普段スマートフォンを使用していると、LINEや利用しているアプリからのお知らせが画面上に通知されることがあるでしょう。
わざわざメールフォルダを確認したりアプリ内から検索することなく、手軽にお知らせを知ることができサービスへの再訪率が上がることからこのプッシュ通知機能を活用したいと検討されている方も多いのではないでしょうか。
しかし、プッシュ通知を取り入れるにはどんなサービスを選べばいいのか、サービス比較を行う際にはどこに注意すればいいのかわからないという方も多いと思います。
そこで本記事ではプッシュ通知サービスとは何か、おすすめのプッシュ通知サービス、導入するメリットなどを解説しますので参考にしてください。
プッシュ通知サービスとは?
プッシュ通知サービスとはスマートフォンやタブレット、パソコンなどのデバイスに向けてアプリ側から自動的に通知を送信するいわゆる「プッシュ通知」の機能を提供しているサービスのことを指します。
プッシュ通知自体が広まり始めたのは2015年ごろからで、現在ではWebブラウザ上でも表示できるようになっています。
自社アプリへの再訪率の向上、顧客エンゲージメントの向上などに効果があるとされており、1日のアクティブユーザー数に15%以上の影響がでた事例もあります。
おすすめプッシュ通知サービス6選
PUSH ONE(旧称 COINs)
特徴
PUSH ONEとは、株式会社シグニティが運営しているWebプッシュ通知サービスです。
専用アプリを用いずにWebサイト(ブラウザ)のプッシュ通知が実現できる手軽さで、マーケティングの効果を向上させます。
集客率の低下やフォーム落ち・カート落ちに課題を感じている方にもおすすめです。
画面構成がシンプルでわかりやすいため、初めてWebプッシュ通知サービスを利用するという方でも運用に成功しているケースが多数あります。
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:要問い合わせ
※2022年8月現在/詳細は公式サイトを確認
Metaps Analytics(メタップスアナリティクス)
特徴
Metaps Analyticsは株式会社メタップスが運営しているアプリマーケティングツールです。
国内外の300社以上の企業から導入されている実績があり、保有しているオープンIDは20億以上です。
豊富な分析機能が搭載されており、分析結果を元に迅速かつ的確なアクションをとれるようになります。
プッシュ通知機能はもちろん、アプリ内ポップアップ機能も搭載しています。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:50,000円〜
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
Mobile backend(モバイルバックエンド)
特徴
Mobile backendはバックエンド機能の開発ツールです。
無料で使える機能が豊富に搭載されており、プッシュ通知機能も無料機能に含まれています。
有料プランではテクニカルサポート、コラボレート機能、SLA設定、データストアへのインデックス設定などを利用することができます。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:50,000円〜
- 無料トライアル:無料プランあり
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
Repro(リプロ)
特徴
ReproとはRepro株式会社が提供するカスタマーエンゲージメントプラットフォームです。
ユーザーの再訪率を向上させるために最適なタイミングでコミュニケーションを取ることができ、既に世界66カ国7,300社以上で導入されている実績があります。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
GMOおみせアプリ
特徴
GMOおみせアプリは店舗アプリの作成を行うサービスです。
集客につなげるための分析機能が豊富に搭載されており、集計情報や属性情報、行動情報などにもとづいて確度の高いリードに対してアピールすることができます。
プッシュ通知だけでなくタイムライン配信も可能で、積極的な情報配信を後押しする機能が搭載されています。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:20,000円〜
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
Push7(プッシュセブン)
特徴
メール配信システムのPush7にもプッシュ通知機能が搭載されています。
5,000社以上の導入実績があり、導入から本格的な運用までが短時間で実現できる手軽さが魅力的です。
A\Bテスト機能が搭載されているため日々効果検証しながら進めることができ、スケジュールを指定しての配信もできます。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
- 無料トライアル:無料プランあり
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
プッシュ通知サービス導入のメリット
プッシュ通知サービスを導入することで主に以下のメリットが得られます。
高い集客効果がある
Web上にプッシュ通知ができるサービスであれば企業サイトを訪れたユーザーに対してポップアップ通知をすることができるためオーガニック検索などでサイトを訪れたユーザーに対してより多く広告を展開することが可能となります。
メールでの広告と違い、工数も少なくより多くのユーザーに対して広告を表示できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
アプリやサイトへの再訪問率が向上する
Webプッシュ通知サービスは、表示されたプッシュ通知をクリック·タップするだけでアプリ内の特定ページへユーザーを導くことが可能です。
ユーザーにとってお得なキャンペーン情報やクーポンをプッシュ通知でお知らせすればリピーターを増やすことができるようになります。
プッシュ通知サービスを選ぶ際のポイント·注意点
プッシュ通知サービスを導入する際は、以下のポイントに注意しながらサービスの比較検討を行いましょう。
対応しているプラットフォームを確認
プッシュ通知サービスは主にアプリ向けのものとWebブラウザ向けのものに分けられます。
自社がアプリとWebサイト、どちらにプッシュ通知を導入したいのかを明確にした上でサービスの比較検討を行いましょう。
機能の確認
導入するWebプッシュ通知サービスによって搭載している機能は様々です。
Webプッシュ通知サービスを導入することでどんなことを実現したいかを明確にした上でサービスの比較検討を行うと良いでしょう。
日時指定配信機能が搭載されているものであれば定期的なマーケティングキャンペーンが可能になりますし、分析機能が豊富なものであればPDCAを効果的に回すことが可能となります。
操作性の確認
どんなに便利なツールでも操作性に優れていなければ使いこなせません。
特に複数人で扱う場合には、ツールを利用する全員が無理なく操作できるサービスであることが重要です。
プッシュ通知サービスには無料のトライアルを提供しているサービスも多いため、まずはトライアルを利用してユーザーインターフェース、操作性をしっかりと確認すると良いでしょう。
料金の確認
Webプッシュ通知サービスには無料で利用できるプランを提供しているサービスもあり、スタートアップ段階や利用範囲の少ない場合にはこちらのプランでも事足りるでしょう。
より高度な配信や分析を規模する場合は有料プランを利用する方が得策です。
まずはトライアルを利用した上で操作性や機能を確かめて比較検討しましょう。
特徴を理解してプッシュ通知サービスを導入しよう
プッシュ通知サービスについて、概要やおすすめのサービス、導入のメリットなどを紹介しました。
サービスの導入にあたっては、Webブラウザ向けやアプリ向けなど導入目的にあったタイプを選ぶことが重要です。
本記事で紹介したおすすめサービスや導入のポイントを参考にして自社にあったサービスを探してみてください。