RPAツールは、業務プロセスの自動化において有用なツールとして注目を集めています。
RPAツールを選定する際は、まず種類や導入形態などを基準にするため、RPAツールの種類ごとのメリット・デメリットを知っておく必要があります。
本記事では、RPAツールの導入形態や認識方法など、種類ごとのデメリットをまとめてご紹介します。
RPAツールの種類
RPAツールの種類は「認識方法の違い」と「導入形態の違い」の2つの視点で分けられます。
RPAツールの認識方法
RPAツールは人間が動かしたマウスやキーボードの操作を再現するため、まずは人間のマウスの動きやキーボード操作を認識させて登録する必要があります。
こういった実行させたい「動き」を認識させる手段として、画像認識・オブジェクト認識・座標認識の3つがあります。
・画像認識:あらかじめ登録しておいた画像が画面上に表示されると処理を実行する
・オブジェクト認識:指定したオブジェクトが画面上に表示されると、それに対して処理を実行する
・座標認識:指定した座標の位置に対して指定した処理を実行する
なかでも画像認識はプラグラミングの知識がない人でも感覚的に設定できる認識方法です。
RPAツールの導入形態
RPAツールの導入形態はクラウド型・デスクトップ型・オンプレミス型の3つに分かれます。
・クラウド型:Webサービスとしてブラウザ上でRPAツールを利用する形態
・サーバー(オンプレミス)型:自社のサーバー上にRPAツールをインストールして利用する形態
・デスクトップ型:特定のPCにRPAツールをインストールして利用する形態
おすすめの類似RPAツール
継続率98%の国産RPA: Robo-Pat DX(ロボパットDX)
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月額費用 | 要問い合わせ | 無料お試し | あり |
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初期費用 | 0円 | サポート費用 | 0円 |
プログラミングなどの専門的な知識がなくてもロボットを作成できる手軽さと、中小企業でも利用しやすい料金体系が魅力的で、すでに導入実績950社を突破している実績があり、その優れたサービス体制から利用継続率は、98%を達成しています。
ノンプログラミングでロボットを作成
ロボパットDXは、プログラミングなどの専門的な知識がなくても手軽にロボットを作成することができます。 RPAを自社に導入したいが、エンジニアがいないため新しいシステムを導入することができないという課題に対しても、現場の社員がロボットを作成して指示を出すことができるロボパットDXであれば、簡単に運用を開始することが可能になります。
短期での利用が可能
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さまざまな課題を解決
ロボパットDXを導入することで、属人的な業務の解消やスムーズな引き継ぎが実現できるようになります。また、売り上げに直結しないようなルーティーン業務の自動化、ロボットによる人材不足の解消なども可能になり、業務におけるミスや確認作業のストレスも軽減できます。
類似サービス: ipaSロボ
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月額費用 | 120,000円 | 無料お試し | 1ヶ月無料 |
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初期費用 | 0円 | 最低利用期間 | 1ヶ月〜 |
ipaSロボとは、株式会社デリバリーコンサルティングが提供しているRPAサービスです。 プログラミングなどの専門的な知識が不要で、手軽に導入できる点が特徴的で、作業ステップ単位にコマンドを設定するだけで業務の自動化を可能とします。
RPAコンサルタントによる無償サポートを提供
ipaSロボでは、「どの業務にロボットを導入すべきか」、「ロボットを作成する人材の確保・育成」などについて、RPAコンサルタントがプランニングからサポートしてくれるため、安心して導入することができます。
簡単操作でロボットを作成
画面上から簡単に設定することができ、作業ステップ単位で「どのような業務を行うか?」、「どのような条件を設定するか?」といったコマンドの指定をするだけで、プログラミングの知識がない方でも操作することができます。
充実のサポート体制
操作方法など不明な点については、いつでも質問ができるヘルプデスクが用意されているだけでなく、操作方法が学べるオンライントレーニングも提供しているため、初めてRPAを導入するという方でも安心です。
サポート体制に優れたRPA: RoboTANGO
(4.5)
月額費用 | 5万円 | 無料お試し | あり |
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初期費用 | 10万円 | 最短導入期間 | 要問い合わせ |
実際にRoboTANGOを導入した企業からは、「業務時間が大幅に削減できた」、「サポート体制が優れている」といった声が挙げられており、機能性はもちろん、初めての方にも親しみやすいサービスであることがわかります。
複数端末で利用可能
RoboTANGOは、一つのライセンスを複数のPC端末で利用することができるフローティングライセンスが標準搭載されています。 そのため、離れた拠点や部署を跨いだ利用も可能なため、最小限のコストで運用することが可能です。
低価格で利用できる
RPAツールは、初期費用や月額費用が高額になってしまい、自ずと大企業向けの製品が多いという印象を持つ方も多いでしょう。 RoboTANGOは、1ライセンス5万円から利用できるため、スタートアップ段階の企業でも導入しやすいという特徴があります。
録画機能でスムーズにロボット作成
RoboTANGOには、画面上の操作を録画する機能が搭載されており、これを活用して、はじめからスムーズにロボットを作成することができます。 ロボット開発の専門的な知識がなくても、普段行なっている業務をPC上で録画してロボットに覚えさせることで、簡単にベースのロボットを作成することができるため、導入から本格的な運用までを短期間で実現することが可能です。
画像認識タイプのRPAのデメリット
画像認識タイプのおもなデメリットは以下の4つです。
・デザインやレイアウトが変わると認識しない
・PCの解像度が変わると認識しない
・別のウィンドウが重なっていると認識しない
・デザインやレイアウトが変わるたびに再登録の手間がかかる
画面上に表示された画像をうまく認識できなければエラーが出て稼働停止してしまいます。
動作を安定させるには、登録した画像に含まれるソフトウェアの更新時に見た目の変更点を毎回チェックしたり、デザイン変更の多いソフトウェアは避けたりするなどの工夫が必要です。
デスクトップ型RPAのデメリット
デスクトップ型RPAのおもなデメリットは以下の4つです。
・RPAツールがインストールされたPCでしか利用できない
・自動化している間はPCを利用できない
・自動化できる業務範囲が狭い
・処理できるデータの量が少ない
デスクトップ型RPAは、導入コストが低く小規模な業務の自動化に向いているため、中小企業や個人で利用するケースにおすすめのタイプです。
サーバー型RPAのデメリット
サーバー型RPAのおもなデメリットは以下の3つです。
・専用サーバーの導入が必要
・導入コストが高い
・技術的な知識が必要
サーバー型RPAは、大量のデータ処理や複雑な業務プロセスの自動化に向いているため、大企業におすすめのタイプです。
【まとめ】RPAツールの種類ごとのデメリットも踏まえて自社に適したRPAを選ぶ
自社に適したRPAツールを選ぶためには、認識方式や導入形態などの種類ごとのメリット・デメリットを把握しておきましょう。
そのうえで、社員のスキルレベルや自動化したい業務、コスト、セキュリティ要件などを基準にして総合的に判断することが大切です。
最適なツールを選ぶことで、業務プロセスの自動化や効率化を実現し、生産性の向上やコスト削減などの効果が期待できます。
ただし、誤ったツールの選択や導入では失敗につながるため、慎重な検討が必要です。