昨今、OKRという言葉が注目されています。OKRはObjectives and Key Resultsの略で目標管理ツールとしてインテル社で誕生し、今ではGoogleやFacebookなどの有名企業で採用されています。
目標をロジカルに設定できるので目標への集中度を高めたり社員のエンゲージメントを高める効果が期待されています。しかし自社でいきなり新しい評価制度を導入するのは難しいと感じる企業も多く、導入を躊躇してしまう企業も多いようです。
そこで今回は、OKRをベースとした新しいコミュニケーション型目標達成サービスのGoalousについてご紹介させていただきます。
Goalousとは
Goalous(ゴーラス)とは株式会社Colorkrewが提供するコミュニケーション型目標達成サービスです。
OKRベースで考えられたGKA(GOAL・Key Result・Action)という新しい目標達成を導入することで組織が抱える悩みを解決できるとあって800以上のチームから導入されています。
メンバーが能動的に行動してくれない、チームに一体感がない、一体感がないことから変化を生み出せないといった悩みを抱える企業・チームにとってはおすすめのサービスです。
国内の導入事例としては、豊田通商株式会社や株式会社九州エナジー、株式会社JTBビジネスイノベーターズなど幅広い業種の企業から導入されています。
Goalousの機能・特徴
オープンゴール
Goalousではチームメンバーが共通の目的意識を持ち、目標達成までの工程を写真で共有することが可能です。
共有した写真には社員からのいいねやコメントを送ることが可能なのでモチベーション向上やフィードバックに活かすことができます。
この目標管理ツールとSNSの仕組みを合わせたシステムがGoalousの最大の特徴と言えます。今までの目標管理ツールでは、目標が明確に見えずにどこに向かっているのかがわからなくなってしまうという課題がありましたがオープンゴールのGoalousならメンバー各々の目標が写真でわかるので可視化することが可能なのです。
また、同じ目標を目指しているメンバー同士がコラボすることで協力して目標達成することができます。
サークル機能
目標達成のためにチームで取り組んでいると、社内コミュニケーションツールで連絡事項や報告などが行われますが、様々なやりとりが行われるので自分に関係のある連絡事項を見逃してしまうということもあります。
Goalousではチームごと、目的ごとにグループが作成できるので重要な連絡事項はチームメンバーだけのグループに、通常のコミュニケーションは別グループでという風に分けることができるので重要な情報は見逃さずにコミュニケーションに参加することができます。
メッセージを気軽に送ることができるので、メールやドキュメントなどの重いイメージはなく、フットワーク軽くコミュニケーションをとることが可能になります。
評価機能
Goalousでは目標達成までの項目を写真によって見える化することができるので、評価段階になっても今までの活動がオープンな状況で確認することができます。
評価される側はより公正な評価がされるので今まで評価基準に疑問を抱いていた部分が解消されます。
また、インサイト機能でいいねを多くもらっているアクションを確認することが可能になります。これによってメンバーの活躍具合が可視化できるだけでなく評価する側も、評価の参考にすることができるのです。
Goalousの価格・料金プラン
Goalousでは1ユーザーあたりで月額料金が発生する料金プランになっています。
年間プランでは1ユーザーあたり基本利用料金980円(月額)から導入可能です。月間プランでは1ユーザーあたり基本利用料金1,225円(月額)から導入可能です。
初期費用は年間プランの場合90,000円、月額プランの場合180,000円になります。導入事例に協力することで初期費用が割引となるので検討すると良いでしょう。
また、15日間限定で有料プランと同じ機能が無料で使えるフリートライアルプランもあるのでまずはトライアルから導入し、自社にあったサービスであれば有料版へと切り替えると良いでしょう。
翻訳機能を利用する場合はオプションとして1ユーザーにつき月額300円の料金が発生します。評価機能を利用する場合もオプション料金として1ユーザーにつき月額500円の費用が発生しますので注意が必要です。
※2020年5月現在/詳細は公式サイトを確認
料金に関してのよくある質問
どのような支払い方法に対応していますか?
有料プランの支払いにはクレジットカードがご利用いただけます。利用可能な通過は日本円かUSドルになります。日本でご利用される場合は請求書払いも可能です。
フリートライアルには機能制限がありますか?
フリートライアル期間における利用は機能制限なくお試しいただけます。
無料で使い続けることはできますか?
できません。フリートライアル期間が終了するまでに有料プランへ申し込んでいただく必要がございます。
チーム管理者にはどのような権限がありますか?
チーム管理者には以下の権限があります。
- チーム詳細設定の変更
- 管理者の役割の割り当て
- デフォルトサークル(All team)の管理者
- チームメンバーの非アクティブ化
- 不適切な投稿の削除
- 有料プラン詳細の変更
- 決済情報の参照や変更
参考:Goalous公式サイト
利用企業からの評判・口コミ
経営層と従業員とのコミュニケーションが活発に
“社内新聞をリアルタイムで実現するツールはないかと思っていたときにGoalousの存在を知り導入を決定しました。複数の事業所がある弊社ですが、離れていてもゴールを写真で共有できるので一体感を感じることができています。共通のゴールを設定することで店舗毎に競争が生まれ、今まで以上の成果を発揮できたのも驚きでした。今ではプライベートな報告にもGoalousを活用しています。”(ヤブサキ産業株式会社)
Goalousで世界中にメッセージを配信
“自由に発信ができ、コミュニケーションが活性化できるツールがないかと探しているときにGoalousの存在を知り導入を決めました。以前のコミュニケーションはほとんどがメールで全体に向けた発信もほぼありませんでした。Goalousを導入してからは研修を受けた社員の発見をシェアできる場として活用させてもらっています。Goalousを導入したことで繋がり、知り合った社員同士がお互いの事業体に出向するなど新しい変化が生まれてきているのも驚きです。”(豊田通商株式会社)
類似サービスとの比較
Goalousとの類似サービスとしてはHITO LINKパフォーマンスやリシリーなどが挙げられます。これらのサービスを料金面や機能面で比較すると以下の通りです。
料金面ではGoalousかHITO LINKパフォーマンスがコスパに優れています。いずれもアカウント、ユーザー数ごとに料金が変わりますので注意が必要です。
機能面としては目標設定が不慣れという場合はテンプレートに沿って目標設定ができるリシリーがおすすめです。
セミナー情報について
Goalousでは目標管理を成功させるためのノウハウ紹介や、社員のモチベーションを高める方法など様々なセミナーを無料で開催しています。
組織改革に課題を感じているという方や社内コミュニケーションに課題を感じているという方にとって非常に有意義な情報を得ることができるので、気になった方は是非参加してみることをおすすめします。
実際にセミナーに参加した方からは「自分の会社に当てはまるケースが多く紹介され面白かった」、「経営層にも是非聞いてもらいたい」、「OKRに課題を感じていたのでGKAの考え方を聞けてよかった」など好評です。
オンラインセミナーなので遠方にお住まいの方でもネット環境さえあれば簡単に参加できる手軽さも人気の理由でしょう。
Goalousで一体感を持ったチーム作りを
今回はコミュニケーション型目標達成サービスのGoalousをご紹介させていただきました。
OKRのような新しい目標設定は社員に浸透するまでに時間がかかり、不満を抱えた社員がいる状態でスタートしてしまう企業も少なくありません。目標達成サービスを導入することで、導入に対する抵抗感なく目標設定することが可能になるので、導入を検討している企業にはおすすめです。
導入に際しては、自社が目標設定で抱える課題を明確にし、サービスにかけられる予算や事前にチーム内でサービスを導入することの意義をしっかりと伝えておくことが重要です。
画像・データ出典:Goalous公式サイト