自社のセキュリティ対策やコンプライアンス強化のためにも、ID管理は欠かすことができません。
しかし、ID管理システムをこれから導入するという方は、どのようなサービスを選べば良いかわからないのではないでしょうか。
本記事では、ID管理システムについて解説、おすすめのサービスも紹介しますので参考にしてください。
ID管理システムとは
ID管理システムとは、自社で利用している様々なシステムやアプリにログインするためのID・パスワードなどのユーザー情報を一元管理することができるサービスです。
利便性の高いSaaSツールの普及、DX化に伴い、業務効率化などを実現している企業が多い一方で、様々なサービスを導入していることからID管理が煩雑化し、情報漏洩などのリスクが増加している点が課題となっています。
Excelなどの表計算ソフトを活用してID管理業務を行なっている企業も多いですが、利用しているサービスごとにIDやパスワードを入力しなければならず、手間が多く、情報の更新も手動で行う必要があるため、更新忘れなどのリスクが伴います。
ID管理システムを導入することで、一元管理が可能となり、パスワード等の変更作業も一度で完結するため、入退社に合わせた情報変更の手間を効率化、削除のし忘れや、IDの使い回しといったリスクを回避することが可能です。
おすすめのID管理システム
類似サービス: iDoperation
(4.5)
月額料金 | 要問い合わせ | 契約期間 | 要問い合わせ |
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初期費用 | 要問い合わせ | 記事提供開始 | 要問い合わせ |
iDoperationとは、NTTテクノクロス株式会社が提供している特権ID管理のためのソリューションです。 Administratorやrootといった特権IDの管理において発生しがちな課題が、これ1つで解決できることから、幅広い業界の企業に導入されています。
特権ID管理に必要な機能をオールインワンで提供
iDoperationは、特権ID管理に求められる3つの運用「特権IDの管理」、「特権IDの利用」、「特権IDの点検」をすべて実現し、求められる監査レベルに応じた基本機能を1つのパッケージで提供することができます。
監査対応実績100%
iDoperationは、これまでに様々なクライアントの監査事例をもとに、製品改善を続けており、監査対応実績は、100%(2012年からの当社実績)を実現しています。 豊富な監査レポートだけでなく、「監査人向け説明マニュアル」を用意しているため、導入企業が効率的に監査対応ができるようにサポートすることが可能です。
おすすめのID管理システム
iDoperation
特徴
iDoperationは、NTTテクノクロス株式会社が提供している特権ID管理のためのソリューションです。
Administratorやrootなどの特権ID管理における課題解消に役立つ機能が搭載されており、幅広い企業から導入されています。
監査指摘への対策や、対応工数の削減といった導入効果があり、1つのツールで「特権IDの管理」、「特権IDの利用」、「特権IDの点検」を実現することができます。
必要な機能を選んで採用できる点も優れており、基本機能に点検機能を組み合わせて運用することも可能です。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
※価格情報は2023年4月時点のもの
AccessMatrix USO
特徴
AccessMatrix USOは、複数のシステムへのログインが1度で完結できるシングルサインオンツールです。
既存アプリケーションに手を加える必要なく導入でき、ネットワーク構成や対象システムの変更も不要となっています。
あらゆる種類のアプリへのシングルサインオンが可能で、部署や管理者など柔軟にグループを分けて管理することができます。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
※価格情報は2023年4月時点のもの
EntryMaster
特徴
EntryMasterは、複数のID情報の一元管理を可能とするID管理システムです。
ID管理を一元化し、負担を軽減、運用の効率化につなげます。
ユーザー情報はCSVで一括インポートが可能で、ユーザーの情報の操作履歴や他のシステムへの連携証跡が確認できるため、セキュリティも強固なものとなっています。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
※価格情報は2023年4月時点のもの
Password Manager Pro
特徴
Password Manager Proは、低コストで導入できるID管理システムです。
年間98万円から導入することができ、組織の拡大に対しても低コストで利用することができます。
多要素認証やパスワードの非表示設定、ワンタイムパスワードなど、豊富なセキュリティ機能が搭載されている点も優れています。
サポート体制も優れており、使い方に関しても手厚いサポートを受けることができます。
料金
- 通常ライセンス:245.4万円〜
- 年間ライセンス:98万円〜
※価格情報は2023年4月時点のもの
1Password
特徴
1Passwordは、パスワードの保存、管理サービスです。
ワンクリックで簡単かつ安全にパスワードを入力することができるようになります。
機密性や整合性、可用性に関して高いセキュリティ基準を維持しており、安全にパスワードを使用することができます。
世界的に導入されている実績があり、ワンクリックでログインできる利便性の高さが高評価されています。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:2.99ドル〜
※価格情報は2023年4月時点のもの
RoboForm
特徴
RoboFormとは、SiberSystems社が2000年にリリースしたパスワード管理ソフトです。
パスワード・クレジットカード・請求先情報などを厳重なセキュリティで管理してくれるツールとして信頼を獲得しています。
ログインはワンクリックで完了でき、ブラウザのブックマークに保存できるなどを、使い心地も高評価です。
パスワードのランダム生成機能も搭載されています。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
※価格情報は2023年6月時点のもの
OneLogin
特徴
OneLoginは、全てのアプリケーションのアクセス管理を一元化できるツールです。
多くのアプリケーションを使用していると管理は徐々に煩雑になりますが、それらを一元化でき、業務負担を軽減してくれます。
スマートフォン・タブレットなどの端末にも対応しており、普段使用されないデバイスからのログイン、普段とは違う時刻のログインなどを防止してくれるのも嬉しいポイントです。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
※価格情報は2023年6月時点のもの
Extic
特徴
Exticは、認証とID管理の機能を、1つにまとめたIDaaSサービスです。
クラウドサービスを活用するためには、安全かつしっかりとID管理する必要がありますが、Exticはそのサポートに尽力してくれます。
入社退職のたびに全アプリケーションの更新・セキュリティパッチの脆弱性対応、各アプリケーションのIDとパスワード登録など、管理者とユーザーどちらの目線からも強い味方であるツールです。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
※価格情報は2023年6月時点のもの
SeciossLink
特徴
SeciossLink(セシオスリンク)は、ID管理と認証の一元管理を実現できるSaaS型サービスです。
ネットワーク機器、ハードウェアシステム構築などを準備する必要がなく、ID情報を自動的にクラウド登録・削除を行ってくれるため、監視者の業務負担を減少してくれます。
様々なクラウドサービスに連携できるため、ID情報・グループ情報の伝達にも適しています。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:150円~
※価格情報は2023年6月時点のもの
COMPANY Identity Management
特徴
COMPANY Identity Managementとは、ID管理業務の負荷軽減とセキュリティレベル向上に最適なツールです。
社員のID情報の一元管理・雇用・異動・退職に伴うID発行・権限変更などを自動化できる上に、ID管理に関する一連の業務効率化にぴったりです。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:150円~
※価格情報は2023年6月時点のもの
infoScoop x Digital Workforce
特徴
infoScoop x Digital Workforceは、生産性・セキュリティどちらの側面の機能を兼ね備えたIDaasです。
ポータル・SSO・ID管理・API管理などの機能により、生産性・セキュリティ性・コストカットを両立でき、リモートワークにおいては、コミュニケーションツールとしても利用できます。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:430円~
※価格情報は2023年6月時点のもの
Zoho Vault
特徴
Zoho Vaultはクラウド型のID管理・パスワード管理システムです。
ID管理に困っている企業は少なくないはずですが、簡単かつ安全にIDを扱えるツールとして高い人気を誇ります。
強力なパスワードを生成でき、離脱したユーザーのアクセス権限の削除なども行え、セキュリティの強さも人気の所以です。
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:0円
※価格情報は2023年6月時点のもの
Unified-one
特徴
Unified-oneは、ID管理システムです。
学生・職員などの情報を一括で管理でき、入学や復学に必要なIDの管理に長けています。
テンプレートにそって、データをまとめられる上、統合して一つの画面で管理できるなど便利な機能も満載です。
料金
- 初期費用:150万円
- 月額料金:0円
※価格情報は2023年6月時点のもの
LastPass
特徴
LastPassは、パスワード情報を一括管理でき、作成・記録・入力、全てを自動化することができます。
パスワードに関する作業の煩わしさが軽減されるツールとして人気を博しています。
個人での活用のみならず、チームとして共有可能なので、ビジネスの場においても強い味方です。
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:0円
※価格情報は2023年6月時点のもの
ID管理システム選定のポイント
セキュリティ基準を確認
セキュリティレベルが高いサービスを選ぶことで、いつでも安心してパスワードを利用することができます。
例えば、高い暗号化技術の「AES-256」や生体認証などが利用できると安心でしょう。
管理できるパスワード数を確認
利用するシステムによって管理できるパスワード数は異なります。
自社で利用しているID・パスワード数を確認した上でサービスの選定を行いましょう。
また、一部のシステムは特定のデバイスしか利用できないことがあるため、自社で利用しているデバイスやOSに対応しているかを確認することも重要です。
ID管理システムを導入するメリット
セキュリティが強化される
ID管理システムを導入することで、情報漏洩などのリスクを回避することができます。
システムやアプリの利用者数が増え、アカウントが増えることで、ID・パスワードの使い回しが発生するリスクがあります。
ID管理システムを利用することで、豊富な機能でID・パスワードを保護し、情報漏洩などのリスクを回避することが可能となります。
管理業務の効率化
複雑なパスワードはセキュリティを高めるのに有効ですが、覚えるのは難しいでしょう。
パスワードを忘れてしまう度に再発行するのは手間がかかりますし、管理者への負担が増えます。
ID管理システムを導入することで、パスワードの再発行もワンクリックで可能となるため、業務効率化につながります。
ID管理システムでセキュリティ強化の実現を
ID管理システムについて解説しました。
利用するシステムやアプリが増えるほどにID・パスワード管理は煩雑化し、使っていないパスワードをいつまでも残してしまう、同じパスワードを使い回すことで情報漏洩につながってしまうといったセキュリティリスクにつながります。
ID管理システムを導入し、安全にパスワード運用ができるよう目指しましょう。