eラーニングシステムの導入を検討する上で、「どのくらいの費用・時間がかかるのかわからない」という疑問をお持ちの企業も多いでしょう。
結論から言うと、eラーニングシステムの種類によって構築・開発費用は大きく異なります。
また、システムの種類によって導入のしやすさやカスタマイズ性の高さなど特徴が異なるため、種類別の特徴を知っておくことも大切です。
本記事では、eラーニングシステムの種類や開発費用、構築方法について解説します。
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eラーニングシステムの種類は3つ
eラーニングシステムの種類は次の3つです。
・クラウド型
・パッケージ型
・スクラッチ型
各eラーニングシステムの特徴を知っておくことで、自社に最適なeラーニングシステムの種類がわかるはずです。
クラウド型
クラウド型とは、提供会社が構築したサービスシステムにログインして利用する形式です。
自社サーバーの構築やインフラの整備が不要なので、他のシステムと比べてスピーディに導入できるのがメリットです。
また、バージョンアップなどの管理や運用に手間がかからないのもクラウド型の特徴と言えます。
しかし、カスタマイズ性が低いため、操作性など細かいところまでこだわりたい企業にはあまり向いていません。
パッケージ型
パッケージ型とは、既存のeラーニングシステムを自社のサーバーに導入する形式です。
既存のeラーニングシステムは使用するものの、導入するためには自社のサーバー手配やインフラの整備などが必要です。
パッケージ型はクラウド型よりもカスタマイズ性に優れています。
そのため、開発費用を抑えつつ自由にカスタマイズしたい企業はパッケージ型がおすすめです。
スクラッチ型
スクラッチ型とは、自社のサーバーに一からeラーニングシステムを構築する形式です。
クラウド型やパッケージ型よりも導入する手間がかかる一方で、既製品にはない独自の機能を追加できるメリットがあります。
そのため、自由にシステムを構築して長期的に運用していきたい企業にオススメです。
おすすめのeラーニングシステム
eラーニングシステムの構築・開発費用
eラーニングシステムの種類が分かったところで、ここでは構築・開発にかかる費用について紹介します。
・クラウド型の費用
・パッケージ型の費用
・スクラッチ型の費用
自社の予算に合った構築方法を探しましょう。
クラウド型の費用
クラウド型の構築・開発費用の目安は5~20万円前後です。
サーバーやネットワークの設定、保守管理などが不要なため、自社での管理費用を削減できます。
導入後の維持費は、利用者数に関わらず固定額を支払う「月額固定制」と利用者数(ID数)に応じた「従量課金制」のどちらかが一般的です。
他のシステムと比べてコスパが高いので、コストを抑えてスピーディにシステムを構築したい企業におすすめです。
パッケージ型の費用
パッケージ型の構築・開発費用の目安は100~300万円前後です。
サーバー構築やインフラの整備費用がかかるため、クラウド型と比べて高額になります。
既存品に加えて独自のカスタマイズを加える場合は、さらに高額になる場合もあります。
クラウド型で満足できず、自社独自の機能も追加したい場合は、パッケージ型を検討しても良いでしょう。
スクラッチ型の費用
スクラッチ型の構築・開発費用の目安は数百万円~数千万円です。
一からシステムを構築するためには、スキルが高いプログラマーやエンジニアは必須で、費用の大半が人件費になります。
発注するプログラマーやエンジニアによっても費用が大きく変動し、制作期間が長くなるほど費用も高額になります。
そのため、予算をしっかり決めた上で導入する余地があるのかを判断する必要があるでしょう。
eラーニングシステム構築方法
最後にeラーニングシステムの構築方法を3つ紹介します。
・自社開発
・外部委託
・eラーニングシステムの導入
1つずつ詳しく見ていきましょう。
自社開発
自社開発はその名の通り、企業内で開発チームを作り、eラーニングシステムを設計・開発する方法です。
最大の利点はシステムの柔軟性とカスタマイズ性が高いことです。
設計から開発までを自社で行うため、独自の要件を自由に組み込めます。
ただし、開発には時間と労力がかかる点には注意が必要です。
外部委託
外部委託は、専門の開発・構築会社やエンジニアにシステムの開発を委託する方法です。
自社内に開発・構築できる社員がいなくても、豊富なノウハウや経験を持った専門家に委託することで、品質の高いシステムを構築できます。
また、開発に関わる業務を委託することで、リソースや時間を削減できるのが外部委託のメリットです。
ただし、開発会社の選定や契約内容、スケジュールの確認には注意しなければいけません。
eラーニングシステムの導入
eラーニングシステムの導入は、既存サービスをそのまま利用する方法です。
最も手軽に導入できる上、使いやすいのが最大の特徴です。
また、既存サービスは利用者が多いため、サポート体制が充実しています。
手軽に導入できる半面、カスタマイズや独自の要件に対応できない場合がある点には注意が必要です。
自社のニーズが合った方法でeラーニングシステムを構築しよう
今回は、eラーニングシステムの種類や開発費用、構築方法について解説しました。
eラーニングシステムには「クラウド型」「パッケージ型」「スクラッチ型」の3種類があり、それぞれで特徴や開発費用が異なります。
開発・構築費用も決して安い価格ではないため、どのシステムを利用するのか自社のニーズや予算に合わせて慎重に選択することが大切です。
まずは、自社のニーズや絶対に必要な機能、予算などを決めた上で、最適なeラーニングシステムを構築しましょう。