美容室や飲食店、エステといった店舗ビジネスでは、予約機能を導入することで顧客ニーズに対応できるようになり、売上向上や顧客データを活かしたマーケティングが可能となります
予約機能を取り入れる方法として、LINEを活用した予約管理を本記事では紹介しますので参考にしてください。
LINEの予約管理を無料で行う方法
LINEで予約管理を無料で行う方法として、LINE公式アカウントに搭載されている予約機能を活用する方法が挙げられます。
LINE公式アカウントとは、個人間でのコミュニケーションに使用しているLINEアカウントとは異なり、ビジネス向けの機能が搭載されているアカウントです。
個人向けのLINEアカウントと違い、LINE公式アカウントは、豊富な配信方法やクーポン機能などが搭載されているため、店舗ビジネスとの相性が良い点に特徴があります。
LINE公式アカウントは、無料から始めることができるため、予約機能もコストをかけずに導入することが可能です。
LINE公式アカウントの予約機能では、LINE上のメッセージを受け取ったユーザーが予約フォームに遷移し、予約を取ることができます。
ただし、予約サービスと連携していないLINE公式アカウントでは予約機能が利用できないため注意が必要です。(アプリを利用してLINEから予約を完結させる方法もあります)
「LINE公式アカウント運用自動化」なら”LOYCUS”

月額費用 | 要問い合わせ | 初期費用 | 5.5万円 |
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LOYCUSとはエキステム株式会社が運営しているLINE公式アカウントの運用ツールです。LINE公式アカウント活用を促進し、最適な友だちへ、最適なメッセージを、最適なタイミングで配信できます。配信・返信などの運用業務から友だちのデータ蓄積まで全部自動化でき、業務負荷を減らしながらマーケティング効果を最大化。また、配信効果の可視化により、PDCAサイクルを的確に素早く回せます。
「LINEでリファラルマーケティングをする」なら”LIBOT”

月額費用 | 9,800円〜 | 初期費用 | 1万円〜 |
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セグメント配信や顧客管理など、LINEアカウントの運用に優れたツールはありますが、既存の友だちを活かしたアプローチが主流となっているため、友だち数の増加という課題を解消できませんが、LIBOTであれば、新規集客からリピート獲得まで幅広いカバーが可能です。
「LINEを使った採用活動をする」なら”+one step”

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+one stepとは、株式会社テイチャクが運営している人材ビジネス向けに特化したLINE公式アカウントの拡張ツールです。繋がりがある求職者へのアプローチから、従業員の定着支援までを一元管理することができ、休眠状態の求職者の掘り起こしや、問い合わせ対応の増加、離職率の上昇といった課題解消を実現します。
LINEで予約管理を行う手順
LINEで予約管理を行う手順としては、まず予約サービスとの連携を完了します。
無料で利用できる予約サービスも登場しているため、コストをかけずに予約管理を行うことができます。
LINE公式アカウントを作成済みの場合は、プロフィールやリッチメニューに予約ボタンを追加します。LINE公式アカウントを持っていないという場合は無料で作成することが可能です。
LINE公式アカウントのプロフィールに予約ボタンを設置する方法
LINE公式アカウントの管理画面から、対象のアカウントを選択、上部にあるメニューの「プロフィール」をクリックします。
プロフィール設定ページに移行するので、「ボタンを追加」をクリックし、「予約」にチェックを入れて「次へ」をクリックするとURLを入力する画面に切り替わります。
予約サイトのURLを貼り付け、「追加」をクリック、ボタンに予約が追加されていれば「保存」をクリックした後「公開」をクリックすることでプロフィールに予約ボタンを設置することができます。
LINE公式アカウントのリッチメニューに予約ボタンを設置する方法
LINE公式アカウントのリッチメニューは、トーク画面の下部に表示されるメニューのことで、アカウントごとにメニューの内容をカスタマイズすることができます。
リッチメニューに予約へのリンクを設置するためには、LINE公式アカウントの管理画面から、「ホーム」→「トークルーム管理」→「リッチメニュー」をクリックします。
「タイトル」や「表示期間」を入力する画面になりますので、タイトルは任意で入力し、表示期間も設定、「メニューバーのテキスト」は任意で設定し、「メニューバーのデフォルト表示」は「表示する」にしておくと良いでしょう。
コンテンツ設定画面になるため、タイプを「リンク」に設定、予約サイトのURLを入力し、下書き保存しておきます。
リッチメニューに配置するボタンは、画像で制作する必要があるので用意しておきましょう。
おすすめのLINEマーケティングツール
LINEと連携できる予約管理システム
LINEと連携可能な予約管理システムをいくつか紹介します。
STORES 予約
STORES 予約とは、手軽に利用できる予約管理システムです。ネットショップ構築サービスのSTORESでお馴染みのヘイ株式会社が運営しています。
フリープランが提供されているため、基本無料で始めることができ、予約機能を手軽に導入することができます。
テンプレートが用意されており、自社のイメージに近いものを選択し、ガイドラインに沿って操作を進めるだけで予約システムを簡単に導入することが可能です。
フリープランでも月間100件まで予約を受け付けることができるため、規模によってはコストをかけずに予約管理をすることが可能となります。
Airリザーブ
Airリザーブは、株式会社リクルートが運営している予約システムです。
電話予約やネット予約だけでなく、来店予約といった様々な予約方法に対応しており、予約情報をクラウド上で一元管理することができます。
Airリザーブを利用することで、24時間予約の受付が可能となり、予約の機会損失を防ぎ、予約数の向上や売上アップが可能となります。
あらゆる予約情報が一元管理できるため、特定のスタッフしか予約状況を把握していない、といった属人化を解消することができます。
管理可能な情報は、顧客情報や予約の履歴なども管理可能です。
RESERVA
RESERVAとは、株式会社コントロールテクノロジーが運営している予約システムです。
専門的な知識がなくても手軽に予約機能を搭載できるため、これまでに170,000社以上が利用した実績があります。
顧客管理システムも搭載されており、予約システム経由で顧客情報を蓄積、データベースを構築することが可能です。
LINEを活用して予約管理を取り入れよう
LINE公式アカウントを作成することで、予約管理をはじめとした多彩な機能を利用することができます。
無料で利用できる予約サービスも多く登場しているため、コストをかけずに予約機能を取り入れることも可能です。
本記事を読まれた方は、この機会に予約管理について検討されてみてはいかがでしょうか。