経費計算などの業務の仕組みを電子化するワークフローシステムは、自作可能です。
自作するとコストを抑えられるなどのメリットがありますが、注意しなければならない点もあります。
本記事では、ワークフローシステムを自作する方法やメリットについて紹介します。
自社に適したワークフローシステムを作成し、業務を改善したいと考えている方は、ぜひ、最後まで記事をご覧ください。
ワークフローシステムとは?
日々の業務の中で行われる一連の流れを、PCなどを利用して可能にしたものがワークフローシステムです。
ワークフローシステムを導入すると、作業効率の向上やDX化促進に繋がります。
また、さまざまな業務をワークフローシステムで一元管理できるため、セキュリティや内部統制の強化も可能です。
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ワークフローシステムを自作するメリット
ワークフローシステムを自作すると、次のようなメリットがあります。
1.システムにかける費用が軽減できる
2.自社に適したワークフローシステムが作成できる
3.情報漏えいなどのリスクを軽減できる
それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。
システムにかける費用が軽減できる
ワークフローシステムを自作すると、システムにかける費用が軽減できます。
ワークフローシステムは、開発会社のサブスクリプションサービスも利用可能ですが、毎月の費用がかかります。
料金は利用するシステムによってさまざまですが、1年で考えると相当なものになるでしょう。
ワークフローシステムを自作した場合は、毎月の費用は当然かからないので、システムに利用する予定の費用を他へ回せるのです。
自社に適したワークフローシステムが作成できる
自社に適したワークフローシステムを作成できるのも、自作するメリットの1つと言えるでしょう。
パッケージ化されているワークフローシステムは、自社にとって不要なものが含まれているケースも多くあります。
その点、ワークフローシステムを自作するときには必要なものだけを盛り込めるため、無駄なく管理・運用ができるのです。
情報漏えいなどのリスクを軽減できる
ワークフローシステムを自作することで、情報漏えいなどのリスクを軽減できます。
どのようなことかと言うと、ワークフローシステムをカスタマイズする必要がある場合、サービス提供会社に自社の情報を提供する必要があります。
その際に、情報が外部に漏れてしまうリスクが故意・過失問わず少なからず存在するのです。
その点、自作する場合は外部に情報を提供する必要がないので、情報は守られます。
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ワークフローシステムを自作する方法
ワークフローシステムを自作する方法は2つあります。
1.ノーコードツールを利用する
2.フルオーダーメードで作成する
それぞれについて説明します。
ノーコードツールを利用する
ワークフローシステムは、ノーコードツールを利用するとプログラムの知識がなくても比較的容易に作成可能です。
現在ではさまざまなノーコードツールが提供されています。
その中から、自社の目的に適したものを選ぶと良いでしょう。
ただし、ノーコードツールでワークフローシステムを作成する場合はカスタマイズが難しい場合もあります。
ノーコードツールでワークフローシステムを作成するのには、限界があることを理解しておきましょう。
フルオーダーメイドで作成する
ノーコードツールで対応できないワークフローシステムは、フルオーダーメイドで作成するのが良いでしょう。
フルオーダーメイドは「フルスクラッチ」とも呼ばれ、1からシステムを構築していくことです。
コストも手間もノーコードツールを使用するときよりもかかりますが、自社に完全に適したワークフローシステムを作成できます。
後で機能を追加したいときでも、自社で作成したシステムのためすぐに対応可能です。
自作ワークフローシステムの注意点
ワークフローシステムを自作するときには、次のようなことに注意しましょう。
・必要な機能を見極めた上で作成する
・柔軟性・拡張性のあるシステムを構築する
・長期的な視点で開発する
ビジネスは常に変化しているため、ワークフローシステムを1度作成した後に変更したい点も出てくるでしょう。
その時に、システムの追加や変更が容易にできないと、自作したワークフローシステムが十分活用できないといった事態が発生します。
そのようなことにならないためにも、先を見越したワークフローシステムの構築が必要です。
ワークフローシステムは自作できるが注意も必要
ワークフローシステムは自作可能ですが、日々変化するビジネスシーンに対応できるシステムを構築する必要があります。
柔軟性や拡張性に欠けるシステムを作成してしまうと、自社に適したワークフローシステムを作成したはずなのに上手く活用できなくなってしまうからです。
ワークフローシステムを作成する際には、自社の現状を十分に把握し、先を見越したワークフローシステムの構築を心がけるようにしましょう。