ビジネスを行う上で、業界分析や競合分析は欠かせないものです。
自社が提供している製品やサービスが、業界のトレンドに沿っているものか、競合他社よりも優れたものあるかなど企業情報を活用して分析できる項目は非常に多岐に渡ります。
今回紹介するSPEEDA(スピーダ)は、特徴があることから注目されているサービスです。
機能面や特徴、料金などを解説しますのでサービス選定の参考にしてください。
SPEEDAとは
SPEEDAとは株式会社ユーザベースが運営している経済情報プラットフォームです。
実に560以上の業界データを搭載した情報プラットフォームを展開しており、経営企画や技術開発など幅広く活用することができます。
SPEEDAの機能·特徴
競合調査ができる
SPEEDAは560以上の業界データが登録されているので、マイナーな分野においても業界分析やトレンド調査を行うことが可能です。
業界レポートやトレンドレポート、ビジネスレポートも豊富に登録されており、それらを確認することで自社業界の立ち位置や今後の将来性についても仮説立てることができるようになります。
M&Aに活用することも可能
SPEEDAでは全世界180万件以上のM&Aに関する案件データが蓄積されており、M&Aを検討している企業は過去の類似案件や競合案件の分析などを行うことができるようになります。
技術開発に活用可能
SPEEDAでは最新のビジネスモデルをまとめたレポートが90種類以上登録されています。
量子コンピューターからサブスクリプションまで幅広いビジネスについて市場規模や成長性、事例レポートなどを確認することが可能です。
また、特許動向検索機能があるので自社や競合企業の技術動向を分析することもできます。
豊富な機能を搭載
SPEEDAには業界分析やナレッジ取得のための豊富な機能が搭載されています。
- 業界レポート
- トレンド
- ニュース
- 企業検索
- 特許動向検索
- ターゲットリスト作成
主に上記の機能が利用することができ、800万社以上の企業情報や3,000部以上のレポートなどが用意されています。
業界レポートは560業界の企業レポートが3C視点でわかりやすくまとまっているので、短期間で情報を効率的に取得することが可能となります。
そのほかにも最新のビジネストレンド情報や日本語160媒体のニュース配信、800万社の企業情報の検索、企業の技術傾向·特許動向の分析、ターゲットリストの作成などが可能なのでエビデンスを意識した経営判断が可能となるのです。
SPEEDAの料金·価格
SPEEDAの料金は公式サイト上では公開されていません。利用人数に応じた月額料金制となっているので、利用する人数が決まっている場合は問い合わせで確認しましょう。
2021年1月現在/詳細は公式サイトを確認
無料トライアルについて
SPEEDAでは、事前に機能や使用感について確認したいという方に向けて7日間の無料トライアルを提供しています。
公式サイトから会社名や氏名、メールアドレス、電話番号など基本的な情報を入力することで体験版を利用することができます。
無料トライアル版ではすべての収録コンテンツを閲覧することが可能で、有料版と変わらない機能が提供されています。サポートに一部制限が設けられる場合があるので注意が必要です。
SPEEDA導入のメリット
幅広い業界の情報を取得できる
SPEEDAでは560という豊富な業界の情報を閲覧することができます。
業界トレンドやビジネスニュース、レポートを閲覧して競合分析を行うこともできますし、新しい技術開発に活用することもできるようになります。
マイナーな業界やこれから成長していく業界情報でもSPEEDAならば早い段階から分析できるというのは大きなメリットです。
ターゲットリストの作成を効率化できる
SPEEDAでは「シナリオ」として検索条件が設定されており、様々な条件で国内の企業情報を絞り込むことが可能です。
設定できるシナリオは多岐にわたり、オフィス移転需要が高い企業や高成長中の企業など自社のターゲットニーズにあった企業を詳細な条件で絞り込んでワンクリックでターゲットリストを作成することができます。
ターゲットリストの作成に時間がかかっていたという企業にとっては業務効率化というメリットも生まれます。
SPEEDAの導入事例·評判
リサーチ業務の効率化を実現
“事業を立ち上げる際の市場調査や最新の情報を取得するためにSPEEDAを活用しています。SPEEDAは登録しておいたキーワードに基づいたニュースを表示してくれるので、いつでも最新の情報が取得できる点が優れていると感じました。事業の仮説検証にも活用しています。”(日本電気株式会社様)
情報収集がスピーディーに
“SPEEDAを導入する前は調べ物にはGoogle検索を使っていましたが非常に時間がかかっていました。SPEEDAはリサーチ業務を非常に効率化してくれたと感じています。主にM&Aや協業で企業情報を調べたいときに使っていますが、対象企業の業界での立ち位置や業界そのものの構造が把握できるようになりました。”(株式会社ポニーキャニオン様)
類似サービスとの比較
SPEEDAとの類似サービスとしては、MusubuやBIZMAPSなどが挙げられます。
Musubuは58,000社以上の導入実績がある営業データベースで、140万件以上の企業情報が標準搭載されていることが特徴的です。
月額15,000円から利用できるプランが最安となっており、有料プランの機能を制限した無料プランもあるので試験的に運用することもできます。
BIZMAPSは160万社以上の企業データが搭載されている企業情報プラットフォームです。
月に100件までであれば無料で企業情報のダウンロードが可能というコスパの良さが特徴的で、オリジナルタグで詳細な企業情報を検索することができます。
料金としては、101件以降のデータダウンロードは1件につき30円の費用が発生します。
SPEEDAでリサーチ業務の効率化を
SPEEDAを利用することで、それまで手作業で行っていた企業情報の収集を効率化することができ、トレンド分析や競合分析にしっかりと時間を割くことが可能となります。
SPEEDAには7日間の無料トライアルもあるので、本記事を読まれて気になった方は是非導入を検討してみてください。
画像·データ出典:SPEEDA公式サイト