RPAとチャットボットは、どちらも人間の代わりにロボットが作業を行ってくれるものですが、どのような違いがあるかご存じでしょうか。
これらは自動化できる業務に違いがありますが、組み合わせて使うことで多くの効果を発揮します。
この記事では、RPAとチャットボットの違いや組み合わせ事例について解説しますので、RPAやチャットボットの導入の参考にしてください。
RPAとチャットボットの違い
RPAとチャットボットの違いは「自動化する対象」です。RPAは「単純作業・計算」を自動化するのに対し、チャットボットは「会話」を自動化します。
RPAは「単純作業・計算」を自動化する
RPAが自動化する対象は、一定のルールが決められた単純作業や繰り返し行う定型業務、計算などの簡単な作業です。
例えば、システムへの情報入力や転記、定型メールの自動送信、データ収集、分析などの作業を自動化します。
RPAのメリットは
・人件費を削減できる
・膨大な件数を処理できる
・人的なミスを防止できる
・人力を重要な業務に割くことができる
などがあります。
重要度が低い業務をRPAで自動化することで、迅速かつ正確な処理ができ、適切な人材配置ができるため生産性の向上にもつながります。
チャットボットは「会話」を自動化する
チャットボットが自動化する対象は、パターン化できる案内や誘導、よくある質問への回答などの応対業務です。チャットボットがヘルプデスクやオペレーターの代わりとなって問い合わせ対応を自動で行います。
チャットボットのメリットは
・人件費を削減できる
・24時間対応が可能になる
・ユーザーが気軽に問い合わせできる
・ユーザーが直接書き込んだ内容を業務改善に活用できる
などがあります。
人件費削減や業務改善に活かせるなどの企業側のメリットだけでなく、ユーザーがいつでも気軽に問い合わせられるようになるため、顧客満足度の向上も期待できます。
おすすめの類似RPAツール
継続率98%の国産RPA: Robo-Pat DX(ロボパットDX)
(4.5)
月額費用 | 要問い合わせ | 無料お試し | あり |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | サポート費用 | 0円 |
プログラミングなどの専門的な知識がなくてもロボットを作成できる手軽さと、中小企業でも利用しやすい料金体系が魅力的で、すでに導入実績950社を突破している実績があり、その優れたサービス体制から利用継続率は、98%を達成しています。
ノンプログラミングでロボットを作成
ロボパットDXは、プログラミングなどの専門的な知識がなくても手軽にロボットを作成することができます。 RPAを自社に導入したいが、エンジニアがいないため新しいシステムを導入することができないという課題に対しても、現場の社員がロボットを作成して指示を出すことができるロボパットDXであれば、簡単に運用を開始することが可能になります。
短期での利用が可能
RPAツールの中には、年間契約しかできず、繁忙期だけRPAを導入したいのに余計なコストが発生してしまうものもあります。 ロボパットDXは、利用者側のニーズを理解して設計されているため、1ヶ月単位での導入を実現しています。
さまざまな課題を解決
ロボパットDXを導入することで、属人的な業務の解消やスムーズな引き継ぎが実現できるようになります。また、売り上げに直結しないようなルーティーン業務の自動化、ロボットによる人材不足の解消なども可能になり、業務におけるミスや確認作業のストレスも軽減できます。
類似サービス: ipaSロボ
(4.5)
月額費用 | 120,000円 | 無料お試し | 1ヶ月無料 |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 最低利用期間 | 1ヶ月〜 |
ipaSロボとは、株式会社デリバリーコンサルティングが提供しているRPAサービスです。 プログラミングなどの専門的な知識が不要で、手軽に導入できる点が特徴的で、作業ステップ単位にコマンドを設定するだけで業務の自動化を可能とします。
RPAコンサルタントによる無償サポートを提供
ipaSロボでは、「どの業務にロボットを導入すべきか」、「ロボットを作成する人材の確保・育成」などについて、RPAコンサルタントがプランニングからサポートしてくれるため、安心して導入することができます。
簡単操作でロボットを作成
画面上から簡単に設定することができ、作業ステップ単位で「どのような業務を行うか?」、「どのような条件を設定するか?」といったコマンドの指定をするだけで、プログラミングの知識がない方でも操作することができます。
充実のサポート体制
操作方法など不明な点については、いつでも質問ができるヘルプデスクが用意されているだけでなく、操作方法が学べるオンライントレーニングも提供しているため、初めてRPAを導入するという方でも安心です。
サポート体制に優れたRPA: RoboTANGO
(4.5)
月額費用 | 5万円 | 無料お試し | あり |
---|---|---|---|
初期費用 | 10万円 | 最短導入期間 | 要問い合わせ |
実際にRoboTANGOを導入した企業からは、「業務時間が大幅に削減できた」、「サポート体制が優れている」といった声が挙げられており、機能性はもちろん、初めての方にも親しみやすいサービスであることがわかります。
複数端末で利用可能
RoboTANGOは、一つのライセンスを複数のPC端末で利用することができるフローティングライセンスが標準搭載されています。 そのため、離れた拠点や部署を跨いだ利用も可能なため、最小限のコストで運用することが可能です。
低価格で利用できる
RPAツールは、初期費用や月額費用が高額になってしまい、自ずと大企業向けの製品が多いという印象を持つ方も多いでしょう。 RoboTANGOは、1ライセンス5万円から利用できるため、スタートアップ段階の企業でも導入しやすいという特徴があります。
録画機能でスムーズにロボット作成
RoboTANGOには、画面上の操作を録画する機能が搭載されており、これを活用して、はじめからスムーズにロボットを作成することができます。 ロボット開発の専門的な知識がなくても、普段行なっている業務をPC上で録画してロボットに覚えさせることで、簡単にベースのロボットを作成することができるため、導入から本格的な運用までを短期間で実現することが可能です。
RPAとチャットボットの使い分け方
効率化したい業務や期待する効果によって使い分けましょう。
単純な作業や繰り返しの作業、計算業務を自動化したいならRPAを、生身の人間に対する応対業務を自動化したいならチャットボットを使います。
ですが、RPAとチャットボットは組み合わせて使うことが可能です。
ユーザーが入力した情報をチャットボットで収集し、RPAがそのデータの処理を行うというしくみで、例えばユーザーが欲しい商品をチャットボットに入力すると、RPAが商品のページや写真を探し出してメールで送信します。
このように、RPAとチャットボットを連携すると、自動化できる業務の幅が広がり、RPAとチャットボットの両方の効果を得られます。
RPAとチャットボットの組み合わせ事例
RPAとチャットボットの組み合わせ事例を2つご紹介します。
本人確認・住所変更を自動化
セブン銀行は、RPAとチャットボットの連携で本人確認と住所変更の手続きを自動化しました。
ユーザー自身が操作し手続きを行うサービス「ダイレクトバンキングサービス」で手続き自動化は既に行っていました。
しかし、本人確認に必要なIDとパスワードを忘れた人に対しての本人確認はテレホンセンターで対応していたのです。
そこで、顧客の問い合わせと変更手続きの処理をチャットボットとRPAで自動化し、人間のオペレーターなしで24時間いつでも本人確認と住所変更が完了するしくみを完成させました。
クレジットカードのWeb申し込みを自動化
とあるクレジットカード会社は、RPAとチャットボットの連携でクレジットカードのWeb申し込みを自動化しました。
従来の仕組みでは、申し込みの際の入力項目が多く承認されるまでの時間もかかるため、ユーザーの利便性が低いという課題を抱えていたのです。
正確な処理が可能なRPAと、会話を通してデータ収集を行えるチャットボットを導入し、データの収集と処理を同時に行えるようにしました。
その結果、正確性を維持しつつ、承認にかかる時間の短縮や顧客体験の改善に成功したのです。
【まとめ】RPAとチャットボットの連携で幅広く業務を自動化
RPAとチャットボットの違いは「自動化する対象」です。
RPAが自動化する対象は定型業務や単純作業、計算などに対して、チャットボットが自動化する対象は問い合わせに対応する業務です。
RPAとチャットボットは連携することによって、幅広い業務の自動化ができ、業務効率化や顧客満足度の向上、生産性の向上などの多くの効果を得られます。