コールセンターを抱える企業にとって、固定機の設置費用やリース代、メンテナンスにかかる費用はネックでした。そんな悩みを解決する手段として注目されているのが、固定電話を置かないでもPCとネット環境さえあれば導入できるクラウド電話サービスです。
今回はサポート業務やインサイドセールスに最適なコールセンターシステム、CallConnectをご紹介します。
CallConnectとは
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CallConnect(コールコネクト)とは合同会社selfreeが運営するブラウザ電話システムです。
最短5分で導入できる手軽さと使いやすい機能の豊富さ、連携サービスの豊富さが人気のサービスで、総アカウント数2,000以上、利用継続率96.8%という実績を誇っています。PC、インターネット、ヘッドセットがあれば日本国内どこでも通話ができるので、昨今のテレワーク需要にも見事に応えています。
CallConnectの特徴・機能
電話機能の豊富さ
CallConnectではインターネット環境とPC、ヘッドセットがあればどこでも通話ができるのはもちろんのこと、通常の電話と同様に保留や内線機能はもちろん、通話内容をクラウド上でメモとして共有することも可能です。
その他にも録音データを自動音声認識によってテキスト変換する機能や、タグ付けによるメンバー間での通話内容の管理、1つのアカウントで複数の電話番号を取得することも可能です。これらの豊富な電話機能の豊富さがCallConnectの人気の理由の1つと言えるでしょう。
利用できる電話機能の詳細は以下の通りです。
- PCから外線発着信、保留
- PC同士での内線
- 通話内容の録音、再生
- 録音内容のテキスト変換
- 通話に対してのメモ機能
- 発信元、着信先の電話番号表示
- デスクトップへの着信表示
- クリックコール
- 着信拒否
- 複数の電話番号を取得
- キューイング
- CSV形式での通話履歴ダウンロード
顧客管理機能が充実している
顧客リストの作成はもちろん、顧客ごとに過去の通話内容をテキストメモとして残して保存することも可能です。
また、PCで電話を受ける、またはかける際にPC画面上に顧客情報が表示されるので通話業務の効率化に繋がるでしょう。通話中の内容をメモとして保存することも可能です。通話履歴、メモから顧客情報の検索ができるのでスピーディーな業務の実現ができるでしょう。
多数の外部サービスと連携可能
CallConnectでは多くの外部サービスと連携が可能です。使用しているCRM(Customer Relationship Management)ツールと連携することで顧客情報を読み込むことで顧客情報が着信時にポップアップで表示されます。
顧客同期のための主要な連携サービスとしては、Salesforceやkintone、HubSpot CRM、Zoho CRMなどが挙げられます。
また書き出しのための主要な連携サービスとしては、zendesk support、Slack、Chatworkなどが挙げられます。
CallConnectの価格・料金プラン
CallConnectでは3つの料金プランを提供していて、月額2,400円(1ライセンス)のStarterプラン、月額4,600円(1ライセンス)のBasicプラン、月額8,800円(1ライセンス)のProプランがあります。いずれも初期費用は0円となります。
毎月の支払いは「プランごとの月額×ライセンス数+当月の電話回線の使用料」になります。Basicプラン5ライセンス分を14日間無料で使えるトライアルもあるので導入前に一度試してみるのが良いでしょう。
プランごとに利用できる機能は以下の通りです。
Starter | Basic | Pro | |
月額/ライセンス | 2,400円 | 4,600円 | 8,800円 |
取得可能な電話番号 | 050,0800 | 050,0800,地域番号 | 050,0800,0120,地域番号 |
通話履歴の保存件数 | 1,000件 | 30,000件 | 100,000件 |
登録可能な顧客数 | 0件 | 30,000件 | 100,000件 |
電話の発着信 | ◯ | ◯ | ◯ |
着信転送 | ◯ | ◯ | ◯ |
通話の録音 | ◯ | ◯ | ◯ |
自動応答電話 | ◯ | ◯ | ◯ |
IVRの分岐上限数 | 3 | 4 | 5 |
通話メモ | ✖️ | ◯ | ◯ |
顧客情報の管理 | ✖️ | ◯ | ◯ |
検索 | ✖️ | ◯ | ◯ |
クリックコール | ✖️ | ◯ | ◯ |
外部連携 | ✖️ | ◯ | ◯ |
録音のテキスト変換 | ✖️ | ◯ | ◯ |
キューイング | ✖️ | ✖️ | ◯ |
モニタリング | ✖️ | ✖️ | ◯ |
分析 | ✖️ | ✖️ | ◯ |
CSVエクスポート | ✖️ | ✖️ | ◯ |
IPアドレス制限 | ✖️ | ✖️ | ◯ |
2020年11月現在/詳細は公式サイトを確認
CallConnectの口コミ・利用企業からの評判
CallConnectでリモートワークの推進に成功
“全国でリモート業務を行なっている当社にとって場所に縛られずに利用できる電話システムの導入は課題でした。CallConnectを導入することで、通話を保留にしながら別の場所にいるメンバーに取り次ぐことができるので、全国各地にいるメンバー同士での連携がスムーズに行えるようになりました。”(株式会社キャスター様)
CallConnect導入で過去の通話履歴が共有しやすくなった
“離れた拠点で電話業務を行なっていた当社にとって顧客情報や過去の通話履歴が確認できる電話システムの導入が課題解決に繋がると考え、社内のコミュニーションハブになっているSlackとの連携ができるCallConnectを導入することにしました。CallConnect導入後は過去の通話履歴、通話対応者が確認できるようになったのでスムーズに電話対応ができるようになりました。Slackとの連携で通話内容の確認速度もアップしました。”(MAMORIO株式会社様)
SNSでの評判
コロナで自粛ムードだからこそ、不測の事態に備えた「働き方」を声を大にして提案していいと思うんだ!
zoomでweb会議して、ベルフェイスで商談して、CSはコールコネクト使って、契約締結・管理はNINJA SIGN使えばいいと思うんだ!
この機会をチャンスに捉えて日本全体で生産性あげてこ!
— 中野竜太郎@マーケターで占い師 (@qtaro_marketing) March 7, 2020
ビジネス電話対応は苦手な部類の業務だったけど、コールコネクト使ってたら慣れたな。
— ゴボウ軍曹 (@Ambrosiana1908) March 3, 2020
類似サービスとの比較
CallConnectとの類似サービスで挙げられるのはBIZTELコールセンターやMiiTelなどがあるかと思います。
CallConnectの最安料金プランは月額2,400円(1ライセンス)のStarterプランですが、BIZTELコールセンターでは初期費用200,000円で月間利用料9,050円(1席の場合)のライトプランがあり、MiiTelでは初期費用0円、1IDにつき月額5,980円から利用が可能となっています。初期費用がかからず月額料金も抑えたいという方にはCallConnectがおすすめでしょう。
またそれぞれの最安プランではBIZTELコールセンターとMiiTelでは0120番号からの発信が可能ですがCallConnectでは取得できないという点も比較の参考になるでしょう。
セキュリティ対策について
回線の安定性
CallConnectでは安定して通話ができるようにTwilioという技術を用いて通話部分の制御を行っています。
月間の稼働率は99.95%以上と非常に高く、常に安定した通話が実現できるようになります。
安全性
CallConnectでは情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格「ISO 27001」の認証取得を行っているため非常に高いセキュリティでサービスを利用することができます。
また、大切な顧客情報を保存するデータセンターはAmazon Web Services(AWS)とHeroku Private Spacesを用いて構築されているので高い信頼性があります。
外部からのサイバー攻撃に対するセキュリティももちろん強固ですが、万が一データが破損するようなことがあっても毎日バックアップが行われているのですぐにデータを復元することができる体制が整えられています。
扱う通信は全てSSLによって暗号化されており、アカウントロックや2段階認証、IPアドレス制限などで内部からの不正利用に対する対策も万全です。
CallConnectでコールセンター業務が効率化
今回はコールセンター業務を効率化したい企業にとって強い味方となるであろうCallConnectについてご紹介させて頂きました。
新型コロナウイルスを契機に広まっているテレワーク環境の早期の構築にとって、クラウド電話サービスは積極的に導入を検討したいところだと思います。CallConnect以外にも様々なクラウド電話サービスが登場しているので、自社の予算や必要な機能、導入実績や他社での運用レビューなども参考にしつつ検討してみてはいかがでしょうか。
画像・データ出典:CallConnect公式サイト