社内での教育や、取引先へのプロモーション素材などで相手へよりダイレクトに情報を伝えるのであれば動画コンテンツの作成がおすすめです。
ですが、専門の製作会社に依頼する場合は費用が高額になりますし自社だけで動画制作するにはノウハウや専用機材が必要となります。
これらの課題を解消して効率的に動画コンテンツの制作を実現するサービスとして動画配信システムが注目されています。
本記事では動画配信システムについて、概要やおすすめのサービス、導入のメリット·デメリットなどを解説しますので参考にしてください。
動画配信システムとは?
動画配信システムとは、主に法人利用を対象とした動画コンテンツの配信サービスです。
利用シーンとしては、従業員に向けて教育用コンテンツの動画を作成したり、取引先に向けて有料コンテンツの販売に活用したりといったケースなどが挙げられます。
YouTubeやニコニコ動画などの動画配信システムと違い、ビジネスで利用するため安全性の高い環境で高品質な動画の配信を行うことができます。
動画配信システムを利用すれば、テキストだけの情報共有より視覚的に情報が伝えられるようになるため業務マニュアルの作成や動画商材の作成効率の向上が可能となります。
使いやすい操作性で、任意のユーザーのみに動画を配信できるサービスが多く柔軟な動画編集やユーザーの視聴傾向の分析などが可能なシステムも登場しています。
おすすめ動画配信システム6選
UIshare(ユーアイシェア)
特徴
UIshareとは、株式会社ユイコモンズが運営しているクラウド型の動画配信プラットフォームです。
セキュリティ性が高く、利便性の高い付加機能を提供しており、全プランにおいて初期費用無料で利用できるためコストパフォーマンスに優れています。
クラウドで提供されており、導入から運用までが短時間で実現できます。大規模動画プラットフォームの構築を手間なく行いたいという方におすすめなサービスです。
料金
- 定額プラン:初期費用0円/利用人数無制限
- 従量課金プラン:初期費用0円/短期利用が可能
※2022年4月現在/詳細は公式サイトを確認
OneStream
特徴
OneStreamとは、株式会社ルートチームが運営している動画配信サイト構築プラットフォームです。
専門的な知識がなくても手軽かつ簡単に会員動画サイトを構築することができ、導入も最短即日でできることから幅広い業界から導入されている実績があります。
デモサイトを確認できるため、実際に導入する前にUIを確認することも可能です。
また、初期費用が無料なためコスト面にも優れたサービスと言えるでしょう。
料金
- 基本プラン:月額9,800円(税別)
- Proプラン:月額19,800円(税別)
- Businessプラン:要問い合わせ
※2022年4月現在/詳細は公式サイトを確認
MOOGA(ムーガ)
特徴
MOOGAは、株式会社ワンゴジュウゴが運営する動画配信システムです。
使いやすい操作性と動画に対するセキュリティ性能の高さから多くの企業で導入されている実績があります。
低コストから運用できるため、初めて動画配信システムを導入する方にもおすすめです。
視聴者が見やすい環境で動画を視聴できる環境を自動で調整する機能が搭載されているため、ユーザーからの満足度も高いサービスとなっています。
料金
- 初期費用:50,000円〜
- 月額料金:15,000円〜
- 無料トライアル:30日間無料
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
millvi(ミルビィ)
特徴
millviは、株式会社エビリーが提供しているストリーミング動画配信システムです。
社内向けはもちろん、セミナーなど幅広いシーンで利用できる動画の配信が可能で、700社以上から導入されています。
コンテンツ管理がしやすく、動画だけでなく画像や音声などの資料も一元管理することができます。
高セキュリティで利用できるため、情報漏洩などの心配もありません。
料金
- 初期費用:100,000円
- 月額料金:50,000円〜
- 無料トライアル:30日間無料
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
ULIZA(ウリザ)
特徴
ULIZAは、株式会社PLAYが運営する動画配信サービスです。
動画コンテンツに関する機能が豊富にパッケージ化されており、テレビ業界や教育など幅広い業界で導入されています。
動画形式の変換やファイルの保存などが管理画面上から簡単に行うことができ、動画編集の経験がない方でも手軽に扱うことができる操作性です。
動画コンテンツの導入から運用までを任せることができるプロフェッショナルサービスも提供しているため、コンテンツ作成が上手くいかないときには利用してみると良いでしょう。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
- 無料トライアル:30日間無料
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
P-stream
特徴
無広告の動画配信が可能なシンプルなストリーミングサービスがP-streamです。
低価格から利用することができ、動画配信に必要な最小限の機能を搭載しているシンプルなサービスであるため導入のハードルが低いサービスと言えます。
低価格でありながら、CDN配信拠点の中からユーザーに一番近いサーバーからの配信を行うため安定した配信パフォーマンスを実現しています。
料金
- 初期費用:30,000円(申込先着10社まで無料)
- 月額料金:9,800円〜
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
動画配信システム導入のメリット
動画配信システムを導入することで主に以下のメリットが得られます。
より情報が伝えやすくなる
テキストや画像での情報共有と違い、動画では更に音や映像を情報として追加することができます。
文字だけでは伝えきれない情報をよりダイレクトに届けることができ、視聴者の内容把握具合が向上します。
特に、細かい作業や文字だけでは伝えきれない複雑な情報を伝える際に有効で、視聴者の理解を深めることが可能となります。
複数拠点の情報共有が容易になる
複数に拠点を構える企業でも、拠点ごとに同じ動画を配信できるようになることで情報共有の標準化が可能となります。
マルチデバイスに対応している動画配信サービスを利用すれば、社外にいる人でも動画視聴が可能になる点もメリットです。
自社の商材に関する動画を制作しておけば、商談時に相手へ製品をアピールしやすくなり成約率向上にもつながります。
動画配信システムを選ぶ際のポイント·注意点
動画配信システムを導入する際は、以下のポイントに注意しながらサービスの比較検討を行いましょう。
料金、価格を確認
動画配信システムの中には無料で利用できるサービスもあるため、料金の比較は重要です。
無料のサービスはコストをかけずに運用することができるというメリットはありますが、有料版と比べて機能が制限されていたりセキュリティレベルが低い可能性があるのでサービス選定には慎重にならなければいけません。
有料の動画配信システムはセキュリティ性が高いのはもちろん、高品質な動画の配信が可能です。
さらに、視聴者の分析や動画に関する情報の一元管理などができ、無料版と比べ利便性が高く機能も充実しています。
提供タイプをチェック
動画配信システムは大きく分けて「クラウド型」と「オンプレミス型」に分類されます。
クラウド型は自社でサーバーを用意する必要がなく、インターネットが整備された環境であれば導入できるためコストを抑えて短期間で導入できるというメリットがあります。
一方で、オンプレミス型は自社に専用サーバーを設けて運用するため、管理がしやすく基幹システムとの連携も容易です。
また、セキュリティ面も強くカスタマイズもしやすいという特徴もあります。
自社にマッチしたタイプを検討した上で導入サービスを選ぶと良いでしょう。
特徴を理解して動画配信システムを導入しよう
動画配信システムについて、概要やおすすめのシステム、導入のメリットなどを紹介しました。
導入するサービスによってセキュリティ性や機能は様々です。自社で利用する目的にマッチした機能を搭載したサービスを選ぶためにも、本記事で紹介したおすすめサービスや導入のポイントを参考にして自社にあったサービスを探してみてください。