工場での生産性を高めるためには、生産設備ごとの稼働状況を正確に把握し、改善点を見出していくことが重要です。
今回紹介するA-POMは、手軽に設備の稼働状況を把握できることから注目されています。
本記事ではA-POMの料金や特徴などを解説しますのでサービス選定の参考にしてください。
A-POMとは
A-POMとはアイレス電子工業株式会社が運営している設備稼働監視システムです。
Microsoft Azureを利用して、設備やその他のデバイスから取得した情報をクラウドサービス上に保存し、インターネット回線に接続した端末から情報を参照することができます。
設備の電流値を取得して、電流値のしきい値を設定することで、設備の稼働状況を監視することが可能となります。
取得した情報はCSVファイルに出力できるため、データを2次利用することが可能です。
A-POMの機能·特徴
リモートで設備監視が可能
A-POMは、タブレット・スマートフォンに対応しており、リモート環境でリアルタイムに設備監視をすることができます。
工場、事務所以外からでもリアルタイムに設備監視ができるようになるため、リモートワークの推進にもつながります。
稼働状況を集計して分析
A-POMは、監視した設備の稼働状況を設備ごとに集計、日別で集計することができます。
稼働・非稼働が明確にわかるため、設備の効率化と人材リソースの効率化につながります。
また、設備ごとの日別稼働状況をグラフ化し、非稼働時間を見える化し、稼働状況の改善を可能とします。
データは一括で出力
集計したデータはCSVで一括出力することができます。
出力値をCSVファイルで把握し、データを分析に活用することが可能となります。
A-POMの料金·価格
A-POMの料金体系は、以下の通りです。
- 初期導入費用:99,000円(税込)/台
- 月額料金:14,850円(税込)/台
A-PoMエッジコンピュータを1台契約するごとに料金が発生し、2台目以降の追加の場合は、55,000円(税込)/台となります。
2023年8月現在/詳細は公式サイトを確認
無料トライアルについて
A-POMの無料トライアルについて、公式サイト上では明記されていないため、気になった方は問い合わせてみると良いでしょう。
A-POMの導入事例·評判
手軽に導入できるIoTです
“特定の作業がボトルネックとなっており、工程全体のスピードが上がらないため、目に見えない課題を見える化するためにA-POMを導入しました。設備の電源部にCTセンサーを取り付け、測定値をクラウドサーバーにデータを蓄積し、作業時間をモニタリングしたことで人には見えていなかった課題を明確にすることができました。導入も単純で、簡単に始めることができた点も良かったです。”(金剛ダイス工業株式会社様)
A-POMで設備監視の効率化を
A-POMについてご紹介させていただきました。
- リモートで設備監視が可能
- データを蓄積して分析
- CSVファイルで出力可能
上記の点から、部門ごとの連携を強化し、稼働状況を見える化したい方におすすめといえます。
本記事を読まれて気になった方は、この機会に導入を検討してみてはいかがでしょうか。
画像·データ出典:A-POM公式サイト