プロジェクトを効率的に管理するには管理ツールの導入がおすすめです。今回ご紹介させていただくZAC(ザック)というサービスは経営と業務を効率化することが可能なクラウド型のERPシステムです。特徴や料金、類似サービスとの比較を紹介していきますのでぜひツール選びの参考にしてみてください。
ZACとは
ZACとは株式会社オロが提供しているクラウド型のERPシステムです。
プロジェクトビジネスの効率化に特化していて経営と業務に役立つ機能が多数搭載されていることで700社以上の有名企業から導入されているサービスです。
プロジェクトごとに売り上げと原価を紐づけることが可能で、レポート機能などで経営状況を可視化することができるようになります。
ZACの機能·特徴
販売業務の管理を効率化
ZACを導入することで見込·引合管理から受注·売り上げなどの販売業務全体を管理できるようになります。受注前の引合段階からシステムへ情報を入力することができるようになるので受注予定日や発注予定日を登録しておくことで、それらをベースに案件を検索できるようになります。
見積書の作成もブラウザ上で簡単に行えるようになり作成済みの見積書を編集、コピーすることも可能になります。ワークフロー機能が搭載されているので見積書の作成から発行までを1つの画面で行うことができ、業務の効率化が実現できます。システム上で債権管理ができることで伝票のペーパーレス化もでき、コストカットも期待できます。
経営状況の見える化
ZACでは見込み時点から受注済のプロジェクトまでの損益予測が可能になります。経営ダッシュボードではシステムに登録しておいた経営数値をモニタリングして異常値が検知された場合には、アラートがトップページであるダッシュボードに通知されるようになります。
経営指標に異常値が検知された場合にはドリルダウン経営分析を行うことができるので部門別、チーム別といった深部までの経営分析が実現されます。異常値を発見するセグメントをユーザーが柔軟にカスタマイズすることができるので自社にあった経営状況の把握、分析が可能になります。
工程管理を効率化
工程管理機能が搭載されているのでプロジェクトの進捗と原価の進捗を一元的に管理することができるようになります。ガントチャートの作成が可能なので工程ごとの進捗具合をイナズマ線で簡単に視覚化することができ、日程の編集も簡単なマウス操作で実現できます。
プロジェクトの進捗状況を出来高で把握する手法であるEVM(Earned Value Management)をグラフ化して表示することができるのでスケジュールに対しての出来高、実績コストに対しての出来高を把握できるようになります。これによってプロジェクトの問題点を早期に発見して対応することが可能になります。
ZACの料金·価格
ZACの料金体系は初期費用と毎月発生する保守費用からなります。導入する機能や利用人数によって料金が変わってくるので詳細は公式サイトより見積もりが必要です。
見積もり例としては、社員数100名で販売·購買·工数·勤怠·経費·仕分連携の機能を導入した場合は初期費用1,200万円、月額費用19万円になります。
2020年7月現在/詳細は公式サイトを確認
ZACの強み
ZACの強みは単なるプロジェクト管理ツールとしてだけでなく経営管理も実現できるという点にあります。プロジェクトを効率的に管理することができるようになる機能だけでなく、経営状況を可視化する機能が搭載されているのでプロジェクトの進捗と経営への影響を把握することができるようになり、プロジェクトに関わるメンバーだけでなく経営層にもメリットをもたらすことができるサービスというのはZACならではの強みです。
利用企業からの評判·口コミ
クラウドERPならではの管理会計を実現できました
“以前はエクセルで経営管理を行っていましたがデータがあちこちに分散されてうまく管理ができていませんでした。ZACを導入してからは案件ごとの利益率を把握できるようになり、規定利益率を下回りそうな案件があればすぐに確認して会議にまわせる体制を整備することができました。”(AZAPA株式会社様)
社員の自主性が成長しました
“以前は粗利による売り上げ管理をしていましたが原価の内訳がしっかりと把握できていない問題がありました。ZACを導入してからは社員一人ひとりの損益意識が向上し、組織体制の強化が実現できたと思っています。今後はさらなるステージを設定してZACを活用して発展していきたいですね。”(株式会社インターコネクト様)
類似サービスとの比較
ZACとの類似サービスとしてはGRANDITやOBIC7などが挙げられます。これらのサービスを料金面や機能面で比較すると以下の通りです。
サービス名 | 料金(月額) | 初期費用 | お試し利用 | 特徴 |
ZAC | 要問い合わせ | 要問い合わせ | なし | ·経営状況の見える化 ·損益管理から支払い機能までを一元管理 |
GRANDIT | 要問い合わせ | 要問い合わせ | なし | ·幅広い業界に対応可能 ·強固なセキュリティ体制 |
OBIC7 | 要問い合わせ | 要問い合わせ | なし | ·会計情報システムが基幹 ·オンプレミス型とクラウド型を提供 |
クラウドERPは詳細な料金を公式サイトより見積もりすることで判明するものが多いので料金面での比較は難しいですが、機能面での比較としてはプロジェクト管理だけでなく経営状況の把握もできるZACがおすすめです。販売から債権·経費·製造·人事といった幅広い業務に対応できるものが良いという場合はGRANDITがおすすめです。
ZACで経営状況の見える化を
今回はクラウドERPシステムのZACをご紹介させていただきました。プロジェクトを効率的に管理するだけでなく、経営状況をリアルタイムに反映し、問題点がある場合は即座に分析することが可能なZACのようなシステムを導入することで、自社の把握しきれていなかった数値を視覚化できるのでぜひ積極的に導入を検討してみてください。
画像·データ出典:ZAC公式サイト