マーケティングリサーチを実施するメリットとは?
企業側・ユーザー側にとってメリットがある
マーケティングリサーチを実施することで、企業側・ユーザー側双方にとってメリットが生まれます。
企業側は、自社では気づくことができなかったユーザーの声を調査によって取集することができ、調査結果を元に商品・サービス開発、改善を行うことで顧客満足度を高めることができます。
リアルなデータに元づいた商品・サービス開発ができれば企業側にとってヒットするモノが創造できますし、顧客側にとっても自分が求めていたモノを利用できるので、まさにwin-winの関係になります。
リスクの回避が可能になる
マーケティングリサーチを実施することで、ターゲット層の声を反映した商品・サービス開発ができるようになるため、大量投資の末に売り上げが全く立たなかったというような事態は避けることができます。
企業側が当たると思っているアイデアが必ずしもユーザーにもヒットするとは限りません。
マーケティングリサーチの手法として、実際にテスト品などをターゲット層に試してもらい、評価を集計することで改善につなげるものもあるため、失敗のリスクを最小限にして商品・サービス開発に臨むことができます。
マーケティングリサーチのデメリット
逆にマーケティングリサーチのデメリットとしては下記の点が挙げられます。
調査手法によってはコストが高額になることがある
マーケティングリサーチは取り入れる手法によってはコストが高額になってしまう可能性があります。
例えば、訪問調査を行う場合、より多くのサンプル数を求めると導入する調査員の数も増やさなければいけないため人件費が高額になるでしょう。
また、会場調査を実施する場合は物理的な会場を用意する必要があるため、大規模サンプルを取得するためにコストが高額になります。
情報漏洩のリスクがある
ネットリサーチなどインターネットを介して大量のモニターに対して調査を行う場合、機密情報を含んだ設問内容にすると情報流出のリスクがあります。
ネットリサーチをアウトソーシングする場合は委託先にしっかりとセキュリティ対策について確認するようにしましょう。
回答の集計に時間がかかる場合がある
ネットリサーチなどは短時間で大量の回答を集計することができますが、例えば郵送調査を実施する場合には回答の集計までにはある程度の時間を要する場合があります。
できるだけ短時間でアンケートを回収したい場合はネットリサーチを取り入れるなど臨機応変に調査手法を変えるといいでしょう。