自社サイトに設置している入力フォームへの入力率が悪い、より多くのリードを獲得したいという場合にはEFOツールの導入がおすすめです。
Webマーケティングにおいて、EFOやLPOなどの言葉を聞くことはあるが「どんな意味かわからない」「EFOを行うためのツールが知りたい」という方も多いと思います。
本記事ではEFOについて、基本的な意味やおすすめのEFOツール、EFOツールの導入メリット、導入する際の注意点などを紹介します。
EFOとは?
EFOツールとはEntry Form Optimisationの略で、日本では「入力フォーム最適化」と訳されることが多いです。
自社サイトに設置した入力フォームへの入力率を高めるために入力フォームの改善を行います。
入力フォームへの入力は、サイトを訪れた見込み顧客の情報を収集するために重要な施策であり、決して軽視することはできません。
しかし、入力する項目が多かったり入力方法が複雑である場合ユーザーがサイトを離脱してしまい、コンバージョンに至らないこともあります。
そこで、EFOを行うことで入力フォームを改善してフォーム入力率を高めコンバージョン率の向上を目指します。
コンバージョン率に直結するため非常に重要な施策と言えます。
設置する目的により項目は様々ですが、基本的な構成要素は以下の①~⑥となっています。
①タイトル
入力フォームの目的を知らせます。
②ラベル
入力フォームに何を入力すればよいのかを知らせます。
③入力フィールド(または入力エリア)
情報を入力する場所です。
④アクションボタン
ボタンを押すことで内容送信や別のリンクへ遷移させます。
⑤プライバシーポリシーの明示
利用者の個人情報をどのように尊重し保護するか、企業の姿勢を明らかにします。長文で記載されることが多いので、例のように別リンクを掲載することもあります。
⑥パーミッションの同意
パーミッションとは「許諾」を意味する言葉で、利用者がアカウントを作成したことによって今後ユーザーに対してマーケティング行動をとることへの同意を得るためのものです。
おすすめの類似EFOツール
類似サービス: GENIEE CHAT
(4.5)

月額料金 | 要問い合わせ | 無料お試し | 要問い合わせ |
---|---|---|---|
初期費用 | 30万円 | 最短導入期間 | 要問い合わせ |
GENIEE CHATとは、株式会社ジーニーが運営しているチャット型Web接客プラットフォームです。 GENIEE CHATを導入し、従来の入力フォームをチャット型へ移行することで、顧客体験価値を向上、CVR・LTVの最大化を実現することができます。
入力フォームへの経路を最短化してアクセス数を向上
GENIEE CHATは、導入企業のサイト上に任意でチャットバナーを常時表示させることが可能です。 ユーザーが申し込みをしたいと思ったタイミングで、バナーから迷わずに入力フォームへアクセスできるようになるため、アクセス数の向上を実現します。
入力アシストで離脱率を最小限に
入力フォームをチャット型に置き換えることで、対話形式での入力が可能となり、ユーザーにストレスを与えることなく離脱率を低減することが可能となります。 入力アシスト機能や入力補助機能を搭載しているため、入力完了率を向上させることができます。
手厚いサポートで運用工数を削減
GENIEE CHATは、サポート体制が優れているため、「導入したにも関わらず、活用できなかった」ということがありません。 専属のカスタマーサポートが、導入からCVR改善までをサポートしてくれるため、ツールの扱いに不安があるという方でも安心です。
EFOツール導入のメリット
EFOツールを導入することで主に以下のメリットが得られます。
専門的な技術力がなくてもEFO施策が可能になる
入力フォームの改善にはHTMLやCSSといった専門的な知識やスキルが必要となるケースがあります。
自社エンジニアで対応できる場合であれば良いですが、エンジニアがいない、自社エンジニアに余力ないという場合には外注で依頼しなくてはならず、高額のコストがかかってしまいます。
EFOツールを導入することで、専門的な知識がなくても直感的な操作性でEFO施策を行うことが可能となります。
多くのEFOツールでは、入力補助機能や入力エラー時のアラート機能などが搭載されているため、簡単に施策を行うことができ、解析機能で離脱原因の特定もできるため、繰り返しの改善が実現できます。
ユーザー離脱の原因がわかるようになる
EFO施策を行う上では、PDCAを回すことが重要となります。
EFOツールには、解析機能が搭載されているものが多く、行った施策の結果として入力完了率が改善したのかどうか、効果をデータとして視覚的に把握できるようになります。
A/Bテスト機能やレポート機能などを利用して、行った施策がどれくらい効果があったのかがわかるようになればPDCAを回してより洗練されたフォームの作成が実現できます。
EFOの重要性とは
入力フォームはユーザーと企業が対話する場であり、信頼関係を築く大切なツールです。
対話によるコミュニケーションがスムーズに行えるように、フォームを改善することはEFOの本質だと言えるでしょう。
また、ユーザーがフォームを利用したい目、企業がフォームを活用したい目的をしっかりと整理して、EFOの重要性を把握しておくことが重要です。
ユーザー側から見たEFOの重要性
EFOが重要な理由としてあげられるのは、ユーザーが問い合わせ・資料請求などのアクションをスムーズに行えるようにするためです。
ユーザーは情報取得や商品購入など、目的を持ってWebサイトを訪れるのが通常です。
入力フォームに個人情報を入力する際は、企業への信頼が重要です。
しかし、フォームの使い勝手が悪い場合、入力中にストレスを感じてしまい、ページを離脱してしまう恐れがあります。
それでは、ユーザーにWebサイトを訪れた目的を達成してもらうことができません。
例としては、
- 間違えて、戻るボタンを押した際に、また一から同じ情報を入力しなければならない
- エラー内容が分かりづらい
- 入力内容を何度変更しても次のページに移行できない
など、些細なことでも不満を感じてしまうことでしょう。
従って、EFOでフォームを最適化し、アクションをスムーズに完了できるためのサポートが重要です。
企業側から見たEFOの重要性
EFOは、ユーザーのために実施されるだけではありません。
企業にとっても重要な施策の一つであり、ユーザビリティの高いフォームが設置できた場合、ユーザーの離脱防止を実現できます。
結果的にコンバージョンが改善し、企業にとっても大きなメリットを享受することができ、また、使いやすいフォームはユーザーに良い印象を与えるため、企業への信頼感を向上させる効果も期待できることでしょう。
EFOツールを選ぶ際のポイント·注意点
製品名 | 参考価格 | 無料トライアル |
---|---|---|
Gyro-n EFO | 要問い合わせ | ○ 1ヶ月無料 |
formrun | 0円~ | ○ 無料プランあり |
EFOcats | 月3万円~ | – 要問い合わせ |
ゴリラEFO | 月9,800円~ | – 要問い合わせ |
EFO CUBE | 月5万円~ | – 要問い合わせ |
フォームアシスト | 要問い合わせ | – 要問い合わせ |
EFOツールを導入する際は、以下のポイントに注意しながらサービスの比較検討を行いましょう。
機能の確認
EFOツールを選ぶ際には機能の比較が重要です。
多くのEFOツールには入力補助機能やリアルタイムアラート機能などが搭載されていますが、ツールによって搭載されている機能数は違います。
より多くの補助機能がある方が入力完了率の向上が期待できますが、操作性がその分複雑になったりランニングコストが高額になる場合もあります。
自社でフォーム入力の最適化を行うにあたって必要な機能を明確にした上で、最低限必要な機能を搭載しているツールを選びましょう。
その上でオプションなどでいつでも機能を追加できるものであれば、さらに拡張性を広げたい時に新しいサービスを導入することなく利便性を高めることが可能です。
サポート体制の確認
EFO施策は一度で終わりというわけではなく、効果を解析して定期的な改善を行っていくことが重要です。
その上で重要となるのがサービス側のサポート体制で、導入における初期設定や運用後のコンサルティング、技術的なサポートなどを行ってくれるサービスであるかを確認しておきましょう。
サービスによってはコンサルサポートは有料というものもあり、その内容も様々なため必ず確認しておくことをおすすめします。
おすすめEFOツール7選
Gyro-n EFO(ジャイロンEFO)
特徴
ジャイロンEFOとは、株式会社ユニヴァ・ジャイロンが運営しているEFOツールです。
専門的な知識がなくてもEFO対策を実現でき、これまでに6,000件を超える利用実績があります。
ジャイロンEFOの導入によってコンバージョンが改善した事例も多く、2倍以上コンバージョン率が改善したケースもあるほどです。
1ヶ月無料のトライアルも提供しているため、非常に利用しやすいサービスといえます。
料金
- 初期設定費用:0円〜
- 月額料金:要問い合わせ
※価格情報は2022年4月時点のもの
S.E様
業種:小売/会社規模:31人〜50人
エントリーフォームの最適化に日々活用しています
LPからフォーム入力をコンバージョンとする中で、ユーザーのログを詳細に分析できるので課題や改善案が出しやすく、感覚値に頼らない運用ができるようになりました。
詳しくはこちら
GENIEE CHAT
特徴
GENIEE CHATは、株式会社ジーニーが運営しているチャット型のWeb接客プラットフォームです。
入力フォームをチャット型へ移行し、顧客体験の価値を向上させることができます。
導入企業のサイト上に、任意でチャットバナーを常時表示、ユーザーが申し込みをしたいというタイミングでバナーから入力フォームへ誘導し、アクセス数の増加につなげます。
料金
- 初期費用:30万円
- 月額料金:成果報酬型
※2023年6月現在/詳細は公式サイトを確認
SiTest
特徴
SiTestは、株式会社グラッドキューブが運営しているLPOツールです。
ヒートマップ機能やレポート機能、A/Bテスト機能、EFO機能などを搭載しており、課題を可視化して改善につなげることができます。
日本以外に、アジアでも導入実績があり、わかりやすいUIで利用しやすいツールです。
特に、ヒートマップ機能はPC・スマートフォンユーザーの滞在時間を可視化し、ページへの到達数や離脱率をグラフとして表示することができるため、課題発見に効果的となっています。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
※2023年6月現在/詳細は公式サイトを確認
formrun(フォームラン)
特徴
formrunは株式会社ベーシックの提供する、クラウド型Webフォーム作成システムサービスです。
よりコンバージョンしやすいフォームを作成するため、UI/UXの強化につながるテンプレート、付加価値機能を提供しています。
デザイン性の高いフォームがテンプレートを利用することで簡単に作成でき、フォームへの入力情報をカンバン方式の管理画面で効率的に管理することが可能です。
無料で利用できるフリープランを提供しているため、トライアル的な運用もできます。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:3,880円〜
- 無料トライアル:14日間無料
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
EFOcats(イーエフオーキャッツ)
特徴
住所の自動入力などフォーム入力率を向上させる機能が豊富に搭載されているEFOツールがEFOcatsです。
リアルタイムアラートで、入力ミスを防止することが可能で離脱ポイントを見極める分析機能も搭載されているため、効果的なフォーム改善が可能となっています。
料金
- 初期費用:300,000円
- 基本料金:30,000円〜
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
ゴリラEFO
特徴
ゴリラEFOは、ブルースクレイ·ジャパン株式会社が提供しているエントリーフォーム最適化ツールです。
ガイドナビゲーションでユーザーの入力をアシストすることで、入力率の向上を実現します。
入力サポート機能は20種類以上と業界でも最高水準の数となっているため、CVR改善に大きく貢献してくれるサービスと言えるでしょう。
料金
- 初期費用:30,000円
- 月額料金:9,800円〜
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
EFO CUBE
特徴
EFO CUBEは豊富な機能でフォーム入力率の向上を実現するEFOツールです。
データ解析機能に強みがあり、項目ごとの入力エラーや離脱率の取得が可能で、効果的なフォーム改善が実現できます。
入力補助機能も豊富に搭載されており、データ解析を元に最適な機能を利用することが可能です。
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:50,000円〜
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
フォームアシスト
特徴
フォームアシストは入力フォーム最適化をアシストしてくれるEFOツールです。
導入企業に合わせた機能カスタマイズが可能で、30種類もの入力サポート機能を搭載しています。
入力フォームの見た目変更もタグ1つで可能なため、初めてEFOツールを利用するという方でも扱いやすいシステムとなっています。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
BOTCHAN EFO
特徴
BOTCHAN EFOはチャット型のUIが採用されており、一問一答形式でコミュニケーションをとることが可能です。
従来の入力フォームやページの移り変わりで感じるストレスを軽減し、平均CVR改善率130%を誇ります。
離脱率を項目ごとに分析することもでき、効率的な改善施策を行いたい際にも最適です。
外部システムとの連携も可能で、サポートの手厚さやコストパフォーマンスにも定評があります。
これまで500社以上がこのソリューションを導入しており、高い評価を獲得しています。
料金
- 初期費用:要問い合わせ(無料トライアルあり)
- 月額料金:10,000円
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
Butterfly
特徴
Butterflyは、操作性に優れたサイト編集サービスです。
HTMLやCSSといった専門的な知識がなくても、コードなしでサイトの編集ができる点が優れています。
細かい修正も外注することなく、自社だけで対応できるようになるため、コストダウンにもつながります。
また、LPO機能が搭載されており、ユーザーの興味関心をもとにランディングページを表示し、売上や問い合わせ数を分析することができます。
料金
- 初期費用:50,000円
- 月額料金:120,000円
※2023年6月現在/詳細は公式サイトを確認
formy
特徴
formyは、株式会社リーピーが運営しているEFOツールです。
フォームの作成からアクセス解析、収集したデータの分析など、フォーム改善に役立つ機能を豊富に搭載しています。
1ヶ月単位で契約することができる点も魅力的です。
直感的な操作でフォームの作成ができるようになっており、管理画面から必要な項目を選択するだけとなっています。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:6,000円
※2023年6月現在/詳細は公式サイトを確認
EasyEntry
特徴
EasyEntryは、簡単操作ですぐに導入することができるEFOツールです。
アクセス解析したいフォームのURLをEasyEntryに入力するだけで計測を開始することができます。
アクセス解析の結果は自動でレポートにまとめてくれるため、企業側でレポートを作成する手間がかからない点も優れています。
専門的な用語を避け、誰でもわかりやすいようにレポートがまとめられているため、普段サイト運営に関わっていない人でもレポート内容を施策に活かしやすい点も魅力的です。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:1ポイント100円〜
※2023年6月現在/詳細は公式サイトを確認
スマートUPフォーム
特徴
スマートUPフォームは、PCサイト・スマートフォンサイトそれぞれに実装できるEFOツールです。
入力アシストやアクセス解析などの機能を搭載しており、課題を分析、レポートの作成も可能となっています。
月額費用がかからず、初期費用のみとなっているため、コストパフォーマンスにも優れています。
解析レポートは数種類に対応しており、多角的に分析することが可能です。
料金
- 初期費用:600,000円〜
- 月額料金:0円
※2023年6月現在/詳細は公式サイトを確認
フォームキーパー
特徴
フォームキーパーは、低価格で導入することができるEFOツールです。
フォームメールシステムをツールから切り離しているため、低価格でのサービス提供を実現することに成功しています。
エラー通知機能が搭載されており、入力エラーが発生した時点でユーザーに通知させることができるため、離脱率の低下につながります。
また、上位版では分析機能も搭載しています。
料金
- 初期費用:9,800円〜
- 月額料金:0円
※2023年6月現在/詳細は公式サイトを確認
エフトラEFO
特徴
エフトラEFOは、株式会社エフ・コードが運営しているEFOツールです。
多くの企業で導入されている実績があり、高い導入効果を発揮しています。
半角/全角の自動変換や郵便番号の入力による住所の自動入力といったアシスト機能を備えており、ユーザーのストレス軽減に効果的です。
入力ミスに対してアラートを通知する機能や、離脱ブロック機能なども搭載されており、離脱率改善に効果的な機能を利用することができます。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:55,000円〜
※2023年6月現在/詳細は公式サイトを確認
EFOツールに関して動画で詳しく解説
効果的なEFO施策にはツールの導入がおすすめ
EFOツールについて、概要やおすすめのシステム、導入のメリットなどを紹介しました。
定期的に効果検証を行い、よりユーザーにとって入力しやすいフォームを設置することができれば自社にとってより多くの顧客獲得につながる可能性があるため、EFOツールの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
本記事で紹介したおすすめサービスや導入のポイントを参考にして自社にあったサービスを探してみてください。
30代~50代経営者の33%がEFOを知っていると回答 既に対策をしているのは14%【EFOに関するアンケート】
調査概要
対象者:全国の30歳〜59歳の男女/経営者・役員
サンプル数:300人
居住地:宮城県,東京都,愛知県,大阪府,福岡県
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2022年10月19日
調査メディア: STRATE[ストラテ]:https://strate.biz/
【質問:EFO (Entry Form Optimisation)を知っていますか?また、EFO対策を実施したことはありますか?】
質問に対しての回答選択肢は以下
1.知らない
2.知っているが、対策を行ったことはない
3.知っていて、対策したいと思っている
4.知っていて、対策している
30代~50代の男女を対象とした「EFO (Entry Form Optimisation)を知っていますか?また、EFO対策を実施したことはありますか?」というアンケートで最も多かった回答は「知らない」で67%でした。
次いで多かったのが「知っていて、対策している」と回答した方で14%、「知っているが、対策を行ったことはない」と回答した方が11%、「知っていて、対策したいと思っている」と回答した方は8%で、全体の3割以上の方がEFOを知っていて、1割以上の方が既に対策をしていることが分かりました。
■ ご取材、データ引用等可能です。
·STRATE[ストラテ]への取材、コメント
·本発表データの引用
その他事項に関しても調整可能です。下記、お問い合わせまでお願いいたします。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社SheepDog メディア担当
メールアドレス:[email protected]