近年、企業の通信インフラとしてIP-PBXが注目されています。しかし、クラウドPBXという言葉もよく耳にするようになりました。これらの違いは何なのでしょうか?
この記事では、IP-PBXの基本から、クラウドPBXとの違いを紹介していきます。
IP-PBXとは
IP-PBXは、IP電話機で従来のPBXと同じ機能を実現する通信システムのことを指します。企業内のネットワーク上にIP電話機を接続し、内線電話網とLANを統合することで、通信コストの削減や効率的な運用が可能となります。
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月額費用 | 要問い合わせ | 無料お試し | 要問い合わせ |
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初期費用 | 要問い合わせ | 導入実績 | 300社、700拠点以上 |
YouWireとは、株式会社ギークフィードが運営している録音システムです。 携帯電話やオフィスの固定電話、会議での音声議事録などの音声を一元管理することができ、電話業務におけるトラブルの防止や、会話録音によるオペレーターの育成、顧客とスタッフの認識違いの防止などが実現できるとして、幅広い業界で導入されている実績があります。
低価格かつ短時間での導入が可能
YouWireは、固定電話·携帯電話どちらを利用の場合でも、初期費用や月額費用は低価格となっています。 自社開発のサービスであるため、高品質かつ多機能でありながら、価格を抑えた提供を可能としています。
既存システムとの連携も可能
既に他社の通話録音サービスを利用している場合でも、YouWireはCTIやCRMとの連携支援も行なっているため、安心して乗り換えることができます。
クラウドで一元管理
YouWireは、固定電話だけでなく携帯電話もクラウドサーバーでの管理を行なっています。 クラウドで利用できることで、いつでもリアルタイムの情報を把握することが可能となり、顧客対応の質や問題解決のスピードが向上します。
類似サービス: BIZTEL(ビズテル)
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月額費用 | 15,000円〜 | 無料お試し | 要問い合わせ |
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初期費用 | 50,000円〜 | 最短導入期間 | 5営業日程度 |
BIZTEL(ビズテル)は株式会社リンクとブライシス株式会社の共同事業として運営しているサービスです。 モバイル、ビジネスフォンはもちろん、コールセンター業務に最適なシステムに強みがあり、国内導入実績No. 1のクラウド型コールセンターとして大規模コールセンターをはじめとした2,000社を超える多数の企業で導入実績があります。
幅広いテレフォニーサービスを提供
BIZTELの有名なサービスといえばコールセンター業務を支えるBIZTELコールセンターがありますが、携帯端末の内線化を可能にするBIZTELモバイル、クラウド型IPビジネスフォンサービスのBIZTELビジネスフォンなど多彩なサービスを取り扱っています。
コールセンターに必要な機能を標準装備
BIZTELでは、待ち呼や入電状況、応答率などをリアルタイムで表示することができます。このように対応状況を可視化することでセンター運営の効率化へと繋がります。また、座席追加などの設定変更もブラウザ経由の管理画面から簡単に行えます。操作性の良さはもちろんのこと、画面の見やすさも好評です。
CRM連携機能
BIZTELではSalesforceを始めとする各種CRM/SFAと簡単に連携することができます。この連携機能を使うことで顧客情報を一元管理することができ、業務の効率化へと繋がるのです。
類似サービス: Dream Cloud PBX
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番号利用料 | 月額200円〜 | 無料お試し | 要問い合わせ |
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アカウント発行費 | 20,000円 | 最短利用席数 | 1席〜 |
Dream Cloud PBXとは、株式会社ドリームソリューションが運営しているクラウドPBXサービスです。 インターネット環境とPC・有線IP電話機(ドリームソリューションで用意可)があれば、オフィスに限らず在宅勤務でも会社番号を利用できるようになり、多様な働き方を促進します。
内線の無料化
Dream Cloud PBXを導入することで、内線間での通話が全て無料となります。 別拠点や海外からの利用でも無料となるため、コストカットを実現できます。
着信時の対応を効率化
Dream Cloud PBXでは、着信時の便利機能として、内線ごとにどの番号を表示させるかを設定することができます。 また、不在時には転送機能を利用することや、メールによって、いつどこから電話があったのかをリアルタイムに通知することも可能なため、取りこぼしを防止することが可能です。
人材育成に効果的な機能を搭載
Dream Cloud PBXには、モニタリング・ウィスパリング機能が搭載されています。 モニタリング機能では、電話対応中の内容を、他のスタッフが確認することができ、ウィスパリング機能で担当者にアドバイスを出すことが可能です。
IP-PBXの種類
IP-PBXには大きく分けてハードウェアタイプとソフトウェアタイプの2種類が存在します。それぞれの特徴や適用シーンについて詳しく見ていきましょう。
ハードウェアタイプ
従来から存在するタイプで、電話交換機能に加えて、スイッチやルータ機能も提供しています。多くの企業で製品化されており、企業の規模やニーズに合わせて選択することができます。
ソフトウェアタイプ
オフィスのサーバにインストールする形式で、新たなハードウェアの導入が不要です。拡張性に優れており、ライセンスを追加するだけで容易に拡張が可能です。
IP-PBXを導入するメリット
IP-PBXの導入には多くのメリットがあります。低コストでの導入、高いカスタマイズ性、集中管理の利点など、ここではその主要なメリットを3つに絞って詳しく解説します。
低コストで導入可能
IP-PBXは、従来のPBXに比べて導入コストが低く、運用コストも削減できます。特にソフトウェアタイプの場合、新たなハードウェアの導入が不要であるため、初期投資を抑えることができます。
カスタマイズ性に優れている
IP-PBXは、企業のニーズに合わせてカスタマイズが可能です。特定の機能の追加や、システムの拡張が容易に行えます。
構築が1拠点で済む
複数の拠点がある企業でも、IP-PBXの設備は1セットのみで運用が可能です。これにより、各拠点での設置や管理の手間が省けます。
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IP-PBXとクラウドPBXとの違い
IP-PBXとクラウドPBX、これらは似ているようで実は大きく異なる点があります。仕組みや設置機器、料金体系など、主要な違いを3つの観点から詳しく比較します。
仕組みの違い
IP-PBXは企業内のネットワーク上に構築されるのに対し、クラウドPBXは外部のサーバ上でサービスが提供される点が異なります。
設置機器の違い
IP-PBXは企業内に専用の機器を設置する必要がありますが、クラウドPBXはインターネット環境さえあれば利用可能です。
料金の違い
IP-PBXは初期投資が必要ですが、クラウドPBXは月額料金制となっており、初期投資を抑えることができます。
IP-PBXとクラウドPBXのどちらを導入すべき?
現代のビジネス環境では、効率的なコミュニケーションが求められます。そのため、企業の通信インフラの選択は非常に重要です。
IP-PBXとクラウドPBXは、その選択肢の中で最も注目されている2つのシステムです。しかし、どちらが自社に適しているのかは、企業の規模やニーズ、将来的な展望によって異なります。
IP-PBXが向いている企業
IP-PBXは、物理的な機器やサーバを企業内に設置する形式の通信システムです。このため、以下のような特徴やニーズを持つ企業に特に適しています。
大規模な企業
特定のカスタマイズが必要な企業
長期的な運用を考えている企業
IP-PBXは、大量の通話を同時に処理する能力を持っています。そのため、大規模な企業や多数の従業員を持つ組織での導入が推奨されます。また、企業の特定の要件やニーズに合わせてカスタマイズが可能です。
独自の通信環境や機能を構築したい企業には、この柔軟性が大きなメリットとなります。IP初期投資は必要ですが長期的に見ると運用コストが低くなる可能性があり、長期的な視点での運用を考えている企業には、IP-PBXの導入が適しています。
クラウドPBXが向いている企業
クラウドPBXは、外部のサーバ上で提供される通信サービスです。このため、以下のような特徴やニーズを持つ企業に特に適しています。
初期投資を抑えたい中小企業
柔軟な運用を求める企業
短期的なプロジェクトでの利用を考えている企業
クラウドPBXは、物理的な機器の導入が不要で、月額料金制となっているため、初期投資を大幅に抑えることができます。また、迅速に機能の追加や変更が可能です。遠隔地からのアクセスや、拠点間の連携も容易です。
柔軟性を求める企業にはクラウドPBXが最適であり、一時的なプロジェクトや短期間の利用を考えている企業にも、クラウドPBXの導入がおすすめです。契約期間を短く設定することで、無駄なコストを抑えることができます。
低コストで運用したい企業はIP-PBXがおすすめ
IP-PBXとクラウドPBX、それぞれにはメリットとデメリットがあります。しかし、低コストでの運用を重視する企業にとっては、IP-PBXの導入がおすすめです。ニーズに合わせて最適な選択を行いましょう。