本記事では、ウェビナー管理についてQ&A方式で解説しております。
ウェビナー管理についてよくある疑問
A.
【ウェビナーの概要】
ウェビナーとは「WEB」と「セミナー」を組み合わせた造語です。
オンラインで配信するセミナー、もしくはそのための専用ツールのことを指します。
手軽に配信でき、参加者はパソコンやスマートフォンで視聴可能です。
企業の説明会や研修、講演会、サービス・商品の説明などさまざまなシーンで活用されています。
【ウェビナーを使ったマーケティングとは】
ウェビナーマーケティングとは、ウェビナーを活用したマーケティング手法です。
見込み客に対して有益な情報を提供し、ヒアリングやニーズ分析を実施します。
顧客との関係を構築して、商品・サービスを購入してもらうのが最終的な目的です。
Q.ウェビナーマーケティングの効果やメリットは?
A.
【場所にとらわれず開催できる】
ウェビナーマーケティングは、場所や時間に関係なく開催できます。
参加者はインターネット環境と端末さえあれば、好きな場所で参加できるでしょう。
さらに全国各地に同時配信できるため、集客がしやすいといったメリットもあります。
【セミナーの手間やコストを削減できる】
ウェビナーマーケティングなら、会場の準備が必要ありません。
会場の選定や予約、撤収などの手間が不要なのが魅力です。
会場費や講師の交通費・宿泊費、準備スタッフの人件費などコストカットにもなります。
録画すれば何度も同じセミナーを配信できるため、手間やコストを大幅に削減できるでしょう。
【リードナーチャリングしやすい】
ウェビナーマーケティングは、リードナーチャリング(見込み客の育成)に効果的です。
動画で商品・サービスを紹介でき、さらにチャット機能などで顧客とコミュニケーションがとれます。
顧客の正直な反応をチェックして、疑問点もリアルタイムで把握できるのがメリットです。
商品・サービスへの理解度を深めてもらい、さらに疑問をすぐ解消することでリードナーチャリングにつなげられるでしょう。
Q.ウェビナーマーケティングの効果を高めるポイントは?
A.
【適切な参加者を集める】
自社の商品・サービスの購入を検討してくれる、見込み客を集めましょう。
自社サイトやSNS、メールマガジン、見込み客への個別メールなどで集客してください。
そのうえでペルソナ(ユーザー像)を設定して、配信内容やアプローチを決めることで効果を高められます。
【参加者にとってメリットのある情報を発信する】
ウェビナーマーケティングでは、参加者にとって有益な情報を提供することが重要です。
商品・サービスを売ることを優先すると、顧客が離脱してしまいます。
顧客が参加したい・最後まで視聴したいと感じる配信内容を、作成してください。
満足度の高い配信を実施すれば、サービス・商品への好感度アップや、次のウェビナーへの参加につなげられるでしょう。
【スムーズな参加や配信環境を用意する】
申し込みフォームの項目を少なくするなど、顧客が手軽に参加できるような工夫が必要です。
詳しい入室方法を、開催前のリマインドメールに載せて案内するとよいでしょう。
また、快適に配信できるような環境を整えておくことが重要です。
通信環境やカメラ、マイクの品質をチェックして、配信前にはテストをおこなってください。
【アフターフォローに力を入れる】
ウェビナーマーケティングの後に、お礼メールや映像のリピート配信、感想受付をおこなうことで効果を高められます。
継続してウェビナーマーケティングを開催するなら、メルマガ登録への案内を送りましょう。
そのうえで閲覧回数や滞在時間、アンケートの回答、離脱の多い箇所を分析して、次回につなげることが大事です。
Q.効果的なウェビナーを開催するためのおすすめツールは?
A.
【Zoomビデオウェビナー】
WEB会議システム「Zoom」のオプション機能として利用できるツールです。
大人数のウェビナーにも対応しており、チャットや投票など基本的な機能が揃っています。
【Adobe Connect for Webinars】
Adobe Connect for Webinarsは、拡張性に優れたウェビナーツール。
さまざまな機能を備えていて、シーンや顧客にあわせてカスタマイズできるのが魅力です。
Q.ウェビナー開催までの流れは?
A.
【目的やゴールの設定】
まずはウェビナーを開催する目的と、ゴールを明確にしましょう。
施策が成功したかの基準にもなるので、より具体的に設定することが重要です。
目標やゴールを決めたうえでテーマを決定してください。
【参加者ターゲット・ペルソナの設定】
誰に向けてウェビナーを配信するのか、ターゲットを設定しましょう。
性別や年齢、趣味、生活スタイルなど、具体的なペルソナ(人物像)を細かく決めます。
そのうえでペルソナの興味・関心にあわせて、ウェビナーの内容や流れを検討しましょう。
【配信環境やツールの整備】
PCやカメラ、マイクなど、ウェビナーの配信に必要な機材を用意します。
インターネット環境や専用のツールもあわせて準備してください。
ウェビナーを実際に配信する前に、機材やツールを使ってリハーサルをおこなっておくことが重要です。
【集客】
基本的な準備が整ったら公式サイトやSNS、メール、Web広告などで集客しましょう。
参加者向けの登録フォームを作成しておくのがおすすめです。
登録を受け付けたあとは、ウェビナーの詳細を記載した申込受付けメールを送信してください。
Q.ウェビナー当日〜開催後の流れは?
A.
【出欠確認や参加者管理】
参加を申し込んだ方でも、当日になって欠席する可能性があります。
開催日の前日にリマインドメールを送り、知らせておくことが重要です。
出欠確認や管理はウェビナーツールの機能を活用してください。
【開催・トラブル対応】
開催日になったら決めておいた流れにそって、ウェビナーを配信しましょう。
URLにアクセスできない、音声が聞こえないなどトラブルが発生するケースもあるので、事前に担当や対応を決めておきます。
録画配信の場合でも、問い合わせフォームを用意してサポート体制を整えておくことが重要です。
【アフターフォロー】
ウェビナーの開催後は、当日中に参加者へお礼のメールを送信します。
開催予定があれば次回のウェビナーを案内してください。
欠席した方にもあわせてアプローチをするとよいでしょう。
Q.ウェビナー開催を成功させるポイントは?
A.
【スムーズに参加できる導線】
スムーズにウェビナーに参加できるように、導線を整えて置くことが重要です。
申し込みフォームの入力項目が多いと敬遠されるので、最低限に絞ります。
詳しい参加方法は、申込み受付メールやリマインドメールに記載しておくのがおすすめです。
【快適なインターネット回線】
インターネット環境によっては、映像が途切れたり音声が聞こえなかったりする可能性があります。
通信速度を測定して、十分なインターネット環境があるかチェックしましょう。
不十分な場合は、PCの買い替えやインターネット回線の乗り換えも検討してください。
参加者側にも推奨環境をアナウンスしておきましょう。
【ウェビナーツールの活用】
ウェビナーツールには、ウェビナーに役立つさまざまな機能が備わっています。
それぞれ機能は異なるので、自社や開催したいウェビナーに適したツールを選びましょう。
スムーズに使いこなせるように、トレーニングしておくと安心です。
Q.ウェビナーで期待できる効果は?
A.
【リードの獲得】
ウェビナーはリード(見込み客)の獲得におすすめです。
メールアドレスや氏名など顧客情報を収集でき、さらに参加者との信頼関係もきずけます。
【リードナーチャリング】
獲得した顧客の購買意欲を高める、リードナーチャリングにもウェビナーが役立つでしょう。
商品・サービスへの理解度を高めたり、なぜ見込み客のままなのか分析したりといったことが可能です。
【商品・サービスの成約】
商品・サービスを知ってもらい、リアルタイムで疑問を解決することで成約につなげます。
ただし、露骨な売り込みをすると顧客が離れてしまうため、有益な情報を提供することが重要です。
Q.ウェビナーの成功事例は?
A.
【① IT・情報通信業界】
システム開発企業でウェビナーを導入した成功事例です。
オフィスが東京にあり、地方へのアプローチが難しいといった課題がありました。
ウェビナーによって東京以外の顧客が4~5倍まで増え、効率的な集客を実現しています。
【②求人媒体業界】
求人誌や求人サイトの説明会にウェビナーを導入。
会場費や交通費などのコストカットが実現できました
さらに準備や片付けにかかる時間や手間がなくなり、従業員の負担も軽減できた成功事例です。
【③製造業界】
ウェビナーを顧客とのコミュニケーションに活用しています。
ライブ配信にこだわり、サービス・商品への疑問解消につなげている成功事例です。
さらにアンケート機能で顧客のリアルな感想を収集して、施策に役立てています。
Q.ウェビナーを成功に導くおすすめツールは?
A.
【ネクプロ】
ネクプロは、多くのマーケティング機能を備えたウェビナーツールです。
自動メール送信・ターゲティングメールや個別商談機能、ログ分析・レポート出力など、さまざまな機能が揃っています。
参加者がアプリケーションのダウンロード不要で、視聴できるのが魅力です。
【GigaCast】
開催前から開催後まで、ウェビナーに必要な機能がトータルで揃います。
高画質な映像・資料配信にこだわっており、細かい部分までハッキリと視聴できるでしょう。
さらに複数のインターネット回線から選択でき、障害が発生してもすぐに切り替えられます。
【コクリポ】
シンプルな操作が特徴のウェビナーツールです。
ウェビナーの準備や開催など、すべての工程を簡単におこなえます。
丁寧なマニュアルや問い合わせサポートもあるため、初めての方でも手軽に使用できるでしょう。
Q.主催者側のウェビナーのメリットは?
A.
【会場手配や設営が不要】
オンラインでおこなうため、会場の手配や設営・撤去が不要なのがメリットです。
場所や人数の制限がなく、より手軽に開催できるでしょう。
【コストや人員削減が可能】
ウェビナーなら、会場費や設営のための人件費がかかりません。
さらに時間や手間も軽減できるので、コストや人員を大幅にカットできます。
【全国のターゲットにリーチできる】
ウェビナーは場所に関係なく参加できるため、全国のターゲットにアプローチできます。
リーチ(届く距離・範囲)を広げることで、リード(見込み客)を増やせるのがメリットです。
参加者の情報をリストにして管理すれば、マーケティングにも活用できるでしょう。
Q.主催者側のウェビナーのデメリットは?
A.
【参加者の集中力が切れやすい】
対面のセミナーと違い、ウェビナーは参加者が離脱できます。
興味がない内容だと集中力が途中で切れてしまい、視聴をやめてしまうケースもあるでしょう。
参加者にとって有益な情報を提供するなどの工夫が必要です。
【参加者の表情や反応を読み取りづらい】
ウェビナーでは、Webカメラで参加者の顔を映すことはほとんどありません。
対面でのセミナーと違い、表情や反応を読み取りづらいのがデメリットです。
【通信環境に細心の注意が必要】
リアルタイム配信の場合、配信の中断や音が聞こえないなどのトラブルが発生する可能性があります。
通信環境を十分にチェックしてから配信し、もしものときの対策も立てておきましょう。
Q.参加者側のウェビナーのメリットは?
A.
【全国どこからでも参加できる】
対面のセミナーと違い、全国どこからでもウェビナーに参加できます。
インターネット環境さえあれば、自宅で参加できるのがメリットです。
【会場へ向かう手間や交通費がかからない】
ウェビナーなら会場まで足を運ぶ必要がありません。
手間や時間、交通費、宿泊費などの負担がなく参加できます。
【リアルセミナーより気軽に参加できる】
多くのウェビナーは無料で参加でき、申し込みも簡単です。
時間や手間、コストがかからず、さらに途中で離脱できるので、誰でも気軽に参加できるでしょう。
Q.参加者側のウェビナーのデメリットは?
A.
【主催者に質問しづらい】
ライブ配信形式のウェビナーならチャットで質問ができます。
一方で数百人単位の大規模なウェビナーの場合、質問をひろってもらえないケースもあるでしょう。
また録画した映像を配信するウェビナーの場合は、リアルタイムでの質問はできません。
【参加方法が複雑な場合がある】
ウェビナーの参加には、申込みや情報登録などの準備が必要です。
主催者が使用しているツールによって、参加方法が異なるケースも多いでしょう。
方法が複雑でスムーズに参加できない可能性があるのが、参加者側のデメリットです。
Q.ウェビナーとは?