少子高齢化が進む中、労働力となる人材の価値は年を追うごとに高まっています。
高度経済成長期における「金の卵」のような人海戦術ではなく、一人ひとりをしっかりと教育する少数精鋭制こそが、現在のビジネスにおいて求められているビジネスモデルです。
円滑に社員を教育すべく各企業がオンライン研修サービスを導入していますが、今回はその中でもSchoo for businessに注目し、その特徴や料金などを解説していきます。
Schoo for businessとは
Schoo for businessは株式会社Schooが提供しているオンライン研修サービスです。
同社は2011年10月に設立されたばかりですが、その評判はまたたく間に広まり、2020年には法人向けビジネスプランの導入企業数が累計1,000社を超えました。
Schoo for businessの特徴・機能
Schoo for businessにはさまざまな機能があり、それが今日の大きな人気につながっています。
豊富かつ内容に富んだ動画
Schoo for businessはあらかじめ用意された動画を視聴して学んでいくサービスです。
提供動画の本数は2021年6月時点で5,700本を超えており、また現在でも毎月50本以上のペースで増え続けています。
その内容もウェブサービスの開発からビジネスマナーあるいは文章術などさまざまで、それぞれにつき初心者用からプロフェッショナル向けまで揃っているので、あらゆるフェーズの方が学べます。
また、登壇する講師は一流企業のトップの方々ばかりです。
サイバーエージェントや電通、日本マイクロソフトにメルカリと、業界最先端の講師から情報を吸収できます。
なお、Schoo for businessでは生放送授業も行っています。
生放送中にはコメントや講師への質問が可能であり、大学の講義のように参加することが可能です。
さまざまな便利機能
5,000以上も動画があったら自分たちに必要なものを見つけられない、と思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、Schoo for businessの検索ページでは法人向けに授業をカテゴライズしているので、必要な動画を見つけやすいです。
また、スマートフォンに動画をダウンロードすることもできます。
電波の届かない山奥でリフレッシュしつつ、動画を視聴してゆっくりと学びを深めていく……そういった学習方法も可能です。
そのほか、資料のダウンロードや倍速再生など、Schoo for businessにはさまざまな便利機能が用意されています。
運用支援も豊富
Schoo for businessでは視聴履歴を管理できるので、社員がどの動画を視聴したか、また学習時間はどれくらいかを確認可能です。
加えて、Schoo for businessのアドバイザーが研修を提案してくれるので、オンライン研修サービスに不慣れな方でも安心して使えるでしょう。
Schoo for business導入のメリット
Schoo for businessの強みは豊富なコンテンツでしょう。
スマートフォンがあまりにも普及したがために、意外にも現代の若年層はパソコンに慣れておらず、ExcelやPowerPointなどの使い方を知らないことが珍しくありません。
しかし、Schoo for businessにはそれらソフトの研修動画が数多く用意されているので、入社したての新入社員でも無理なく理解を深めていけるでしょう。
もちろん用意されている動画は初心者用ばかりでなく、中堅社員や管理職の研修に使えるものも用意されているので、社内全体で学習していくことが可能です。
新入社員研修から始まり、リーダー研修やプログラマー研修、さらにはハラスメント防止研修やメンタルヘルス研修まですべてカバーできる点は、Schoo for businessが持つ大きなメリットだと言えます。
Schoo for businessの価格・料金プラン
Schoo for businessはIDごとに料金が発生します。
IDごとに月額1,500円で、20IDから契約可能です。
また、契約ID数が多い場合はボリュームディスカウントを受けられる可能性がありますが、詳細については要問い合わせです。
2021年6月現在/詳細は公式サイトを確認
Schoo for businessの注意点
Schoo for businessは20ID以上でないと契約できないため、研修を受ける方が十数人のみの場合だと無駄が発生してしまいます。
またIDの追加も10単位ごとなので、研修者数に合わせての微調整ができません。
しかし、このID数以外に関しては基本的に注意すべき点はなく、おすすめのサービスと言えるでしょう。
Schoo for businessの導入事例・評判
デジタル人材の育成に活用しました
“デジタル事業センターで新規事業を立ち上げる際にSchoo for businessを活用しました。類似サービスも検討したのですが、価格が安く、生放送も魅力的であったのがSchoo for businessに決めた理由です。研修によってチーム内で共通言語が生まれ、プロジェクトも円滑に進むようになりました。”(株式会社小学館集英社プロダクション様)
個々人のスキルアップをサポート
“自主的にスキルアップしていく社内風土があるので、2015年3月頃からSchoo for businessを使い始めました。弊社内には社員間のレンタルシステムがあるのですが、「Schoo for businessの利用権」は非常に人気が高く、累計貸出数ランキングもトップです。社員からの評判も上々で、導入して良かったと感じています。”(株式会社博報堂アイ・スタジオ様)
類似サービスとの比較
Schoo for businessと似たサービスとしてはNetLearningが有名です。
一般的なビジネスマナーやMicrosoft Officeの使い方講座はもちろんのこと、資格試験の対策や語学など、さまざまな研修メニューが用意されています。
また、研修メニューをオーダーメイドで用意してくれます。
NetLearningが長年の経験とノウハウを活用しつつメニューを設計してくれるので、初めて利用する方でも安心です。
料金は利用するコースやサービスによって変わり、たとえばビジネススキルシリーズのビジネスマナーコースなら4,500円です。
加えて、NetLearningでは自社オリジナルの研修動画制作もサポートしてくれます。
社内に蓄積されたノウハウをしっかりと後継につなげたいと考えている方にとっては適したサービスだと言えるでしょう。
Schoo for businessで豊かな学びを
Schoo for businessは豊富な動画コンテンツ、そして便利な機能が揃っているサービスです。
用意されている動画の内容も多種多様なので、社会人になりたての方はもちろんのこと、初心に戻って学び直したいという方にとっても有用でしょう。
興味を持たれた方はぜひ一度Schoo for businessに問い合わせてみてください。
画像·データ出典:Schoo for business公式サイト