インターネットに接続できる環境があれば、特別な機器を用いずに電話業務ができるとして、IP電話アプリを取り入れる企業が増えています。
本記事では、おすすめのIP電話アプリや導入メリットなどについて解説していますので、参考にしてください。
IP電話アプリとは?
IP電話アプリとは、インターネット回線を利用して電話機や電話線を用いずに通話することができるアプリのことを指します。
インターネットに接続できる環境があれば、スマートフォンやタブレット、PCからも利用することができます。
IP電話アプリの特徴としては、固定電話を導入するより月々の電話料金を安価に抑えることができる点が挙げられます。
IP電話アプリは、サービスによって性能に差がありますが、固定電話と変わらぬ質で通話をすることができます。
IP電話アプリで使用する電話番号は、050からはじまり、それ以降は電話会社の特定番号、利用者の識別番号によって構成されています。市外局番や市内局番がなく、手軽に利用することが可能です。
おすすめのIP電話アプリ7選
MiiTel
特徴
MiiTelとは、株式会社RevCommが提供しているクラウドIP電話サービスです。
クラウドでの利用によって、実際に電話機を導入することなく電話料金や設置の手間、コストを削減することができます。
AI搭載型のサービスとなっており、分析力が高い点も魅力的です。
電話対応業務における、ブラックボックス化を解消し、より効率的な業務を実現します。
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:5,980円〜
- 無料トライアル:要問い合わせ
※価格情報は2024年3月現在のもの
MOT/TEL
特徴
MOT/TEL(モッテル)は、株式会社バルテックが運用しているクラウドPBXサービスです。
スマートフォン一台で03や0120、090といった幅広い番号で発信することができます。PCでの通話にも対応しています。
コストを抑えて利用できる点も魅力的で、幅広い企業から導入されている実績があります。
既に利用している外線番号を変えることなく利用でき、新規番号を取得したい場合は、一括申請も可能です。
料金
- 初期費用:29,800円
- 月額料金:3,980円〜
- 無料トライアル:要問い合わせ
※価格情報は2024年3月現在のもの
Comdesk Lead
特徴
Comdesk Leadとは、株式会社Widsleyが運営しているインサイドセールス向けのCTIです。
インサイドセールスCTIの中で、唯一携帯回線を使用できる点が特徴的で、通話コストを削減しながらも業務効率化を実現します。
スマートフォンとPCを組み合わせた利用で、自社のインサイドセールスを成長させていくことができます。
専用の機器を購入する必要もなく、平均70%のコスト削減実績があります。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
- 無料トライアル:1週間
※価格情報は2024年3月現在のもの
LaLa Call
特徴
LaLa Callとは、株式会社オプテージが運営しているIP電話アプリです。
社用スマホはもちろん、個人スマホにインストールしてビジネス用として使用することもできます。
月額の利用料が安く、「eo光」に加入している方であればさらにコストを抑えて利用することが可能です。
通話はもちろん、メッセージや写真、位置情報の共有、などもオプションとして利用することができます。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:110円〜
- 無料トライアル:要問い合わせ
※価格情報は2024年3月現在のもの
03Plus
特徴
03plusとは、株式会社グラントンが運営しているクラウドPBXサービスです。
従来のPBXでは専用機器の設置が必要で、時間やコストがかかっていましたが、クラウドで利用できるため、コストを抑えた利用ができます。
スマートフォンから03や06といった市外局番を利用することができるため、幅広い企業で導入されています。
内線通話は無料となっており、社内間での通話にかかるコストを削減することができます。
料金
- 初期費用:0円
- 月額料金:0円〜
- 無料トライアル:要問い合わせ
※価格情報は2024年3月現在のもの
Ever Call
特徴
EverCallとは、株式会社エバーバンクが運営しているCTIシステムです。
シンプルに利用することができるように、機能を絞って開発されており、現場が使いやすいCTIとして幅広い企業から導入されています。
BtoBインサイドセールス、BtoCアウトバウンド業務など幅広く活用することができます。
プレディクティブコール機能が搭載されているため、架電率の向上に効果的です。
料金
- 初期費用:要問い合わせ
- 月額料金:要問い合わせ
- 無料トライアル:要問い合わせ
※価格情報は2024年3月現在のもの
トビラフォンCloud
特徴
トビラフォンCloudとは、トビラシステムズ株式会社が運営しているクラウド型のビジネスフォンです。
内線・外線、代表番号発信など様々な通話機能を搭載しています。
すべての通信が暗号化されているため、データの取り扱いに不安があるという方にもおすすめです。
国際電話にも対応しています。
料金
- 初期費用:33,000円
- 月額料金:3,300円
- 無料トライアル:要問い合わせ
※価格情報は2024年3月現在のもの
IP電話アプリの導入メリット
コストを抑えた導入が可能
IP電話アプリは、専用機器の設置や工事が不要となっており、インターネットに接続できる環境があれば手軽に導入することができます。
社用のものや私用のスマートフォンをビジネスに利用することができるため、固定電話を導入するよりもコストを抑えることができる点がメリットです。
電話番号を使い分けることができる
IP電話アプリをインストールした端末を私用することで、個人の携帯電話番号とは別に電話番号を持つことができるため、スタートアップなどで社用携帯がない企業でもビジネス用とプライベートで番号を使い分けることが可能となります。
例えば、問い合わせ窓口を設置したい時にもIP電話を活用し、部署ごとに番号を発行して対応することもできます。
IP電話アプリの選び方
導入目的を決める
IP電話アプリを選ぶ際は、まずは自社の課題を明確にした上で目的を設定します。
IP電話アプリを導入することで、どのような効果を得たいのか、コストを抑えて電話業務をしたいのか、業務効率を高めたいのかなど、目的によって求められる機能が異なります。
経営層だけでなく、実際に電話業務に従事している現場にもヒアリングを行い、目的を設定しましょう。
料金の確認
IP電話アプリは、サービスによって初期費用がかからないものや、基本料金に利用料が加算された料金体系になるものなど、様々です。
また、利用するユーザー数ごとに料金が発生するものもあるため、大規模な利用を検討している場合は、月額固定のサービスを選んだ方が良いでしょう。
導入実績を確認
IP電話アプリの選定時は、導入実績を比較することもおすすめです。
IP電話アプリは、サービスによって通話品質やサポート体制が異なるため、導入実績が豊富なサービスを選んだ方が高品質なサービスを利用できる可能性が高まります。
ただし、高品質なほど価格が高くなる可能性もあるため、注意が必要です。
自社業界での導入実績が豊富なサービスであれば、安心して利用できるでしょう。
まとめ
IP電話アプリについて解説しました。
既存のスマートフォンやPCを活用してビジネス電話として活用することができるIP電話は、スタートアップから大企業まで、幅広い規模で利用することができます。