限を混同しないように、注意しましょう。
請求書の締め日と支払日の決め方
請求書の締め日と支払日は、取引先との合意に基づいて決めます。一般的には、以下のような点を考慮して決めるとよいでしょう。
・資金繰りスケジュール
・取引先の支払条件
・業務の効率化
資金繰りスケジュールを考慮
請求書の締め日と支払日を決める際には、自社の資金繰りスケジュールを考慮することが重要です。締め日が早すぎると、売上が確定する前に資金繰りに影響を与える可能性があります。
例えば、締め日が月末締め、支払期限が翌月末払いの場合、月末までに請求書を発行し、翌月末までに支払いを受け取る必要があります。しかし、自社の資金繰りが厳しい場合、月末までに売上が確定しても、資金繰りが回らず、支払い遅延につながる可能性があります。
締め日と支払日の間隔を空ける
締め日と支払日の間隔を空けることで、取引先が支払い計画を立てやすくなり、支払遅延のリスクを軽減することができます。
例えば、締め日が月末締め、支払期限が翌々月末払いの場合、月末までに請求書を発行し、翌々月末までに支払いを受け取ることができます。これにより、取引先は支払い計画を立てやすくなり、支払遅延のリスクを軽減することができます。
一般的に、締め日と支払日の間隔は1ヶ月程度空けておくのがよいとされています。しかし、取引先の状況や自社の資金繰り状況などによって、適切な間隔は異なります。自社の状況や取引先との合意に基づいて、適切に設定するようにしましょう。
請求書に締め日は記載すべき?
請求書に締め日は記載しなくても問題はありません。しかし、締め日を記載しておくことで、取引先は請求書の作成や支払い時期を把握しやすくなります。
締め日をすぎないように請求書は発行する
締め日をすぎないように請求書を発行することが重要です。締め日をすぎてしまうと、取引先から請求書の再発行を求められたり、支払い遅延のリスクが高まったりするためです。
請求書の締め日と支払日は、取引先との円滑な取引を行うために重要な要素です。自社の状況や取引先との合意に基づいて、適切に決めるようにしましょう。