契約書レビュー(リーガルチェック)は作成した契約書が有効であるか法的観点からチェックすることをいいます。
法務担当が自社にいる場合は簡単に依頼をすることができますが、中小企業や個人事業主など法務の担当がいない場合は弁護士等の専門家に依頼をするのが一般的です。
今回は契約書レビューの依頼先と費用について解説します。
おすすめの類似契約書レビューツール
類似サービス: LegalForce
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月額料金 | 要問い合わせ | 無料お試し | 要問い合わせ |
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初期費用 | 要問い合わせ | 最短導入期間 | 要問い合わせ |
LegalForceは、株式会社LegalForceが提供する、AI契約審査プラットフォームです。 「契約審査の効率化と品質向上」を実現するサービスとして、AIによる最先端の技術で契約にまつわる業務を支援してくれます。
リスクの洗い出しを支援してくれる
レビューしたい契約書をアップロードすれば、AIが契約書に潜むリスクの洗い出しを支援をしてくれるため、リスクの見落とし・必要条項の抜け漏れ防止をサポートしてくれます。
ほしい「条文」がすぐに見つかる
LegalForceは、過去にアップロードした契約書から、キーワードや当事者名などで参考にしたい「あのときのあの条文」を探すことができます。
Wordとの連携で、スムーズな修正作業ができる
LegalForceは、Wordと連携しており、普段の作業環境を変えず、スムーズに修正作業を行うことができます。
類似サービス: Hubble
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月額費用 | 60,000円〜 | 無料お試し | あり |
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初期費用 | 要お問合せ | 最短利用開始期間 | 要問い合わせ |
Hubbleとは、迅速でミスのない業務を実現することができる契約書管理クラウドサービスです。 社内の全ての契約書を一元管理して、進捗の確認や契約書の内容レビュー、バージョン管理、部門をまたいだやり取りといった作業の全てをHubble上で行うことができます。
契約書管理はドキュメントをアップロードするだけ
Hubbleで契約書管理を開始するために必要な作業は、Wordの契約書ドキュメントをアップロードすることだけであり、非常に簡単です。 アップロード作業を行うだけで、ドキュメントリストと呼ばれる台帳が自動で作成され、契約書の進捗状況といったステータスや、契約種別などの様々な情報をもとに、全ての契約書を把握・検索できるようになります。
契約書関連のコミュニケーションを可視化
Hubbleでは、契約書の受付を普段お使いのメールやSlack、Teamsといった各種ビジネスチャットで行うことができます。 Hubble上で、契約書に依頼者やレビュー者のコメントを付与することができるので、契約書の受付時点から現在までの状況が可視化され、後から誰が見ても交渉経緯をはじめとした契約書レビュー時の状況が分かるような契約書管理を実現します。
契約書の差分を把握
Hubbleでは、管理している契約書をHubble上で編集するだけで、自動的に変更された内容が差分として検知されます。 Wordの変更履歴がオフのまま編集されても差分を検知できるので、いわゆるサイレント修正があっても簡単に見つけることができます。
類似サービス: LAWGUE
(4.5)
月額費用 | 要問い合わせ | 無料お試し | トライアルプランあり |
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初期費用 | 要お問合せ | 最短利用開始期間 | 要問い合わせ |
LAWGUEとは、FRAIM株式会社が運営しているクラウド ドキュメント ワークスペースです。 契約書や開示文書などさまざまな種類の文書をクラウド上で管理して作成、検索などができ、業務の効率化を実現できることから一般企業だけではなく、法律事務所、官公庁、自治体などでも導入されている実績があります。
AIを活用した文書の作成と管理が可能に
LAWGUEでは、独自AIを活用によって、文書の作成と管理に関する課題を解消することができます。 キーワード検索はもちろん、AIによる類似文書のサジェストや類似条項のサジェストが可能なため、今まで見つけるのに時間をかけていた文書も簡単に検索することができ、検索にかけていた時間を大幅に短縮することができるようになります。
ナレッジの蓄積ができる
文書内のコメントがこまめに更新されることで、変更履歴がブラックボックス化してしまい、ナレッジの蓄積ができていなかったというケースも、LAWGUEであれば安心です。 LAWGUEでは、過去のやりとりを全てLAWGUE上に残すことができ、メールなどを介さずLAWGUE内でやりとりが完結するようになるため、ナレッジ、ノウハウの見える化が実現できます。
体裁の直しも効率化
LAWGUEには、特許技術の自動体裁補正機能が搭載されており、ずれた条番号やレイアウトの修正が自動的に完了します。 手作業で行なっていた修正業務が圧倒的に効率化され、空いた時間を別の業務に充てて生産性の向上が期待できます。
契約書レビューの依頼先と特徴
契約書レビューの依頼先には以下の3つがあります。
1.組織内法務部
2.外部法律事務所
3.契約書レビューサービス
それぞれの特徴について説明します。
組織内法務部
組織内法務部とは企業内の法務業務全般を請け負う部署です。契約書レビューや社内の法律相談などに対応をします。組織内に契約レビューをすることができる担当者がいることで、契約までの流れがスムーズになるメリットがあります。
外部法律事務所
契約書レビューの依頼先の2つ目として弁護士などの専門家にお願いするパターンがあります。組織内の法務担当に依頼する場合と比較すると契約書レビューが必要なタイミングにだけ依頼をするため、契約書レビューにかかるコストを抑えることができます。また、弁護士資格を持っている方に依頼をするため、契約書レビューの精度も高いことが特徴です。
契約書レビューサービス
AI技術の進化により、契約書レビューを自動で行うサービスが提供されるようになりました。導入することで、契約書レビューにかかる時間やコストが大幅に削減されることが期待できます。
おすすめの契約書レビューサービス
契約書レビューの費用と相場
契約書レビューをアウトソーシングする場合には当然ですが、費用がかかります。外部法律事務所に依頼した場合と契約書レビューサービスを利用した場合の費用と相場について解説します。
外部法律事務所
契約書レビューを外部法律事務所に依頼した場合、1ページあたり¥10,000〜¥20,000が費用の相場になります。しかし、契約書の内容が複雑なものはさらに費用がかかる場合もあります。
契約書レビューサービス
契約書レビューサービスの相場は月額¥30,000ほどです。様々なプランがあり、機能が増えることで金額は高くなるため、必要な機能をあらかじめ確認した上で利用することをおすすめします。
契約書レビューの依頼手順
契約書レビューの依頼先やそれぞれの費用を前述しましたが、ここからは依頼の手順について説明していきます。
レビュー目的と用件の明確化
まず最初に行う必要があるのがレビュー目的と要件の明確化です。組織内の法務部に契約書レビューを依頼する場合は細かく連携をとることができますが、外部に依頼をする場合は特にこの手順を細かく行う必要があります。
なぜ契約書を作成をする必要があるのかとどの様な法律に準じて作成しなければいけないのかを必ず確認しましょう。
依頼先の選定
次の手順が依頼先の選定です。依頼先によって費用や得意とする契約書レビューの内容が変わります。前述している依頼先の特徴を理解した上で、どこへ契約書レビューを依頼するのか選定を行いましょう。
依頼書の作成と提出
ここまで手順が進めば依頼書の作成を行いましょう。どの様な箇所を確認してもらいたいか明確に記載することが大切です。依頼書の作成が完了したら依頼先へ提出しましょう。
契約書レビューサービスへ依頼をする場合はデータで提出する必要があるため、手書きの契約書の場合は必ずデータ化してください。
レビューの進捗管理とフィードバック
契約書のレビューを依頼したら、その後の進捗を管理する必要があります。完成した契約書がいつまでに必要なのか修正があることを前提にスケジュールを立てましょう。
また、フィードバックがあればすぐに対応できるように準備をしておくことをおすすめします。
実際の契約書レビューサービスの費用を調査
契約書レビューの費用相場についてはすでに説明をしていますが、各サービスを利用した際の費用について紹介します。
GVA assist
GVA assistは弁護士の監修を受けている審査基準や自社のナレッジを活用した契約書レビューサービスです。また、250種類の契約タイプに対応しており、過去の契約書レビューの結果をデータとして蓄積することができます。導入費用には月額の¥50,000と初期費用がかかりますが、初期費用についてはプランによって変わるため問い合わせが必要です。
LeCHECK
LeCHECKは契約書をアップロードするだけでAIが瞬時にレビューを行うクラウドサービスです。また、英文の契約書レビューにも対応しており、高精度で不利な状況や記載漏れがないかを判断します。業界の中でも費用が安く、和文のみのレビュープランであれば月額¥40,000で導入することが可能です。
インテリジェント契約チェッカー
NTTがこれまでに研究してきた日本語の自然言語処理技術により契約書の内容を高精度でレビューすることができます。文章の構成や表現方法に関わらず、必要な条件が含まれているかを判断することができます。しかし、費用はホームページに記載されていないため問い合わせが必要になります。他の契約書レビューサービスも費用が記載されていないことが多く、問い合わせが必要となるでしょう。
契約書レビューは費用を比較して依頼先を選定しましょう
今回は契約書レビューの依頼先と費用について解説しました。企業の規模や契約書の作成件数に応じて適切な依頼先を選定する必要があります。
様々な種類の契約書レビューサービスが登場していますが、機能やプランの内容は異なるため、費用対効果を必ず比較してから依頼をしましょう。その際は今回紹介した依頼までの手順を参考にしてください。