工事現場では施工管理が欠かせないものですが、従来の施工管理では手作業での入力、アナログな確認方法が多く手間に感じるケースも少なくはありませんでした。
様々な分野において業務効率化が叫ばれる昨今、施工管理においてもそれは例外ではありません。
本記事では施工管理を効率化する「施工管理アプリ」について基本的な意味やおすすめの施工管理アプリ、アプリを選ぶ際のポイントなどを紹介しますので参考にしてください。
施工管理とは?
施工管理とは、工事がスムーズに進行するように管理する業務のことを指します。
現場で働く職人の方の管理はもちろん、安全に作業ができるような現場の整備·管理、工事予算の確認、工事の進捗状況の確認などの業務が施工管理に含まれます。
また、工事現場に関する管理だけではなく、書類作成などのデスクワークも行いことが多いです。
施工管理を行うには、「施工管理技士」という国家資格が必要になります。
おすすめの施工管理アプリ18選
CONOC(コノック)
特徴
CONOCとは、株式会社CONOCが運営している業務管理システムです。
現場目線で工務店が作ったシステムで、業界で起こりがちな課題を解消、効率的な業務管理を行うための機能が搭載されています。
サービス開始から、わずか3ヶ月で100社以上に導入されており、誰でも使いこなせる優れた操作性から企業定着率も確かなものです。
普段から使っている見積請求書をCONOCに移すだけで、すぐに利用することができ、予算と実績の見える化が手軽に実現できます。
従業員ごとの成績を自動でグラフ化することもできるため、勘や経験に頼った評価から脱却することができるサービスです。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:5,000円〜
※2022年10月現在/詳細は公式サイトを確認
現場一番
特徴
現場一番は、株式会社IWAKI STYLEが運営しているリフォーム、新築、店舗施工に特化した施工管理アプリです。
現場業務に精通した企業が考案した施工管理アプリとなっており、現場業務に必要な機能が搭載されています。
アプリをインストールすることで、現場業務の効率化を実現し、売上アップや顧客満足度の向上、社員満足度の向上などにつなげることができます。
料金
- 初期費用:0円
- 月額費用(年間契約):9,800円〜
- 無料トライアルあり
※価格情報は、2023年11月時点のもの
ダンドリワーク
特徴
ダンドリワークは図面や資料といった施工現場に必要な情報を一元管理することができる施工管理・現場管理アプリです。
パソコンはもちろん、スマートフォンからも利用でき、現場から効率的な情報共有・確認を可能とします。
ダンドリワークは、建築業界出身者が現場での体験を基に開発しており、誰でも扱うことができる直感的な画面デザインで設計されています。
案件管理・工程表・出力機能・入退場管理などに強いツールをお探しの方に特におすすめです。
料金
- 初期費用:200,000円〜
- 月額料金:19,800円〜
※2022年10月現在/詳細は公式サイトを確認
マイホム
特徴
マイホムとは、工務店向けの顧客管理・物件管理サービスです。
注文住宅業界向けに開発されたサービスで、パソコンやスマホを使ったリアルタイムの顧客サービスを実現します。
顧客とのやりとりや書類、データの蓄積など、1つのサービスで一元管理することができ、業務効率化や情報共有の効率化だけでなく、引き継ぎ漏れなどのミスを防止することもできます。
アプリを利用して顧客とチャットすることが可能なため、メールや電話よりも手軽にコミュニケーションをとることができ、来店後の追客も効率化することができる点も魅力的です。
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:33,000円〜(要問い合わせ)
※2023年4月現在/詳細は公式サイトを確認
ANDPAD(アンドパッド)
特徴
ANDPADは、株式会社アンドパッドが提供するクラウド型の施工管理サービスです。
手入力や目視などアナログに管理していた現場の状況が一元管理できるようになり、建設業界などを主に50,000社以上で導入されている実績があります。
写真の共有もできるため、急な作業工程の変更にも柔軟に対応することが可能です。
チャット機能が搭載されており、いつでもリアルタイムのコミュニケーションを取ることができます。セキュリティ面にも優れているため、ANDPADを利用しているメンバーの業務用チャットツールとしてもおすすめです。
また、サポート体制が充実しており、ITツールが苦手な方でも、スムーズに導入できるのも嬉しいポイントと言えます。
料金
- 初期費用:100,000円
- 月額料金:36,000円〜(60ID含む)
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
サクミル
特徴
サクミルとは、株式会社プレックスが運営している建設業向けのクラウドシステムです。
30アカウント4,000円で利用できるコスト面が特に優れており、機能性も評価されています。
顧客管理機能や案件進捗管理機能、スケジュール機能によって、不透明になっていた部分をリアルタイムに共有することができます。
スマホやタブレットでも利用することができるため、事務所に戻る手間を効率化して案件情報を確認し、業務効率化を図ることが可能です。
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:4,000円(30アカウント分を含む)
- サポート料金:0円
- 無料トライアル:あり
現場ポケット
特徴
現場ポケットとは、株式会社アステックペイントが運営している使いやすさに優れた現場管理アプリです。
誰でもシンプルに使うことができるようにこだわって開発されており、職人の方だけでなく、現場に携わる方全てが使いこなすことができます。
情報共有や情報管理が最小限の手間でスムーズに実現でき、継続して使うことができるサービスです。
初期費用がかからず、現場管理に必要な機能に絞ったシンプルな機能構成となっています。
料金
- 初期費用:0円
- 年間契約時の月額:10,800円(税込11,880円)
- 無料トライアル:最大2ヶ月無料
※2024年3月現在/詳細は公式サイトを確認
Kizuku(キズク)
特徴
Kizukuはコムテックス株式会社が提供している施工管理アプリです。
45,000社以上から導入されている実績があり、チャット機能が搭載されているためいつでもリアルタイムの会話ができ工程管理や品質管理を効率化することができます。
AI機能なども搭載されており、工程管理の品質を上げたいケースには特におすすめです。
料金
- 初期費用:110,000円
- 月額料金:22,000円〜
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
SITE(サイト)
特徴
株式会社CONITが運営している施工管理アプリがSITEです。
案件管理機能、チャット機能、スケジュール管理機能などが搭載されているため、効率的な施工管理が実現できます。
特徴として、100名までであれば無料で利用することができ中小規模の現場作業が多い場合には特におすすめのアプリとなっています。
料金
- 初期費用:0円〜
- 月額料金:450円/ユーザー
- 最低利用人数:5人〜
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
かん助
特徴
現場のメンバー全員がリアルタイムに情報を共有することができる施工管理アプリがかん助です。
導入する企業ごとに最適なカスタマイズが可能で、スマホやタブレットからの利用にも対応しています。
検査機能やチェックシートが搭載されているため、確認漏れのミスを減らすことができます。
料金
- 初期費用:2,200,000円〜
- 月額料金:1,650円〜
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
KANNA(カンナ)
特徴
KANNAは、株式会社アルダグラムが運営している施工管理アプリです。
ブラウザとアプリどちらにも対応しており、手持ちのスマートフォンやタブレットから簡単に資料を確認できるようになるため、効率的な施工管理を実現することができます。
スケジュール管理や図面管理など機能性にも優れており、低コストから導入できる点も魅力的です。
カスタマイズも柔軟に行える琴から、自社の現場管理に特化したDX化を実現できます。
料金
- 初期費用:0円〜
- 月額料金:0円〜
※2022年9月現在/詳細は公式サイトを確認
Photoruction
特徴
Photoructionは施工管理の業務プロセスを効率化する施工管理アプリです。
150,000件以上の建設プロジェクトで導入されている実績があり、現場での作業時間短縮などに貢献しています。
写真管理からBIMまでオールイオンワンで実現可能で、生産情報の一元管理して常に最新のデータを共有します。
ゼネコンや専門工事会社、工務店など幅広い業界に対応しており、導入支援などのサポート体制も充実しています。
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:要問い合わせ
- 無料トライアル:あり
※2022年9月現在/詳細は公式サイトを確認
Spider Plus
特徴
Spider Plusは、スパイダープラス株式会社が運営している建築図面・現場管理アプリです。
1,300社以上での導入実績があり、契約ユーザーは50,000人を突破しています。
クラウドで利用できるため、会社や事務所メンバーといつでもリアルタイムの情報共有が可能で、現場ではタブレットを持ち歩くことで図面などの資料を確認することが可能です。
電子小黒板機能が標準で搭載されているため、かさばる検査黒板を持ち歩く手間からも解放されます。
料金
- 初期費用:44,000円
- 月額料金:3,300円/ID
- サーバー月額費用:要問い合わせ
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2022年9月現在/詳細は公式サイトを確認
クラフタ
特徴
クラフタは、完全無料で利用できる施行管理アプリです。
スマートフォンやPCの操作が苦手という職人さんでも手軽に利用できるよう、シンプルな画面設計となっています。
トーク機能、写真の自動格納機能、案件場管理がメイン機能となっており、いずれも直感的な操作で活用することができます。
誰が何をしているのか、どこに現場があるのか、すぐに把握できる点も優れたポイントで、コストを抑えて施工管理アプリを利用したいという方におすすめです。
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:0円
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2023年6月現在/詳細は公式サイトを確認
現場Plus
特徴
現場Plusは、株式会社ダイテックが運営している施工管理アプリです。
直感的な操作で利用できるため、職人さんでもスムーズに運用することが可能となっています。
情報伝達が必要なものをクラウド上で一元管理することができ、情報共有を効率化することができます。
建築CADとの連携も可能です。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:10,000円〜
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2023年6月現在/詳細は公式サイトを確認
eyacho
特徴
eyachoは、株式会社MetaMojiが運営している施工管理アプリです。
現場業務を効率化するための機能が豊富に搭載されており、テンプレートや操作環境の設定機能などを利用することができます。
メモを音声で再生できる機能が搭載されており、打ち合わせや作業指示の内容を後から簡単に振り返ることで、不明点を残すことなく、スムーズに業務に取り掛かることができる点も優れています。
料金
- 初期費用:300,000円
- 月額料金:28,000円〜
- 無料トライアル:30日間無料
※2023年6月現在/詳細は公式サイトを確認
エニワン
特徴
エニワンは、エニワン株式会社が運営している施工管理アプリです。
工務店やリフォーム会社の業務に特化しており、幅広い方に活用されています。
定期的にアップデートを繰り返しており、いつでも使いやすく、ニーズに応える機能を追加している点が好評です。
現場管理機能や顧客管理機能、入手金管理など豊富な機能を搭載しています。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:18,000円〜
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2023年6月現在/詳細は公式サイトを確認
HOUSE GATE
特徴
HOUSE GATEは、小規模企業向けの施工管理アプリです。
メールやFAX、LINEなどの連絡ツールを一元化しており、家づくりに特化した機能が搭載されています。
60日間の無料トライアルがあるため、導入前に操作性などを確かめることができる点も魅力的です。
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:7,800円〜
- 無料トライアル:60日間
※2023年6月現在/詳細は公式サイトを確認
現場監督とは違う?
度々混同されるのが、施工管理と現場監督ですが、違いとしては以下の通りです。
- 施工管理は工事に関する全ての管理を行う
- 現場監督は作業員への指示など工事現場の管理を中心に行う
明確な区別はなく、現場によっては施工管理者のことを現場監督と呼ぶ場合もありますしその逆もあります。
ただし、施工管理には施工管理技士の国家資格があり、取得することで技術証明書がもらえますが現場監督にはこのような資格がありません。
おすすめの類似工事・施工管理システム
類似サービス: CONOC(コノック)
(4.5)
月額料金 | 5,000円〜 | 無料お試し | 要問い合わせ |
---|---|---|---|
初期費用 | 要問い合わせ | 最短導入期間 | 要問い合わせ |
CONOCとは、株式会社CONOCが運営している業務管理システムです。 工務店が現場目線で作ったシステムのため、業界で起こりがちな課題を解消するための機能が搭載されており、誰でも簡単に扱うことができる操作性にも優れています。
経営状況の見える化を実現
CONOCは、業務管理システムを扱ったことがない人でも直感的に操作できるように開発されています。 いつも使っている見積請求書作成をCONOC上に移すだけで、手軽に利用することができ、ログイン後は予算と実績が見える化されたダッシュボード画面から経営状況を一目で把握することができます。
適切な評価・教育が可能になる
CONOCでは、個人の目標に対する実績や達成率をダッシュボードで表示することができます。 従業員ごとの成績も自動でグラフ化することができ、これまでの勘や経験に頼った評価から、従業員が納得するデータに基づいた評価が可能となります。
企業リストの管理が可能
お客様情報をCONOCに登録することで、顧客データを一覧で表示してスムーズに全社で共有、検索することが可能となります。 顧客の受注確度に合わせてA〜Cでランクづけを行うことができるため、進捗管理にも活用できます。
類似サービス: ANDPAD
(4.5)
月額料金 | 要問い合わせ | 無料お試し | 要問い合わせ |
---|---|---|---|
初期費用 | 要問い合わせ | 導入社数 | 180,000社 |
ANDPADとは、株式会社アンドパッドが提供している施工管理ツールです。 建設業界のDXを1つのプラットフォームで実現することができ、デスクワークから現場作業、経営改善まで、あらゆる業務のDXを進めることができます。
使いやすさに優れた施工管理ツール
ANDPADは、ユーザーからの声を受けて、エンジニアチームが定期的に機能をアップデートしています。 高い開発力だけでなく、使いやすさにも注力して作られているため、施工管理ツールを初めて利用するという方にもおすすめです。
情報共有を効率化
ANDPADであれば、写真や資料を1つのツール上に蓄積し、いつでもリアルタイムに確認することが可能となります。 また、これまで電話やFAXを用いて情報を伝えていた手間も、ANDPADのチャットを利用することで迅速なコミュニケーションを実現し、効率化することができます。
インボイス制度・電子帳簿保存法にも対応
ANDPADでは、インボイス制度にも対応しており、協力会社から発行された適格請求書を保存し、受発注業務を効率化することが可能です。 また、改正電子帳簿保存法の保存要件である「タイプスタンプ」や「クラウド保管」にも対応しており、非改ざん性を証明することができます。
類似サービス: smart tag camera
(4.5)
月額費用 | 要問い合わせ | 無料お試し | あり |
---|---|---|---|
初期費用 | 要問い合わせ | 最短導入期間 | 要問い合わせ |
smart tag cameraとは、株式会社カレンティアが運営している現場記録・報告支援アプリです。 スマホアプリで簡単に現場情報を記録撮影し報告することが可能です。 写真や記録情報は管理サイトでリアルタイムに確認でき、報告書の自動作成も可能なため、作業時間が大幅に削減されます。
スマホ1つで報告業務を簡単に
smart tag cameraは、スマホアプリで手軽に現場写真を撮影し、詳細な状況を報告することができます。 シンプルで分かりやすい画面で利用できるため、ITツールの利用に不安がある方でも安心です。
報告書作成を自動化
これまでは、現場から事務所に戻って写真を整理し報告書を作成しなければいけなかったという手間も、smart tag cameraであれば効率化することができます。 smart tag cameraでは、点検直後から報告書の自動出力が可能となっており、手間を大幅に効率化できます。
リアルタイムに情報を共有
アプリ上で送信した点検情報は、管理画面にリアルタイムに反映されるため、離れた場所にいる人とも情報共有することができます。
施工管理アプリの料金相場
主要な施工管理アプリを比較した場合の料金相場を紹介します。
施工管理アプリの初期費用相場は10万円程度となっています。
月額料金の相場は2万円〜4万円程度です。
利用するユーザー数ごとに料金が発生するサービスもあり、その場合は1ユーザーにつき500円程度が相場となります。
施工管理アプリでできること
施工管理アプリを導入することでどんなことが実現できるのか、主な効果を説明します。
作業の効率化につながる
施工管理アプリを利用すれば紙の図面を持ち運ぶ手間を省略することができます。
また、報告書の作成がアプリ上からできるため、わざわざ事務所に戻る手間もなくなりますし、スケジュール調整も容易になるため現場作業の効率化が実現されます。
施工管理アプリはスマートフォンやタブレット上で情報の管理ができるため、図面や写真など嵩張ることもない点も優れています。
また、協力会社が同じ施工管理アプリを利用していれば、オンラインで完結させることができます。
いつでも最新の状況を情報共有できる
予測していない急な不具合による仕様変更は現場ではつきものです。
資料の変更があった際にリアルタイムで共有ができないと、その分作業は止まってしまいますし工程に遅れも生じます。
施工管理アプリを導入することで、変更した情報がいつでもリアルタイムに更新されるだけでなく、アプリをインストールしている端末から誰でも情報を確認できるため、担当がいない時でも作業が止まることがありません。
また、いつでも最新の情報が更新されるため、変更点を逐一連絡するストレスも軽減されます。
工事品質が向上する
施工管理アプリはメモや写真、図面に書き込みができる機能が搭載されているものがあります。
そのため、メールや電話で指示内容を伝えるより効率的かつ迅速に情報を共有することができます。
全ての情報をアプリに集約して一元管理しすることで、人によって認識している情報が違ったり、伝達ミスを防止、「言った・言っていない」といったトラブルの発生を防ぐことが可能となります。
施工管理アプリを選ぶ際のポイント·注意点
自社に必要な機能が搭載されているか確認
施工管理アプリには基本的なチャット機能や掲示板機能、写真共有機能などが搭載されていますが、アプリによって独自の機能であったり特化した機能があるため、自社でどのような目的を持ってアプリを利用したいかを明確にして比較検討しましょう。
例えば現場でいつでもリアルタイムの情報共有を実現したいのであれば、チャット機能が搭載されているアプリを選ぶことが重要ですし、付け加えるのあればグループチャットが可能なものであればより円滑なコミュニケーションが実現できます。
コストを比較する
施工管理アプリはサービスによって初期費用、月額料金が様々です。
クラウド上で利用できるものであればランニングコストを安価に抑えることができますが、自社独自のカスタマイズは難しいという難点はあります。
また、アカウント数で料金が変動するタイプもあるため利用人数には注意が必要です。一定の人数までであれば無料というアプリもあるため、自社の利用形態に最適なアプリを比較検討することが重要となります。
操作性を確認
施工管理アプリは施工管理を行う管理者もちろんですが、現場の職人さんも利用するものですので操作性の確認は重要です。
現場には何十年と働いているベテランの職人さんもいるため、スマホ操作が苦手であったりそもそもスマホを持っていない方がいる可能性も十分にあります。
見やすい画面で操作することができ、幅広い端末に対応しているアプリを選ぶことで、導入後のトレーニング期間も最短でスムーズに現場へ浸透させることができます。
無料のトライアルがあるアプリであれば、事前に操作感を試すことができるためおすすめです。
アプリによっては、導入にあたって説明会を開いてくれるものもあるので、操作に不安がある場合はこのようなアプリを選ぶと良いでしょう。
施工管理アプリを導入するメリット
リアルタイムの情報共有が可能になる
施工管理アプリはスマホやタブレットによって、場所を気にする必要なくいつでも情報共有が可能となります。
紙で管理していたものをデータで管理できるようになるため、紛失や盗難のリスクも軽減されます。
わざわざ事務所に戻って手入力でデータを打ち込んだり、紙の管理シートを確認する必要がなくなり、現場からデータの入力や閲覧ができるようになるため、ライムラグのない情報共有が実現できます。
業務効率化が可能になる
施工管理アプリには掲示板機能やチャット機能、写真管理機能などが搭載されているため現場で働く職人さんの負担はもちろん、施工管理社の負担も大きく軽減することが可能です。
建設業は特に残業が多いことが問題視されており、現場作業が終わってからの書類作成や写真管理などで残業が発生することは少なくありませんでした。
施工管理アプリを導入することで、現場からそのままデータ入力が可能になり、写真の管理や日々の業務報告もアプリ上から可能になるため無駄を省いた業務効率化が実現できるようになるのは大きなメリットと言えるでしょう。
施工管理アプリに関して動画で詳しく解説
施工管理の効率化にはアプリの導入がおすすめ
施工管理について基本的な意味やおすすめ施工管理アプリ、導入の注意点やメリットなどを紹介しました。
今もアナログな現場管理を行う工事現場は多く、現場の職人さんをはじめ施工管理者は負担を感じている場面が少なくはありません。
本記事で紹介したアプリや選定のポイントを参考にして、自社の業務効率化を実現できるアプリの導入を目指してみてください。
30代~50代の建設業経営者の69%が、自社で請け負った現場工事の施工管理をしていると回答 専用の施工管理システムで管理しているのは15%【施工管理に関するアンケート】
調査概要
対象者:全国の30歳〜59歳の男女/経営者・役員/建設業
サンプル数:300人
居住地:宮城県,東京都,愛知県,大阪府,福岡県
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2022年11月18日
調査メディア: STRATE[ストラテ]:https://strate.biz/
【質問:自社で請け負った現場工事における、施工管理の方法はなんですか?】
質問に対しての回答選択肢は以下
1.管理をしていない
2.紙やホワイトボードで管理している
3.エクセル等のPCツールで管理している
4.専用の施工管理システムを利用して、管理している
30代~50代の男女を対象とした「自社で請け負った現場工事における、施工管理の方法はなんですか?」というアンケートで最も多かった回答は「エクセル等のPCツールで管理している」で33%でした。
次いで多かったのが「管理をしていない」と回答した方で31%、「紙やホワイトボードで管理している」と回答した方が21%、「専用の施工管理システムを利用して、管理している」と回答した方は15%で、全体の7割近い方が自社で請け負った現場工事を管理しており、2割近い方が専用の施工管理システムを利用して管理していることが分かりました。
■ ご取材、データ引用等可能です。
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