アサーティブとは?言葉の意味や役割について解説

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アサーティブというコミュニケーション方法をご存知だろうか。実は、意外と身近にある考え方によく似ているものですが、正式名や本来のやり方は、多くの人が知らないようです。なので、本記事では、アサーティブというコミュニケーション方法について、言葉の意味から役割について解説していきます。

【アサーティブとは?アサーションとは違うの?言葉の意味について解説】

アサーティブ(Assirtive)とは、自身と相手を認めた上でおこなわれるコミュニケーション技法を意味します。例えば、「相手の意見や考えを聞き、尊重した上で自分の意見や考えを述べる」ことなどを指し、コミュニケーションを円滑に進めるための考え方や、具体的な方法として用いられています。また、別名「アサーション(Assertion)」「アサーティブス(Assertiveness)」とも呼ばれることがあり、2つの言葉も同様の意味を持ちます。

【アサーティブコミュニケーションの需要性】

幼い頃、学校や両親からは、「相手を尊重しなさい」「自分を持って、言いたいことはいいなさい」と、言われた経験があるのではないでしょうか。ゆえに、アサーティブの重要性についても、「理解に困る」という方は少ないでしょう。しかし、深い理解を探求していくことも重要であり、これまで「なんとなく知っていた」ということでも、実は意外と理解していない場合もあります。そのため、ここでは2つの「アサーティブではない方法のコミュニケーション」について解説したのち、アサーティブとそうでないものを比較して、重要性を明確にしていきましょう。

アサーティブでないコミュニケーションの1つめは「主張タイプ」。これは、相手の気持ちや意見をあまり考えず、ガツガツ主張していくタイプです。2つめは「受け身タイプ」。これは、自分の気持ちや意見を主張できず、言われると聞き入れてしまうタイプです。この2つは、互いに必要な部分が欠落しています。要するに「主張タイプ」は、相手の気持ちを考え、意見を聞き入れることが必要ですが、反対に「受け身タイプ」は、もっと考えや意見を伝える努力、または工夫が必要です。

そして、これら2つを良いとこ取りしたものが、アサーティブコミュニケーションになります。また、アサーティブを活用することにより、自分と相手を尊重することができ、物事が良いように回りやすくなります。ゆえに、ビジネスシーンや私生活において、アサーティブコミュニケーションが重要なのです。

また、アサーティブコミュニケーションをおこなうメリット (重要性)は他にもあります。例えばビジネスシーンの場合、上司から部下へのハラスメント防止。もちろん、上司にその気はなくても、部下の受け取り方次第では、「ハラスメントだ」と言われる可能性があります。そのような状況やトラブルを避けるという意味でも、アサーティブコミュニケーションは重要なのです。

【アサーティブコミュニケーションのトレーニング方法とは】

アサーティブコミュニケーションを上達させるためのトレーニング方法として、「DESC法」というやり方を実践してみると良いでしょう。ここでは、その具体的なやり方について解説します。

D(Describe):描写=事実を客観視する
E(Explanation):表現=意見や感想を述べる
S(Suggest):提案=行動して欲しい内容を提案する
C(Choose):選択=自身のとるべき行動を選択する

【D(Describe):描写とは】

D(Describe):描写とは、事実を客観視したもを表すことを意味します。またこの時、感情的なことは除いて「事実こうだよね」という部分に着目し、相手の理解を優先しましょう。なぜなら、感情や気持ちは「現状を変える方法として適切ではない」からです。ゆえに、相手に伝えたところで、むしろイラつかせてしまったり「結局何が言いたいの?」となってしまう可能性があります。なので、事実を客観視し、相手に伝えることを最優先にしましょう。

【E(Explanation):表現とは】

E(Explanation):表現とは、主観的な意見を述べることを意味します。またこの時、感情的な表現は控えて、相手の気持ちを害する伝え方にならないように気をつけることが大切です。なぜなら、ここでの目的は「自分の気持ちをハッキリ伝えること」だからです。ゆえに、情動的会話ではなく、「論理的で気持ちが伝わる会話」を意識して話しましょう。

【S(Suggest):提案とは】

S(Suggest):提案とは、事実・気持ちを元に解決策を提案することを意味します。またこの時、相手に対して強制的な印象やお願いではなく、あくまで提案や1意見で話すことが大切です。なぜなら、人は他人から強制されると反抗したくなる心理があるからです。なので、あくまで提案として提示し、相手に自ら選択や行動をしてもらうようにしましょう。

【C(Choose):選択とは】

C(Choose):選択とは、相手に選択を委ねる行為を意味します。またこの時、選択したことを反対するのではなく、尊重した上で柔軟に対応することが大切です。なぜなら、コミュニケーション取る目的は、トラブルを避けて円滑に進めたりすることだからです。ゆえに、どんな答えに対しても、対応策を考えておくことなどが必要になるでしょう。

例えば、研修や診断をおこなうさい、上記の順・内容にそって質問をしたり、研修生に対応したりすることで、相手の意見をうまく聞き出したり、どうして欲しいのかを伝えることができて、うまくコミュニケーションがとれるでしょうか。このように、アサーティブコミュニケーションができるようになるためには、「DESC法」をうまく活用してトレーニングすることが大切です。

【実社会でのアサーティブコミュニケーション活用例】

ここまで読んでいただいて、アサーティブコミュニケーションの具体的なやり方や、トレーニング方法についての理解は深まったでしょう。しかし、実際にどのようなやり方で、どのような言い回しをおこなうのか、イメージしづらいと思います。ゆえに、ここでは、実際に社会で使われる「アサーティブコミュニケーション」として、上記で解説した「DESC法」を活用例を「3つ」ご紹介します。

【医療現場の活用例】

まずはじめに、看護師と医者のコミュニケーションの場で、「看護師が院長に、会議の出席をお願いをしたい」という定の活用例を見ていきましょう。

D:院長さん。いつも患者さんのために、忙しそうに頑張ってらっしゃいますね。
E:私が思うに、患者さんのためにも新たな情報や効率的なやり方を考えることは、とても重要だと思います。
S:ですので、まとめた資料をもとに会議をおこないたいので、出席をお願いできませんか?
C:OKの場合「ありがとうございます。では明日、また細かな日程をお知らせします。」NOの場合「わかりました。では改めて、機会を設けていただけれそうな相談を、させていただければと思います。」

【ビジネスシーンでの活用例】

次に、部下と上司のコミュニケーションの場で、「部下から上司に、資料作成の期間の先延ばしをお願いしたい」という定の活用例を見ていきましょう。

D:〇〇部長。頼まれていた資料のことですが、予定より遅く、19時になってしまう見込みです。
E:〇〇部長には、ご迷惑をかけてしまっている状態なのは承知しております。申し訳ありません。
S:ですが、この資料を十分に仕上げたいので、19時まで待っていただくことは可能でしょうか。
C:OKの場合「ありがとうございます。19時に改めて伺います。」NOの場合「かしこまりました。であれば、どなたかにお手伝いをお願いして、完成させます。」

このように、「DESC法」をうまく活用しコミュニケーションをおこなえば、トラブルやその他リスクを避けることができるので、是非とも参考にしてみてください。

【まとめ】

いかがだったでしょうか。アサーティブの意味や役割、重要性について理解できたのではないでしょうか。また、本記事を読んで、自身の活動に役立てていただけると幸いです。

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    執筆者  STRATE[ストラテ]編集部

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