人材不足や業務におけるコスト削減が多くの業界で叫ばれる中、FAXを使った業務も見直しが進められています。
多くの業務効率化システムがインターネット技術、クラウドを利用することで業務効率化を実現していますが、FAXにおいてもインターネットFAXというサービスが登場するようになりました。
本記事ではインターネットFAXとはどんなサービスなのか、おすすめのサービス、導入するメリットなどを解説しますのでサービス選定の参考にしてください。
インターネットFAXとは?
インターネットFAXとは、従来の電話回線を使用したFAXではなく、インターネット回線を使用したFAXのことを指します。
従来のFAXとは違い、インターネットにつながっているパソコンやスマートフォンなどからFAXの送受信が可能となることで、リモートからでもFAX業務を行うことができ、業務効率化につながります。
通信コストが削減できる他、受信したFAXをデータに変換して管理画面上で確認することが可能なためプリントアウトの手間を省略したり用紙代·インク代などのコストカットも実現できます。
おすすめの類似インターネットFAXツール
FAX業務を圧倒的に効率化: FNX e-受信FAXサービス
(4.5)

月額料金 | 15,000円 | 無料お試し | 無料リモートデモあり |
---|---|---|---|
初期費用 | 62,000円〜 | 受信料金 | 0円 |
実際にFNX e-受信FAXサービスを導入した企業からは、「業務改善と顧客満足度の向上を実現できた」、「FAX受信のペーパーレス化を実現」、「テレワークでもFAX処理ができるので出社回数が減った」といった声が挙げられており、確かな業務効率化とコストカットを実現できるサービスということがわかります。
テレワークでもFAX処理ができる
FNX e-受信FAXサービスは受信したFAXを電子化してPCから確認することが可能なので、わざわざオフィスに出社してFAXを確認する必要がなくなります。
FAX業務のコストカットを実現
FAXが電子化できることで、紙代·印刷用のインク代が不要となり、コストカットを実現できます。さらに、これら備品を保管しておく場所も不要となるため、スペースの有効活用にもつながります。
現在使用しているFAX番号をそのまま使用できる
FNX e-受信FAXサービスは、業界で初めて既に使用しているFAX番号を変えずに導入することができます。 専用のアダプタをFAX回線に設置するだけという導入の手軽さが魅力的です。
インターネットFAX導入のメリット
インターネットFAXを導入することで主に以下のメリットが得られます。
FAXの送受信が効率化される
従来のFAXであれば、送信する場合には一度紙にプリントアウトする必要がありました。
さまざまな形式のデータをプリントアウトするには、場合によってはファイル変換などの専門的な知識が必要となることもありますし、FAX受信に関しても用紙をスキャンしたり手打ちで入力してデータ化する手間がかかります。
インターネットFAXは、わざわざプリントアウトすることなく受信したデータをシステム上から簡単に確認することができ、FAXの送信に用紙も必要ありません。
FAX業務にかかる工数を削減して大きな業務効率化につなげることができるのは大きなメリットです。
コストカットにつながる
インターネットFAXはPCやスマートフォン、タブレットからFAXの送信が可能となるためFAX機を設置する必要がありません。
そのため、FAX機を購入するコストの削減ができます。
また、FAXの送受信には用紙やインクなどの備品も必要ないためこれらのコストカットも可能です。
FAX管理が効率化される
従来のFAXでは、送信でも受信でも専用の用紙を使って行う必要があり、大量のFAX用紙を管理するのは煩雑な部分がありました。
これに対しインターネットFAXは、FAX業務におけるペーパーレス化を実現し、システム上でFAXデータを管理することができるためFAX管理の効率化が可能です。
インターネットFAXを選ぶ際のポイント·注意点
製品名 | 参考価格 | 無料トライアル |
---|---|---|
FNX e-受信FAXサービス | 月15,000円〜 | – 要問い合わせ |
秒速FAX | 送信単価7円~ | – 要問い合わせ |
eFAX(イーファックス) | 月1,500円~ | 〇 30日間無料 |
MOVFAX(モバックス) | 月980円~ | – 要問い合わせ |
03Fax | 月980円~ | – 要問い合わせ |
インターネットFAXを導入する際は、以下のポイントに注意しながらサービスの比較検討を行いましょう。
現在使用している番号が使えるか
利用するサービスによっては現在使っているFAX番号が使えないものもあるため、事前に利用できる局番を確認しておきましょう。
万が一利用している番号が使えずに、新たに番号を取得することになると取引先などに対して番号変更の連絡をしなければならず手間が発生してしまうため注意が必要です。
現在使っている番号をそのまま利用できるか、市外局番を変更せずに利用できるかを確認しておきましょう。
セキュリティ対策の確認
インターネットFAXは、サイバー攻撃などによる情報漏洩のリスクが全くないとは言い切れません。
そのため、通信情報の暗号化や管理画面へのアクセス権限の設定、誤送信防止機能などのセキュリティ対策が行われているかを確認するようにしましょう。
もちろんインターネットFAXを利用する端末のセキュリティを確認しておくことも重要です。
利用可能なデバイスをチェック
インターネットFAXは、ネット環境が整っていれば場所や時間を選ばずに利用できることがメリットですが、利用するサービスによってはPCのみでスマートフォンやタブレットには対応していないという場合もあります。
スマートフォンやタブレットからでも利用できるサービスであれば、テレワークやリモートワークでの利用はもちろん、外回りが多い営業職の人でも手軽に使用することができ利便性が向上します。
スマートフォン向けのアプリが提供されているサービスであれば、スマートフォンのカメラで撮影した写真をそのままFAX送信することができるためより業務効率化につながります。
おすすめのインターネットFAX
FNX e-受信FAXサービス
特徴
FNX e-受信FAXサービスは、株式会社ネクスウェイが運営しているFAX自動受信サービスです。
受信したFAXをデータ化し、クラウドに保存することができるため時間を選ばず内容の確認や送信作業が可能となります。
インターネットFAXの業界として初めて、現在使用している番号を変更せずに導入することができるという利便性を発揮しています。
料金
- 初期費用:62,000円〜(専用アダプタレンタル代含む)
- 月額料金:月額15,000円〜
- 無料トライアル:デモあり
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
S.T様
業種:コンサルティング/会社規模:11~30人
出社の手間が省けるようになりました
会社に届いたFAXをどこからでもすぐに確認できる点
クライド上に自動的に保存されるので、紙やインク代のコストカットができた
備品を保管していたスペースが空いて有効活用ができるのがよい
詳しくはこちら
A.E様
業種:サービス/会社規模:31~50人
FAX番号をそのままで手軽に始められました
導入する際に専用アダプタをFAX機に取り付けるだけなので、簡単に始められる
外出先からいつでもどこからでもWEB上で閲覧、FAX送信ができる点
一部の部署だけの導入が可能なところ
詳しくはこちら
秒速FAX
特徴
秒速FAXとは株式会社Karigoが運営しているインターネットFAXです。
アカウントの作成から本格的な運用までが非常に手軽に実現できるため、多くの業界で導入されている実績があります。
最大で90日先まで予約して配信できる機能が搭載されているため、効率的なFAX配信が可能で、60日分まで遡ってFAXデータの閲覧も可能です。
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:0円〜
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
eFAX(イーファックス)
特徴
eFAXは国内利用者数60,000件を突破しているインターネットFAXです。
メールはもちろん、iOSとAndroidに対応した専用のアプリも提供しています。
デジタルファイル管理機能が搭載されているため、通常のFAXをファイリングして保存するようにペーパーレスの管理が可能となります。
料金
- 登録手数料:1,000円
- 月額料金:1,500円
- 無料トライアル:30日間無料
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
MOVFAX(モバックス)
特徴
MOVFAXは日本テレネット株式会社が運営しているインターネットFAXです。15,000社以上の導入実績があります。
PC·スマホを使ってのFAX内容確認ができ、テレワークや外回りの営業でもFAXの送受信を可能とします。
受信したFAXに画像や文字を追加できる機能が搭載されているため、業務効率化につながります。
料金
- 初期費用:1,000円
- 月額料金:980円〜
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
03Fax
特徴
03Faxはパソコンやスマートフォンから手軽にFAXの送受信を可能とするインターネットFAXです。
通信費用の削減や、ペーパーレス化によるコストカットを実現することができます。
通信の暗号化などセキュリティ対策にも力を入れているサービスです。
料金
- 初期費用:5,000円
- 月額料金:980円
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2021年10月現在/詳細は公式サイトを確認
jFAX
特徴
FAX番号が選べて低コストで利用できるインターネットFAXです。
使い方はシンプルなメールでの送受信であるため、インターネットFAXを利用したことがないという方でも直感的に扱うことができます。
東京03の番号が利用でき、PDF・WORDなどのデータファイルを活用してそのままFAX送信ができるため、スマートフォンや携帯からでも利用可能です。
料金
- 登録手数料:1,000円
- 月額料金:990円
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2022年9月現在/詳細は公式サイトを確認
faximo
特徴
faximoとは、株式会社エディックワークスが運営しているインターネットFAXサービスです。
メールと同様の感覚でFAXの送受信ができ、インターネットが利用できる環境があればオフィスにいなくてもFAX対応ができることから、幅広い企業で導入されています。
普段から利用しているメールソフトでFAXを送信することができ、パソコンで作成したデータのFAX送信も可能です。
管理画面が優れており、リアルタイムで利用状況や送受信の状況を把握することができ、登録情報の変更も容易にできます。
料金
- 初期登録料:税別1,080円(初回のみ)
- 月額基本料:税別1,080円
※2022年9月現在/詳細は公式サイトを確認
PamFAX
特徴
PamFAXは、236カ国に対応しているインターネットFAXサービスです。
直感的な操作でFAXを送信することができ、サインインから書類をアップロードしてFAX番号を入力するだけというシンプル操作性が高評価されています。
1枚のFAXを複数の宛先へ送ることもでき、FAX送信時に専用のソフトウェアをインストールする必要はありません。
パソコンやスマートフォンなどマルチデバイスに対応しており、外出先からもFAXの送信が可能です。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:548円〜
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2022年9月現在/詳細は公式サイトを確認
モバイルFAX
特徴
モバイルFAXは、使い方が簡単かつ、手軽にFAXの送受信を行えるサービスです。
スマホで簡単に利用でき、送信内容を作成したら、EメールですぐにFAXとして送ることが可能です。
また受信の際も、スマホ内で送信された内容を確認できます。
クレジットカード不要で利用できるのも嬉しいポイント。
受信枚数は無制限かつ、送信枚数も最大50ページまでと、コスト削減したい際の強い味方と言えます。
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:980円〜
- 無料トライアル:最大30日以内は無料で試すことが可能
※2023年1月現在/詳細は公式サイトを確認
FAX.PLUS
特徴
FAX.PLUSは全世界で200万人以上が利用しており、企業の規模に関わらず、あらゆる業種に対応できるインターネットFAXです。
スマートフォンから利用できるため、場所を選ぶことなく、機器を揃える必要も無いためコストカットに最適です。
フリーダイヤルが使えるのも嬉しいポイントと言えるでしょう。
料金
- Free:月額0円
- BASIC:月額4.99ドル
- PREMIUM:月額9.99ドル
- BUSINESS:月額14.99ドル
- ENTERPRISE:月額49.99ドル
※2023年1月現在/詳細は公式サイトを確認
KDDIペーパーレスFAX
特徴
KDDIペーパーレスFAXは法人向けのクラウドインターネットFAXサービスです。
オフィス・外出先など場所を問わず、インターネットを利用して文書を送ることができ、ネット上にやりとりした内容が保存されるため、好きな時にPC・モバイル端末を利用してダウンロードしたり閲覧をしたりなど、使い勝手の良いサービスと言えるでしょう。
料金
- 初期費用:1,100円
- 月額料金:1,045円〜
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2023年1月現在/詳細は公式サイトを確認
Hellofax
特徴
Hellofaxは、アメリカ発のインターネットFAXです。
制限はかかりますが無料でFAXを送ることができ、毎月少量のFAXを送る方におすすめとなっています。
GoogleアカウントやDropboxのメールアドレスでも登録することができるため、手軽に登録できるサービスです。
金融機関レベルのセキュリティで暗号化されているため、いつでもセキュアな環境で利用できる点が優れています。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:9.99ドル〜
- 無料トライアル:無料プランあり
※2023年6月現在/詳細は公式サイトを確認
BizFAX スマートキャスト
特徴
BizFAX スマートキャストは、NTTコミュニケーションが運営しているインターネットFAXです。
VPNを活用したFAXの送受信ができるだけでなく、既存の電話回線を使用してFAXの送受信をすることもできます。
24時間365日のサポート体制を構築しており、万が一の故障などにも迅速に対応することが可能です。
普段使用しているメールソフトを利用してFAXを送受信することができ、複雑な設定も不要となっています。
一度に3,000件の宛先に対して、FAXを一斉送信することが可能です。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:19円〜/枚
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2023年6月現在/詳細は公式サイトを確認
TransFax
特徴
TransFaxは、クラウドタイプのインターネットFAXです。
FAX送信サービスと受信サービスに分かれており、利用用途にあったサービスを選ぶことで運用コストを抑えることができます。
帳票ソフトや基幹システムと連携し、効率的にFAXの送受信を行うことが可能です。
世界最大級のクラウドFAX送受信ネットワークを形成しているため、グローバルにFAXを送信することができます。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2023年6月現在/詳細は公式サイトを確認
メッセージプラス
特徴
メッセージプラスは、10年以上の運用実績があるインターネットFAXです。
FAX受信は無料で利用でき、低コストで運用できる点に強みがあります。
受信したFAXを加工し、データを相手先に送信することができる機能が搭載されています。
専用の「050」番号はFAX番号として利用することはもちろん、録音専用の留守番電話として利用することも可能です。
料金
- 初期費用:1,100円
- 月額料金:1,045円〜
- 無料トライアル:要問い合わせ
※2023年6月現在/詳細は公式サイトを確認
インターネットFAXに関して動画で詳しく解説
特徴を理解してインターネットFAXを導入しよう
インターネットFAXについて、概要やおすすめのシステム、導入のメリットなどを紹介しました。
テレワークでも活用でき、ペーパーレス化や業務効率化などさまざまな導入メリットがあるインターネットFAXは、FAXを活用した業務が多い企業にこそ導入がおすすめされます。
本記事で紹介したおすすめサービスや導入のポイントを参考にして自社にあったサービスを探してみてください。
10代の4人に1人がFAXを知らず、使ったことがないのは全体の約8割【FAXに関するアンケート】
調査概要
対象者:全国の15歳〜29歳の男女
サンプル数:300人
居住地:宮城県,東京都,愛知県,大阪府,福岡県
調査方法:ネットリサーチ
アンケート実施日:2022年2月7日
調査メディア: STRATE[ストラテ]:https://strate.biz/
【質問:FAXを知っていますか?また、使ったことがありますか?】
質問に対しての回答選択肢は以下
1.FAXを知らない
2.FAXを知っているが、使ったことがない
3.FAXを知っており、使ったことがある
10代〜20代の男女を対象とした「FAXを知っていますか?また、使ったことがありますか?」というアンケートで最も多かった回答は「FAXを知っているが、使ったことがない」で45%でした。
次いで多かったのが「FAXを知っており、使ったことがある」と回答した方の35%。「FAXを知らない」という回答が20%で、FAXを知らないと回答した方は全体の約20%に及びました。また、使用したことがない方は全体の約65%という結果になりました。
【10代の4人に1人がFAXを知らず、使ったことがないのは全体の約8割】
FAXを知らない、またはFAXを知っているが、使ったことがないと回答した割合を年代別でみてみますと、FAXを知らない方は10代が多く24%、20代は16%でした。
また、FAXを知っているが、使ったことがない方は、こちらも10代が多く54%、20代は36%に及びました。
FAXを知らない方が、10代では全体の4人に1人の割合でいることが分かりました。
また、FAXを使用したことがない10代の方は、全体のおよそ80%という驚きの結果になりました。
【FAXを知らないと回答した割合は女性より男性の方が多い】
FAXを知らないと回答した割合を男女別でみてみますと、男性が26%に対し、女性は14%にとどまりました。
女性よりも倍近く多い男性の方が、FAXを知らないということが分かりました。
■ ご取材、データ引用等可能です。
·STRATE[ストラテ]への取材、コメント
·本発表データの引用
その他事項に関しても調整可能です。下記、お問い合わせまでお願いいたします。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社SheepDog メディア担当
メールアドレス:[email protected]