今回は、ビジネスシーンにおける、「お客様へ手紙を書く際の書き出し」について解説いたします。
例文も交えて解説いたしますので、ぜひ参考になさってください。
お客様への手紙における書き出しは?
お客様への手紙は、まず冒頭で来店やサービスの利用など、感謝の気持ちを伝えるのが一般的です。
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時候の挨拶を入れた例
「謹啓 初夏の候 平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
先日は弊社サービスをご利用頂きまして、ありがとうございました。」
季節を問わず使えるお礼状の例
「拝啓 平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
先日は弊社の製品をお買い求め頂きまして、ありがとうございました。」
下で詳しく述べますが、「謹啓+敬具」、「拝啓+敬具」など、頭語と結語は必ずペアで使用します。
語句の組み合わせ方も決まっていますので、しっかりと確認し、正しく使用しましょう。
頭語と結語に注意する
頭語と結語はセットで使います。
したがって、文末には「拝啓」「敬具」など、頭語に合った正しい結語を置くようにしましょう。
「前略」「草々」という頭語・結語がありますが、これらは、挨拶を省くという意味であり、いきなり本題に入る際に利用されるため、読み手に手を抜いているような印象を与えかねません。
お客様に出す手紙には、「前略」「草々」は利用しないようにしましょう。
また、お悔やみ状の場合、頭語は必要ありません。
時候・安否の挨拶も省き、文頭からお悔やみの言葉を述べるようにします。
まとめ
ビジネスにおいて手紙は、情報伝達上での誤解・トラブルの回避、感謝を伝えるためなど、あらゆる重要なシーンで利用されます。
とくに、お礼状は使用する機会も頻繁であるため、相手にしっかりと誠意が伝わるよう、感謝の気持ちをしっかりと文面に落とし込む必要があります。
そのためには、文面の冒頭、すなわち書き出しの部分をしっかりとルールに沿って、丁寧に記すようにしましょう。
ビジネスパーソンとしての信用・信頼を築く上でも大事な要素ですので、しっかりと覚えておいてください。