定性分析とは?ビジネスでの活用方法や例、分析の手法について解説

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売上をアップさせるためにも、どのくらい成果が出ているのか数値を見て振り返ることも多いですが、それだけではわからない点もあります。
特に数字には表れない部分のデータを取り分析をしたいときには、定性分析が便利です。
こちらでは、定性分析の手法ややり方、利用するメリットなどを詳しく解説していきます。

定性分析とは?どんなことを分析するものか解説

ビジネスの中でキャンペーンや施策を行った後は、どこまで効果があったのか結果を知りたいものです。
定性分析では、数値だけでは測れないようなデータを利用して効果があったのかどうか評価していきます。
たとえば、キャンペーンを行い、実際に参加してくれた方はどう思っているのか自由回答をしてもらったものやインタビューに答えてもらったものに関しては数値化はできません。
自由である分文字を見て、お客様が自社のキャンペーンなどについてどうだったのか評価します。
幅広く細かい意見なども取り入れて、今後のビジネスへと分析が可能です。

数値化したものを分析する際には定量分析を用いる

もし数値を吟味してじっくりと分析をしたいというときには、定量分析というものを利用します。
数値化して分析するには、データやサイトへのアクセス数がどのくらいあったのか数字を調べるところから始まります。
自分たちの予想とは異なる部分も数値で目に見えてわかるため、便利な分析方法です。

ビジネスにおける定性分析の手法・やり方について解説

定性分析を行う手法にはどのようなものがあるのか、こちらでいくつか紹介していきます。

PEST分析

自社に影響してくれる外部の環境がどういった影響を及ぼすのかを知るための分析方法です。
このPESTは関わってくる要因の頭文字を取ったもので、政治的要因のPolitics、経済的要因のEconomy、社会的要因のSociety、技術的要因のTechnologyからきています。
自分たちの企業にとってどの要因が一番影響をしてきそうか、どんな対策を採らなければいけないのかといった予測などもしていきます。

ファイブフォース分析

自社が業界の中でもどのくらいの収益力を持っているのか把握したいときには、ファイブフォースという方法を使うとわかります。
5つの要素があり、買い手の交渉力、売り手の交渉力、業界内の競争、新規参入の脅威、代替品の脅威から分析していきます。
業界の中でもユーザーに選ばれる企業になるためにも、ファイブフォース分析は役立つので上手に活用しましょう。

定性分析の事例の紹介

定性分析の事例やどういった方法が活用されているのか紹介していきます。

最近ではSNSを通して定性分析する例が多い

先程も説明したように、アンケートを採り自由回答を得る、インタビューに答えてもらい生の声を知る方法があります。
この方法も多く活用されていますが、最近ではSNSを通しているケースが増えています。
今の時代若い方を中心にSNSを利用している方が大変多く、リアルな声も聞きやすく利用されているのです。
アンケートなどを実施しても、SNSを利用しているユーザーの目に触れやすく回答も得られやすい特徴があります。

活用事例1:アディダス

エクササイズをしている女性の好みを理解するために、定性分析を行った事例があります。
どんな風に考えているのかをリサーチし、機能も重視しているがほかの人も一緒に行うエクササイズでは見られているという意識も高くおしゃれなものがほしいと思っている方が多いともわかりました。
その後、女性用のウェアを制作する際におしゃれなものにするため、デザイナーと提携するなどお客様の声を活かしました。

活用事例2:マリオットインターナショナル

行動データを集めただけでは詳しい意見などはわからないとし、個人の意見をしっかりと聞くエスノグラフィックリサーチを行っています。
ブランドが良いからロイヤリティをお客様に感じてもらうというのではなく、自分たちが数あるホテルの中から選んでくれたお客様に感謝の姿勢を見せなければならないという考えのもと、定性分析を活用しているのです。
個人の意見を一つひとつ聞き、改善に取り組むのは難しい課題でもあるが、これらを理解するのは大切なこととして、数値化できない意見も取り入れ顧客満足度を上げる努力をしています。

定性分析と定量分析の関係性について

定性分析と定量分析の関係はどうなっているのでしょうか。

違いはあるがどちらもビジネスで結果を出すうえで大切なこと

定性分析は数値化しない部分での分析となり、参考にしたいサンプルが少なくても、お客様がどのようなことを考えているのか傾向を掴みやすくなります。
それに対して、数値を利用する定量分析では、ある程度のサンプルがないと数値も偏ってしまい本来の分析ができなくなってしまいます。
数値を使う使わないというところでも違いはありますが、どちらもビジネスで売上を上げる、お客様に満足してもらうという意味で大切な分析方法です。

両方分析することで相乗効果がある

数値を見て分析するのと、お客様の自由回答から細かい部分を探る数値化できない分析は、両方行っていくとビジネスで向上を目指すときに多角的に見られるようになります。
数値でしかわからないこと、逆に数値には出てこないお客様の本音の両面を理解することで、より深く今後どのようにビジネスを動かしていけば良いのか知ることができるのです。
お客様やユーザーが何を考え求めているのかを把握するために、両方利用してみましょう。

定性分析を行うメリットとは?

定性分析を行う場合、メリットも多くビジネスの参考になります。
こちらでは、いくつかメリットの内容を紹介していきます。

数値だけではわからない部分が見えてくる

簡単な選択肢がいくつかある中から選ぶアンケートの場合、もしかしたらその中に回答がなくても近いものを適当に選んでしまう可能性があります。
選択肢を自分たちで考えている場合、本来のお客様が思っているような言葉とは少しズレたものとなっている可能性も否定できません。
しかし、自由回答をするような設問をすると、選択肢にはないような本音を聞くことができます。
「まさかお客様はそんなことを考えていたなんて」と感じるような新しい発見ができ、データでは見えなかった重要な部分がわかってきます。

的を射た改善ができるようになる

企業目線での改善ではなく、お客様の本音に寄り添った改善ができるようになります。
自社としては良かれと思ってやっていたことも、実はお客様にとっては面倒なことや望んでいないサービスだったということもあります。
自由回答では選択肢はなく、その方の本音が書ける欄ですので、貴重な意見を活かせるようになり、的を射た改善ができるようになるのです。

データは少なくても大丈夫

数値で判断する場合には、ある程度のサンプルがないと極端な結果になってしまいます。
そのため、さまざまな方にある程度アンケートなどをしてからでないと結果がわかりません。
それに比べて定性分析では、仮に5枚や10枚しかデータが取れなくてもお客様がどんなことを考えているのか分析できます。
ダイレクトに「こうしてほしい」ということも書かれていますので、どう今後に活かすか分析しやすいのです。
お客様の本音を活かしスピーディーに良い方へ改善できれば、喜ばれるでしょう。

まとめ

数値化した定量分析で得られる結果を活かすのも、ビジネスにおいては重要です。
しかし、数値化だけでは見えてこない、お客様の本音の部分があります。
選択肢があったからなんとなく選ぶのではなく、その方個人の意見を自由回答などで得られるのです。
定性分析と定量分析はどちらかだけでなく、どちらも役立ちますのでバランス良く分析して今後のビジネスに活かしていきましょう。

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    執筆者  STRATE編集部

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