ECサイトは実店舗と違い、リアルタイムの接客が難しいことから、顧客の購買意欲を引き出すような働きかけが困難な点が課題でした。
このような課題を解消するには、チャットマーケティングツールを導入すると良いでしょう。
AnyChatは、顧客体験の向上が実現できるチャットマーケティングツールとして注目されています。
本記事では、AnyChatの特徴や料金、おすすめのポイントなどを紹介しますので、サービス選定の参考にしてください。
AnyChatとは
AnyChatとは、AnyMind Japan株式会社が運営しているチャットマーケティングツールです。
チャットを用いて、顧客一人ひとりに最適化された接客を実現し、購買意欲の後押しをすることで、ECサイトの売上最大化をサポートします。
顧客の購買に関するデータを収集して分析、活用することで、顧客のエンゲージメントを高め、ファン化することができるサービスです。
AnyChatのおすすめポイント
チャットによるコンバージョン率の改善
AnyChatは、チャットを用いた接客によって、実店舗での買い物と同様の顧客体験を提供し、購買意欲の向上につなげることができます。
購入を検討している潜在層に対して、チャットによる1対1のカスタマーサポートを提供することで、購入を後押しすることが可能となります。
省人化でコスト削減を実現
従来アナログに対応していた問い合わせ対応を、チャットボットがFAQやサポートに誘導することで、省人化が可能となり、コスト削減につながります。
リソース不足による対応漏れを防ぎ、ニーズがある顧客との接点を増やすことで、ビジネスチャンスを拡大することが可能です。
継続的な接点の維持でロイヤルカスタマーを育成
AnyChatは、顧客ごとに最適な会話設計を行い、より深い関係構築に貢献します。
豊富な接客ノウハウを持つプロによるコミュニケーション設計から、SNS運用の戦略策定までをサポートしてくれるため、長期的な関係づくりが可能となります。
キャンペーン情報の配信や、再入荷情報の顧客ごとに最適化された顧客体験を提供して、LTVの向上を実現します。
ECサイト連携によるデータ活用が可能に
AnyChatは、ECサイトやLINEなどと自動接続することが可能で、煩わしいシステム連携作業を解消することができます。
顧客ごとの購入履歴や、やりとりを蓄積して分析することで、顧客の嗜好性に最適化された配信が可能となります。
購入や発送をトリガーとしたステップ配信も可能となるため、最適なアプローチでファン化を促進します。
Instagramを利用したライブコマースのコンバージョン率向上
AnyChatには、InstagramのDMに自動返信する機能も備わっています。
この機能を利用することで、Instagramを用いたライブコマース中に特定のキーワードを含むコメントに対して、自動返信が可能となります。
ライブ中は常にコメントが更新されるので、視聴者一人ひとりにコメント返しが間に合わないことや、商品購入ページまで誘導できないために販売機会を喪失してしまうことがあります。
この自動返信機能ではライブコマース中、コマース後にURLを含むメッセージを送信できるため、視聴者の熱量の高いうちに商品購入ページに誘導することが可能です。
AnyChatの主要な機能
AnyChatに搭載されている主な機能を紹介します。
- Bot自動応答:よくある質問への回答として、Botによる自動応答を設定
- シナリオ配信:事前登録メッセージと条件分岐によるコンテンツの自動配信が可能
- リッチメニュー切替:顧客のID連携状況などに応じてリッチメニューを出しわけ
- ステップ配信:特定の条件をトリガーとしたメッセージの自動配信が可能
- 注文・発送通知:注文完了・発送完了のお知らせをLINEで自動送信
- 再入荷通知:再入荷のお知らせを通知
- カードメッセージ:画像やボタンを組み合わせたカードメッセージの送信が可能
- ECサイト連携:ECサイトの会員IDとLINEアカウントを紐付け
- 顧客管理:購買履歴や会話データを一元管理
- InstagramDM自動返信:Instagramを利用したライブコマース中、コマース後の自動返信
上記以外にも豊富な機能が利用できます。詳細は資料でご確認ください。
AnyChatの料金·価格
AnyChatの料金については、公式サイトよりお問い合わせください。
なお、LINEとの連携には、LINE公式アカウントが必要となります。
LINE公式アカウントの費用は以下の通りです。
- フリープラン:無料
- ライトプラン:月額5,000円
- スタンダードプラン:月額15,000円
※価格情報は2023年3月時点のもの
AnyChat導入の流れ
AnyChat導入の流れは以下の通りです。
- 提案:デモを用いた製品紹介、ユースケースの紹介
- 発注:現状のチャットマーケティングやLINEの活用状況をヒアリングし、具体的なロードマップを説明
- オンボーディング:LINE公式アカウントの運用権限付与、AnyChatとの連携
- 取り組み開始:CX向上に向けた配信開始、定期的な振り返りで改善施策の提案を実施
AnyChatの導入事例・評判・口コミ
購買チャネルの創出に成功
“顧客体験をより向上させたいと思い、オンラインサイトの運用やCRM、物流管理などを行なってきましたが、さらなる提供価値拡大のためにAnyChatを導入しました。ステップメール配信やLINEを複合的に活用したCRM戦略、LINE限定クーポン施策などを実施したことにより、LINE経由CVRは4%程度になり、購買全体の4割近くがLINE経由となっています。”(匿名希望)
リピーター率が20%に向上
“少人数で生産から販売、配送までを担当していましたが、更なる成長のために総合的に運用支援をしていただけるパートナーが必要だと思い、AnyChatを導入しました。ECサイトからLINEへ誘導できるアイコンを設置、さらに、LINEチャットでのカスタマー対応などを実施したことで、LINE公式アカウントの友だち数は0人から1,300人にまで成長しています。既存顧客へのCRM施策によって、リピーター率も20%まで向上しており、導入効果は高いと思います。”(匿名希望)
AnyChatの詳細について
AnyChatについて、おすすめのポイントや導入事例などを紹介させていただきました。
チャットマーケティングの導入によって、顧客のファン化を促進することができるため、リピーターやファンが少ないといった課題を感じている方は、AnyChatの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
AnyChatのサービス詳細については、ぜひ資料ダウンロードをお願いします。