hachidoriとは?
「hachidori(ハチドリ)」は、hachidori株式会社が運営するチャットボットサービスです。LINEのAPIを活用することで、様々なサービスをプログラミング無しで作れます。
2017年3月からサービスが開始し、2020年4月現在、世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルスの感染症対策の一環として、各自治体へのチャットボットサービスの無償提供を行っています。
hachidoriの特徴
hachidoriは、①LINE、②WEB、③Messengerの各プラットフォームで利用できるチャットボットサービスです。特にLINEとは公式パートナーの関係で、LINEが公開しているAPIを使って様々なサービスを自作できます。
実際の使用イメージ
参議院議員 山田太郎さんは選挙活動の際、有権者に対しての街頭演説のスケジュール通達や、情報発信などにhachidoriを活用しています。若年層はもちろんのこと、シニア層もLINEを利用する人が増えていることもあり、「有権者への配信方法として効果を実感している」と山田さんは語っています。
hachidoriの機能紹介
チャットボットでアンケート
hachidoriを使えばアンケートを簡単に作れます。アンケートは、サービスの満足度を測ったり、ユーザーのニーズを把握するために有効な方法です。チャットボットでアンケートを運用すれば、人手を介さずにユーザーの声を収集できます。
BOTで予約
hachidoriのAPIを活用すれば、チャットボットとの会話を通じて予約が完了する仕組みをつくれます。チャットで会話しながらの誘導になるため、ユーザーの「強制的に契約させられるのでは?」との心理的な抵抗を減らせ、コンバージョン率の向上が期待できます。
効果的なプッシュ配信
ユーザーが求めているであろう情報を自動で配信する「プッシュ配信」は、顧客を獲得したい企業から注目されている集客方法です。
例えば、スーパーやドラッグストアでポイント3倍セールなどの情報を配信すれば、来店アップが期待できます。学習塾でしたら、学習アドバイスなどを配信すれば学習意欲向上や口コミでの集客にも繋がるでしょう。
ただ、興味のない見込み客に対してはプッシュ配信は効果的とは言えませんので、既存ユーザーに対して有効な方法であることに注意が必要です。
hachidoriの強み
hachidoriの強みは「APIを活用して、ミニアプリのようなチャットボットを作れる」ことにあります。他社に比べて汎用性の高いシナリオが作れます。
例えば「機能」でご紹介したアンケート機能は、hachidoriの機能の一部としてテンプレートが用意されています。テンプレートを元にして、アンケートの項目や選択肢を変えればすぐに運用を始められます。
hachidoriはLINEを使ったサービスに強みを持つため、「LINEを使って、ユーザーと1to1コミュケーションをとりたい」と考えている企業にとって、強力な味方になってくれることでしょう。
料金プランについて
hachidoriには下記2種類の料金プランが用意されています。
- マーケティングプラン(初期費用20万円~、月額10万円~)
- 業務効率化プラン(初期費用5万円~、月額3万円~)
詳しくお問い合わせの上、ご確認ください。
2020年4月現在/詳細は公式サイトを確認
口コミ・利用企業の評判
アイペット損害保険株式会社
hachidoriさんは現在の機能でも充実しているのですが、カスタマイズにも対応いただけるのが本当に助かっています。そして、開発のスピードがとても早い!!システム開発には長い時間がかかると思うのですが、1ヶ月くらいでリリースして頂いたこともあって、とても満足しています。
株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン
hachidoriのおかげで、色々と楽しいキャンペーンが打ち出せています。当社では「クイズに正解したら、景品が当たる」キャンペーンを展開しているのですが、使った方からの評判も上々です。これからは、LINEのAPIを活用して当社オリジナルの広告にチャレンジしたいと思っています。
類似サービスとの違いは?
国内8,000万人以上の月間利用率を誇るLINEはメジャーなSNSであるため、他社のチャットボットサービスも基本的にLINEに対応しています。
hachidoriが優れているのは、LINEと公式パートナー契約を結んでいて「これまでに7,000件以上もの開発実績がある」という点です。他社のチャットボットサービスに比べて、活用できる機能が豊富に用意されています。
チャットボットサービスは「マーケティング」と「業務効率化」の2つの目的のために使われます。マーケティングでは「チャットボットを通じてユーザーを獲得すること」を、業務効率化では「ユーザーからの問い合わせを自動化すること」を目的とします。
例えば、他社のチャットボットサービスである「ChatBook」や「SYNALIO」はマーケティングに、「Chamo」は業務効率化に特化したサービスです。
一方、hachidoriは両方の目的に柔軟に対応できます。LINEのAPIを自由に組み合わせることで、自社のニーズに合ったアプリを簡単に作れます。そのため、LINEをビジネスに活用したいと考えている企業であれば、強力なマーケティングツールとしての活用が見込めます。
画像・データ出典:hachidori公式サイト