スマートフォンでスケジュール管理や連絡先管理を行う人は非常に多いでしょう。
しかし、スマートフォンが普及する前にはPDAと呼ばれる情報端末を使って管理を行っていたことをご存知でしょうか。
本記事ではPDAについて概要や代表的な端末などを解説しますので参考にしていただければ幸いです。
PDAとは?PDAの概要
PDAとは、Personal Digital Assistantの略で携帯情報端末のことを指します。
電話機能のついていないスマートフォンとするとイメージしやすいでしょう。
本格的なPDAは当時のアップル・コンピュータ(現アップル)のCEOであったジョン・スカリーが1990年代に利用していたと言われています。
持ち運びが楽で、個人の情報管理はもちろん通信機能も備えているためパソコンにつないでも利用できます。
電子手帳と言われることもあり、ペンを用いての入力やカードスロットが搭載されていました。
1993年に電子手帳タイプの「ニュートン」をシャープとの共同開発でアップル・コンピュータが発売したことが最初と言われています。
日本国内では1993年にシャープから手書きの文字認識機能を搭載した「ザウルス」というPDAが発売されています。
PDAの代表的な端末について
日本における代表的なPDAといえば、シャープが発売した「ザウルス」やパームコンピューティングの「パーム」、カシオの「カシオペア」などが挙げられます。
パームOSを搭載したPDAは、ソフトキーボードを用いた入力や手書きによる入力が可能でした。
また、本体のカバーの中にキーボードをスライド式で搭載している「Blackberry」という独自OSを搭載した機種も登場しています。
PDAの現在|今でも生産されている?
PDAは現在、通話機能を搭載したスマートフォンとして広く利用されることとなっています。
電話のニーズとPDAのニーズを持ち合わせたものがスマートフォンとも言えることから広く普及しているのはスマートフォンになります。
ですが、PDAは今でも生産されており、業務用や工業用、ヘルスケア向け、スキャナなど幅広い製品が開発、販売されています。
主に業務用として開発されているものが多く、個人での利用はスマートフォンがカバーできるようになってきていると言えるでしょう。
まとめ
PDAについて概要や代表的な端末などについて解説しました。
スマートフォンが登場するまでは、情報管理において広いシェアを占めていたPDAですが、現在ではビジネスでの活用がメインとされています。
用途に応じて使い分けると良いでしょう。
20代〜40代の6割がPDAを知らないと回答【PDAの認知に関するアンケート】
調査概要
対象者:全国の20歳〜49歳の男女
サンプル数:300人
居住地:宮城県,東京都,愛知県,大阪府,福岡県
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2022年3月23日
調査メディア: STRATE[ストラテ]:https://strate.biz/
【質問:PDAを知っていますか?】
質問に対しての回答選択肢は以下
1.PDAを知らない
2.PDAを知っているが、使ったことはない
3.PDAを知っており、実際に使ったことがある
20代〜40代の男女を対象とした「PDAを知っていますか?」というアンケートで最も多かった回答は「PDAを知らない」で59%でした。
次いで多かったのが「PDAを知っているが、使ったことはない」と回答した方の22%。「PDAを知っており、実際に使ったことがある」という回答が19%で、PDAを知らないと回答した方は全体の約60%に及びました。
【PDAを知っていて、実際に使ったことがあると回答した割合は女性よりも男性の方が多く24%】
PDAを知っていて、実際に使ったことがあると回答した割合を男女別でみてみますと、男性の24%に対し、女性は14%にとどまりました。
男性の内、およそ4人に1人の割合でPDAを知っていて、なおかつ使用歴があることが分かりました。
【年収が高くなるにつれ、PDAを知っていると回答した割合が高い】
PDAを知っていると回答した割合を年収別でみてみますと、1,000万以上が最も多く38%、次いで500万~1,000万未満の22.94%、500万未満は13.75%にとどまりました。
年収が高いほどPDAを知っている方が多い傾向にあることが分かりました。
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