請求書を作成する際は、日付を記載するのが一般的です。
日付なしでも請求書の作成は可能ですが、さまざまな問題が発生するので記載するべきと言えます。
インボイス導入後も日付を記載するべきかについても確認し、適切な請求書を作成しましょう。
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請求書の日付なしの問題点
請求書を日付無しにすると、以下の問題点が発生します。
・債権がはっきりしない
・いつの仕事か把握できない
・財務調査に引っかかる恐れも
それぞれ詳しく解説します。
債券を確定する日として記載が必要
請求書に発行日などの日付を記載すると、取引先は債務が確定した日を知ることができます。
発行日にする日の決め方はいくつかありますが、商品やサービスを取引先に納入後の請求の締め日を記載するのが一般的です。
また、支払期日の記載も重要です。
支払期日は、取引御旅に設定するパターンや、一定期間の取引をまとめて翌月末に設定するパターンがあります。
掛け取引のケースでは支払期日によりキャッシュフローが変わるので、資金繰りに支障をきたさない日付を記載しましょう。
いつの仕事か把握ができない
請求書に日付を記載しないと、いつの仕事に対する請求なのかが把握できません。
4月の取引に対する請求なのに、相手が2月や3月の請求と勘違いする恐れがあります。
相手がいつの取引なのかを確認する手間も掛かるので、スムーズにやりとりするためにも日付の記載は大切です。
税務調査に注意する
日付が書かれていない請求書でも、契約書が厳密にできていたり、業務の存在を把握できる別書面があれば問題ありません。
しかし、ただ請求書に日付がないだけだと、内容のない取引と疑われ、財務調査に引っかかる可能性があります。
最終的には手間が掛かるため、請求書には日付を記載するのが無難です。
請求書の発行日での注意点
請求書の発行日で注意したい点は、以下の2つです。
・請求書の発行日
・請求書を再発行する日付について
それぞれ詳しく解説します。
請求書の発行日は提出先の締め日に合わせる
請求書の発行日は、提出先の締め日に合わせるのが一般的です。
会社によっては末締め末払いなどの支払いサイトが決まっているので、仕事をする際に確認するのが重要です。
請求書の再発行する日付は変更しない
請求書を再発行する日付は、変更しなくても問題ありません。
ただし、再発行時によって請求内容に変更がない場合に限ります。
支払い期日を過ぎてから請求書を再発行したり、請求内容に変更があるケースでは、再発行日を新たに設定してください。
インボイス導入に関する請求書の発行日
インボイスが導入された後も、発行日は請求書に記載する義務はありません。
インボイス導入後は、以下の変化が生まれます。
・請求書の記載項目が増える
・免税事業者はインボイスの発行はできない
・インボイスを発行できなければ取引先は仕入税額控除ができない
インボイス導入後に請求書を作成する際は、発行日よりも上記を覚えるのが大切です。
しかし、債権が明確ではなかったり、いつの取引か分からなくなるトラブルを防ぐため、請求書の発行日は通常通り記載するのが望ましいです。
請求書の日付なしのリスクを抑えてしっかり運用しよう
請求書に日付が書かれていないと、さまざまなトラブルが生まれます。
発行日を請求書に記載する義務はありませんが、財務調査などの問題を防止するためにも記載するべきです。
また、発行日を記載しないと、相手がいつの取引に対しての請求か分からず混乱する恐れもあります。
スムーズに仕事を進めるためにも、発行日は可能であれば記載しましょう。