今回は、アサイン管理ツールについて解説いたします。
企業が取り組むプロジェクトに対し、適切に人員を配置し、成功へと導くのにアサイン管理ツールの利用は非常に効果的です。
おすすめのツールに関しても解説いたしますので、ぜひ参考になさってください。
アサイン管理とは
アサイン管理とは、端的に言うと「これから取り組むプロジェクトに相応しいスキルをもつ人材を任命し、そのマネジメントを行うこと」です。
すなわち、アサイン管理ツールとは、あるプロジェクトにアサイン(配属)した人材の稼働状況・保有スキルなどを可視化し、一元管理できるツールのことを指します。
エクセルやスプレッドシートなどに記入して、アサイン管理を行っている企業も少なくないと思われますが、アサイン管理に特化したツールに置き換えることで、業務は最適化され、ひいては売上と利益向上に繋がるのです。
おすすめのアサイン管理ツール
fapi
特徴
fapiは、エンジニアのスキル情報やプロジェクト情報などを可視化し、管理することに長けたツールです。
エンジニアの情報を部署問わず絞り込んで検索できたり、見込み案件を管理できたりなど、登録された情報を柔軟に集計し、活用することができます。
料金
- 初期費用:500,000円
- 月額料金:300円〜/人
※料金は2023年9月現在
タイムクレイ
特徴
タイムクレイは、WBS・プロジェクト原価管理など、プロジェクト管理に長けています。
スケジュール管理の機能も優秀で、原価構成比率の分析・稼働率の分析、個人別の作業状況の分析などを詳細に行いたい際にもおすすめです。
細かい工程のプロジェクトを複数の会社で行う場合において強みを発揮してくれることでしょう。
料金
- 導入費用:無料
- 月額費用:10ユーザー29,800円〜 (1ユーザーごとに2,980円〜)
※料金は2023年9月現在
クラウドログ
特徴
クラウドログは、詳細な工数登録やガントチャートによる管理に強みを発揮するツールです。
プロジェクト損益把握と経費管理など、プロジェクト管理にも長けており、勤怠管理などに利用することも可能です。
幅広い業界で利用されており、利用実績が豊富なのも特徴と言えます。
料金
- 初期費用:0円
- 月額費用:要問い合わせ
※料金は2023年9月現在
Co-Assign(コーアサイン)
特徴
Co-Assign(コーアサイン)は、稼働実績を入力することで、稼働予実を把握できるツールです。
メンバーのスキルや稼働予定を可視化できるため、要員計画をスムーズに行えるメリットがあります。
人材紹介会社へ、一括連絡できる便利な機能も搭載されています。
料金
- 導入費用:無料
- 月額費用:30,000円〜
※料金は2023年9月現在
pasture
特徴
pastureは、フリーランスや業務委託への仕事依頼、請求などを一元管理できるツールです。
あらゆる申請の上長承認機能に優れており、電子印鑑の作成・適用を行うこともできます。
予実管理のサポートや、CSVの書き出しなどにも優れており、他社の会計サービスとも連携して便利に利用でき流のも特徴です。
料金
- 導入費用:要問い合わせ
- 月額費用:要問い合わせ
※料金は2023年9月現在
アサイン管理のメリット
組織や部署の全体像を可視化できる
アサイン管理ツールを使うことで、組織のプロジェクト・人的リソースを把握でき、管理がスムーズになります。
利益を追求する上で、最適な人的リソースを配置することにより、プロジェクト実行計画の確実性は増し、全体を可視化できるようになるのです。
ひいては、現状の課題の解決、人的リソースのバランスの整備などを的確に行えるはずです。
適切なアサインが実現する
アサイン管理ツールによって、適切な人的リソースをアサインできるのは再三述べてきた通りです。
組織のメンバーの工数管理が把握できていないと、一部の人員に仕事が偏ったり、生産性が下がったりなどの不具合が起きてしまいます。
アサイン管理が十分に機能すれば、人員それぞれの力量に最適なアサインが行え、稼働工数に関しても可視化できるため、 特定の社員への業務負担も解決されるでしょう。
限られた人的リソースで利益の最大化を狙える
アサイン管理が適切に機能すれば、工期が遅れているプロジェクトに対し、余力のある人材の補充などもスムーズに行えます。
アサイン管理によって、全体像を十分に把握できれば、空き要員の発生を防ぎ、限られた人的リソースを上手に使い、最大限の利益を追求できるはずです。
アサイン管理の選定ポイント
自社に相応しい機能が搭載されているか確認する
まず、自社の業務内容に相応しい機能が搭載されているかしっかりとチェックしましょう。
最適なアサイン管理ツールを導入できれば、業務効率や生産性は大きく向上するはずです。
不要な機能が多いツールを選んでしまうと、業務がかえって煩雑になってしまいかねません。
また無駄なコストが発生してしまう恐れもあります。
まずは、無料トライアルを利用するなどして、機能をしっかりと把握するようにしましょう。
操作性に優れているか
操作性の良さも、アサイン管理ツールを選ぶ際の重要なチェックポイントと言えます。
UIがわかりやすく、ストレスなく操作できる直感的なツールは業務効率の向上に最適と言えます。
操作性に関しても無料トライアルなどによってしっかりとチェックしておくことをおすすめします。
まとめ
以上、アサイン管理ツールについて解説いたしました。
プロジェクトを成功させる上で、適切に人員を配置し、業務の偏りを防ぎ、全体を可視化し、効率的に利益を追求する姿勢は欠かせないものと言えます。
プロジェクトをより高い確度で推進したいとお考えの企業はぜひ、この記事を参考になさってください。