社内業務の生産性向上には適切な人材配置が必要不可欠です。
適切な人材配置を可能にするためには、社員一人ひとりの能力だけでなく、性格や考え方といったどんな人物なのかを知ることが重要といえます。
しかい、昨今では若手社員との意思疎通ができないと悩む管理職の方も増えています。
そんな社内コミュニケーション方法に課題を抱えている企業に、”ゲームを通じて社内の共通言語を確立する”サービスが『cogme』です。
今回は『cogme』を運営する株式会社エイプリルナイツ様にインタビューさせていただきました。
ゲームで社内の共通言語を生み出す『cogme』とは
――『cogme』のメインターゲットを教えていただけますか?
株式会社エイプリルナイツ 中村様:弊社では、社内eスポーツ部を運用している、またはこれから社内eスポーツ部の創設を考えているユーザーがメインターゲットです。
部活制度を運用する上で『cogme』を利用して社内メンバー同士でコミュニケーションを取っていただくことで、遊びを仕事に取り入れ、部活の活性化だけでなく世代や部署を超えた社内コミュニケーションの活性化、チームビルディングの達成、離職率の低下の実現を目指しています。
――『cogme』の特徴についてお教えいただけますか?
『cogme』アプリ内画像
株式会社エイプリルナイツ 中村様:『cogme』ではプロフィールに特徴があり、チャットで発言をしたりイベントに参加することで個人のレベルやステータスが上がる、ゲーミフィケーション要素を取り入れています。
従来のコミュニケーションツールでは発言機会が少なかった社員でも、ゲーム感覚であればコミュニケーションを取りやすくなるので社内コミュニケーションの活性化が期待できるようになります。
――他社のコミュニケーションツールとの違いは何ですか?
株式会社エイプリルナイツ 中村様:他の社内コミュニケーションツールとの大きな違いは、他社のユーザーともコミュニケーションが取れる点です。
『cogme』ではゲームを通じてコミュニケーションが取れるよう、各タイトルのゲームで他社ユーザー同士がマッチングする機能や、複数の企業のeスポーツ部が交流できるeスポーツイベント機能を搭載しているので、社外の人とも簡単にコミュニケーションを取ることができます。
『cogme』はどうして生まれのか
――そもそもどうして『cogme』を始めようと思ったのでしょうか?
株式会社エイプリルナイツ 中村様:弊社エイプリルナイツでは、普段顔を合わせることが少ない社員とどうやってコミュニケーションを取るか、という課題に対して、社内部活動を取り入れています。
その中でも「ゲーム」はオンラインでも楽しめるツールであり、社員の9割がゲーマーである弊社にはピッタリのコンテンツでした。
業務後に社員が集まりゲームを楽しむことで、業務の相談をする機会が増え、新しい事業アイデアが生まれ、離職率が低下するという成果が出ました。
さらに、同じ社内eスポーツ部を運用している企業と積極的にゲームで交流することで、事業コラボレーションが生まれるスピードが格段に上がったのです。 この結果を受けて、社内コミュニケーションに課題を感じている企業、そして新しい企業交流の機会を探している企業に対して「ゲームで交流する文化」を勧めるべく『cogme』が生まれました。
『cogme』のビジネスモデルとは
――『cogme』のビジネスモデルを教えていただけますか?
『cogme』は基本無料で提供しているサービスです。
今後は社会人とその周辺の人や環境を巻き込んだ施策を検討中です。具体的には、ゲーム/eスポーツ部を創設~長期運営するためのサポートをする仕組みや、若年世代の採用、プロゲーマーのセカンドキャリアなど、各ステークホルダーが抱える課題を『cogme』を使うことで解決できるようなビジネスを展開していきます。
『cogme』が見据えるビジョンとは
――貴重なお話をありがとうございます。最後に今後の展開をお教えいただけますか?
社内eスポーツ部を取り入れている企業はここ1年〜2年でかなり増えてきていますが、社内部活動というくくりだけで見てもまだまだ少ないのが現状です。
日本のすべての企業が「ゲームで交流する文化」を取り入れることで、働き方改革に貢献できたらいいなと思います。
サービスとしては、今後『cogme』を利用されている企業eスポーツ部の魅力を発信し、文面だけではマイナスイメージの強い「ゲーマー社員」の一人ひとりの個性が評価され賞賛されるよう、活動していきたいですね。
今回お話を伺ったサービス:『cogme』