セキュリティ・脆弱性診断のおすすめ5選を比較【2023年版】

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今回は、「セキュリティ・脆弱性診断」について解説いたします。

ネットワーク・サーバ・Webアプリケーションのセキュリティ状態を安全に保つことはどんな業種でも重要ですので、ぜひ参考になさって見てください。

セキュリティ・脆弱性診断とは

脆弱性診断とは、文字通り、ネットワーク・OS・ミドルウェア・Webアプリケーションなどにおける脆弱性をチェックすることです。

脆弱性診断を行うことで、ネットワーク・サーバ・Webアプリケーションのセキュリティ状態を確認できます。

それに伴い、悪意ある攻撃もしくは、情報漏えいなどを未然に防ぐことができるようになるのです。

セキュリティ対策を行う上で重要なのは、まず脆弱性診断を行うことです。

ウイルス対策・OS・アプリケーションのアップデートなど基本的な対策と同様に、安価で行える脆弱性診断は、個人情報漏洩・サイバー攻撃などの被害防止に長けたコストパフォーマンスの高いセキュリティ対策と言えるでしょう。

おすすめのセキュリティ・脆弱性診断サービス

Burp Suite(バープ スイート)

特徴

Burp Suiteとは、Webアプリケーションのセキュリティテストを行うための統合プラットフォームです。

全世界での利用実績から、情報漏洩・不正アクセスなどにつながる脆弱性の検知が高い評価を得ています。

基本的な診断〜高度なセキュリティチェックまで、用途に応じて利用することができます。

料金

  • Burp Suite Community Edition:0円
  • Burp Suite Professional Edition:要問い合わせ
  • Burp Suite Enterprise Edition:要問い合わせ

自診くん

特徴

自診くんは、利用しているデバイス(WindowsやMac、スマートフォン)に対して、サイバー攻撃に晒される危険性がある通信かどうかを評価し、結果を知らせてくれるツールです。

無料で利用でき、Web上で完結できるのが持ち味で、ソフトのインストールも必要ありません。

料金

  • 初期費用:要問い合わせ
  • 月額費用:0円〜

Nessus

特徴

Nessusは、最先端の脆弱性診断ツールで、全世界で最も多く導入されているセキュリティ技術の一つです。

世界中の4万以上の企業と組織が導入しており、セキュリティコミュニティとしっかり連携を図り、包括的なソリューションとして高い評価を得ています。

料金

  • 初期費用:要問い合わせ
  • 月額費用:0円〜

yamory

特徴

yamoryとはWebアプリ・ソフトウェア・クラウドなどのセキュリティチェックが行え、脆弱性対策も可能なシステムです。

主なサービスとして、セキュリティ診断とソフトウェア脆弱性管理が用意されており、ライブラリ・ミドルウェア・OSなどのITシステム基盤を一元管理できる国内では唯一のサービスとして高い評価を得ています。

料金

  • 初期費用:要問い合わせ
  • 月額費用:40,000円〜

SiteLock

特徴

SiteLockとはGMOグローバルサイン・ホールディングス株式会社が運営しているセキュリティソフトです。

1日に3億ものソースコードファイルを分析することができ、日々進化する攻撃に対し、セキュリティの堅牢性向上に役立ちます。

Webサイトの危険性を察知して自動で対処してくれるツールであるため、運用に関する手間もかからない利点もあります。

料金

  • 初期費用:0円
  • 月額費用:385円〜

セキュリティ・脆弱性診断のメリット

セキュリティ対策を簡単に行える

脆弱性をあらかじめ発見できれば、対策を容易に行うことができます。

想定される問題に対し、対策を講じておくことで、悪意のある攻撃者に付け入る隙を与えない状態を作り出せるのです。

想定される問題を網羅的に発見しておけば、セキュリティ対策は明確なものになります。

セキュリティコストを削減できる

脆弱性の診断は、セキュリティコストの削減にも繋げることができます。

セキュリティ対策は闇雲に行うものではありません。

指針のない対策は、必要でないものも含まれてしまう恐れがあります。

脆弱性を診断し、無駄のないセキュリティ対策が実現されれば、コスト面でも有利になるでしょう。

自社の信頼獲得につながる

脆弱性の診断を行い的確なセキュリティ対策を講じることができれば、企業の信頼性もアピールできます。

近年、あらゆる企業で、情報漏えいが問題として叫ばれています。

自分がユーザーとして利用する企業のセキュリティ対策が気になる方も少なくないはずです。

そのため、十分なセキュリティ診断の実績は、顧客から信頼を獲得する上で非常に有効です。

セキュリティの確かさをしっかりと顧客にアピールできれば、企業の信頼性は担保されることでしょう。

セキュリティ・脆弱性診断サービスの選定方法

手動診断が可能か

まず、手動診断の有無を確認するべきです。

ツール診断はコスト・時間がかからないものの、細かい脆弱性の発見は困難を極めます。

個人情報・金融関係の情報など機密なものに対して、十分なセキュリティ対策を行いたい際は、手動診断が必要です。

手動診断であれば、セキュリティについての疑問・不安などもその場で質問できるので、解消できるはずです。

診断は高水準か

続いて、診断水準の高さも要チェックです。

診断結果は、セキュリティ対策の質に直接影響を及ぼします。

手動診断におけるスタッフの力量は非常に重要で、担当の能力の差によって、診断水準が大きく変わってしまう場合も少なくありません。

WEBサイトからスタッフの経歴を確認したり、診断レポートをチェックしたりなどの作業をあらかじめ行っておくことをおすすめします。

アフターケアは充実しているか

例えば、セキュリティホールが発見された場合、アフターケアが充実しているかどうか、具体的な対策案を提供してくれるかどうかも非常に重要な選定ポイントになります。

セキュリティ診断は、脆弱性を見つけるだけでなく、その欠陥に十分なセキュリティ対策を施すことが目的です。

具体的な案の提示、コンサルティングなど、長期的なサービスの利用も良い選択と言えます。

まとめ

以上、「セキュリティ・脆弱性診断」について解説いたしました。

ネットワークの脆弱性診断をしっかりと行い、セキュリティ能力を十分に高め、ぜひ、安全な業務を行える環境作りに務めてください。

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